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10. 01. 06

New Year's Calligraphy もしくは書きぞめ

今朝、Japan Timesを見ていたら、
小学生が学校の書きぞめ大会で字を書いて
いる大きな写真があって、下に
--Participates in the annual New Year's
calligraphy. と説明があっったんですよ。
いくら謙介が英語に疎いったって、New Year's
calligraphyが書きぞめのことなんだろう、という
ことはわかるんですけどね。

でもさぁ、「新しい年の書道」が「書きぞめ」という
こと? って思ったら、やっぱりそれは違うでしょ? 
って思ってしまうんですよね。

書きぞめっていうと、おそらくみんなすぐに
なんだか学校の冬休みの宿題、とかさ、 学校によったら
3学期になってすぐに校内書きぞめ大会とかあって、
そういうふうに字のおけいこ、としてしか考えられない
みたいになっちゃってますよね。

確かに文字の練習っていう側面だってありはするんですが、
本当は、おめでたい意味の言葉をその年の最初に書くことで
新しい年に福を呼び込もうとした、っていう意識があるわけですよね。
これは、何も日本だけでなくて、中国でも春節の時に
家の門に赤い紙でおめでたい言葉を書いて
福を呼び込もうとする、っていう習俗、今もあるじゃないですか。

こういうふうに文字の持つ言霊の力とか呪術性によって
福を呼び込もうとする意識が書初めの背景にあって、、、
だからおめでたい言葉を選んで書く、ということを
したんだと思います。

もちろん字の上達という意味もありはしますけどね。

でも、[calligraphy]って、確かに訳したら書道、ということに
なるんだろうけど、これは字をお藝術的に書きました、
っていうだけでさ、すごく即物的な気がするんですよ。
そこには、おめでたい字を書いて、「どうか今年が幸せな年に
なればいいのですが。」という、字を書いた人の祈りとか
願い、というような要素は全く反映されていなくて
ただただ「上手に字を書きました。」という意味だけしか
ないように思ってしまいます。

その辺、やっぱり表意文字の漢字を遣ってきた
中国とか日本と、

表音文字を遣ってきた西洋とは、同じ文字を書くという
行為ひとつをとってもその意味付けが全然異なっていますよね。
こうした字を書く、ということについて、西洋と東洋では
やっぱり簡単に理解しあえない、大きな壁があるんじゃなかろうか、
って思いました。
大きな意識の差が、「字を書く」というひとつのことを取っても
あるよなぁと思いながら、俺は
その新聞記事を見ていたのでした。

え? なになに?
謙介の書きぞめは、って?
え、そ、そんなぁ、
えーっとですね。まぁ、
あはははははは。はーあ。

それではこれにて。余は帰るぞ。
サバラぁぁぁ!

(今日聴いた音楽 そして僕は途方に暮れる 大沢誉志幸
 1984年 音源はレコード)

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Comments

2010年も、はや6日が過ぎ、門松も片付けたのですが…
私もハハハァーッ…って状態が継続中です。フフッ。

Posted by: ヒシ | 10. 01. 06 at 오후 11:08

 そうですね,アラビア文字などによるイスラームの「書」も,美しくはあるけど何かが違うって感じがします。
 ・・・碌に書けもしない人間がナニ言ってんだって話ですが。

 ってことで,ワタシはグワシィぃぃっ(逃

Posted by: Ikuno Hiroshi | 10. 01. 07 at 오전 12:58

---ヒシさん
今日から(1月7日)NHKではじまりましたですねー。見ました? 原作は去年読んでたんですが、、久しぶりにあれを読んでいたら、あ、書かなくちゃ、と思いました。でも、ヒシさんのように日常的に書く、ということを最近はサボっているので、、書くとあまりの、、衝撃で、以前はこんなじゃなかったのになぁ。やっぱりサボるとあかんようになるなぁ、と思うのですが、、。おさんの決意は一晩寝たら忘れてしまいます。

Posted by: 謙介 | 10. 01. 07 at 오후 10:16

---Ikuno Hiroshiさん
いえいえそんなことはありません。みんながみんなIchiroのようなバッティングができるわけではありませんし、小澤さんのような(ちょっと心配)タクトを振って、音楽が構築できるわけでもないですが、文句はいっちょまえにみんなかましています。
評論家・批評家なんてできもしないのに、ああだこうだ、と口だけはいいますから。
でも、やっぱり表意文字の国と、表音文字の国ではそれぞれの文字観がどうしても理解しあえない部分があるよなぁ、とは思います。

Posted by: 謙介 | 10. 01. 07 at 오후 10:20

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