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09. 12. 16

字を書く

Turedure

兼好さんの言葉を俟つまでもなく
今年もあともうわずかになりました。
歳月の経過はあっと言う間だなぁ、
と改めて思う時期になりました。


さはさりながら。
謙介は仕事場の仕事で後、どうしても
ある程度の目処をつけておかないといけないものが
まだ目処がつけられる状態ではなくて、
ちょっと焦っています。

この時期になると、日常の仕事以外に
やれ仕事場の部屋全体の大掃除だの、研修会だの、と
日常の業務以外の仕事もいくつかあります。
カレンダーを逆算して、この日の午前中は使える
この日は午前中がダメ、と日程を睨んで、
えーっとえーっと、って綱渡りみたいな調整をして
いるところです。

これをお読みのみなさんはどうでしょうか。
今年、どうしても片付けておかなければならないこと、
年のはじめにこれはしたい、と決意したのに、
まだ何も手をつけないままでここまで来てしまった、ということ
はないでしょうか。
あれこれと悩むことはあると思うのですが、
ここでエイヤァ、と気合と勢いで片付けて
しまうのは、いかがでしょう?

それから年賀状の話もあちこちで出るようになりましたね。
今年は今まで暖かい日が多かったものだから
いまひとつ年の暮れ、という気がしなくて
年賀状? え? 何? とか思っていたのですが
やはり年の暮れです。ここにきて急に寒く
なってきて、あ、年賀状、と思うように
なりました。


謙介は仕事でしょっちゅう郵便物を発送するので
ほとんど毎日郵便局に行きます。
最近では、メール便のようなほかの配送方法も
できて、俺もいろいろ試してみたのですが
相手方に到着する所要時間は、やはり郵便が
一番早かったです。

それはともかく。
今、郵便局に行くと、入り口にそれはそれはでかい
”おぐりしゅん”のポスターが貼ってあるわけです。
謙介、そのポスターを見て、前々からどうしても
郵便局の人に聞きたかったことがありました。

でも、その質問、本当にしようもないことだったので
聞くのもどうかなぁ、と逡巡していたわけです。
でも、そうしているうちにも、その疑問が自分の中で
どんどんふくらんでくるわけです。
しかもここ数日というのは
その気持ちが自分の中で膨張しまくって、
もうどうしようもなくなってしまいました。

それで、とうとう今日、その質問をしてしまうことにしました。

ええい。


「あのですね」
「はい? 」質問の相手は、いつもの郵便局のおねいさんです。
「入り口に”おぐりしゅん”のポスターはってあるじゃないですか。」
「あ、はいはい。」
「あの写真、おぐりしゅんが年賀状を投函する写真ですよね。」
「そうですね。」
「あそこに写ってる年賀状の字、って、あれ、ホンマにおぐりしゅんが
書いた字なんですかね。」
「は? 」
「あのハガキの字、ってホンマにあの人が書いた字なんですかね? 」
「う-----------------ん。」
すいません。こんな質問で。


でも俺、すごく聞きたかった質問なんですよ。
聞かれたおねいさんは、「そんなこと私が知るはずないやんか。
まったくもう、このおっさんときたら、何をしつもんするかと思ったら
あほげなしつもんしよってからに。なにかんがえとんや、ぼけー。」
というふうな表情を一瞬して、(そうほんの一瞬。そういう表情がよぎったのを
謙介は見のがさなかったぞ。笑)

そうしてから、「たぶん書いてないんちゃいます? ほかの人が書いたんやと
思いますけど。」と自らの感想を答えの代わりにしたのでした。

うーん。


だって俺、結構人の書いている字って気になるんだもん。
そういえば、いつだったか、NH○の実家の街の放送局で
「天地人」の巡回展があって行ったとき、おぐりしゅんの
色紙も展示されていましたけれど、この郵便局のポスターの字とは
ちょっと違っていたようにも思いました。
(でもまぁあれはサインだったからなぁ。)
ただ、あのサインの字もポスターの写真の字を見た時も、あ、
やっぱり男の書いた字だなぁという感じはしました。


字って、性別が出るんですよ。
男の書いた字と女の書いた字はやっぱり違います。
男の字って、書くときに筆記具とか、字そのものに
かかる力がやっぱり強いんです。
(まぁたまに女性でも、すごく筆圧の強い人がいますけれど。)
このブログをごらんの男の人に聞きたいのですが、
たまにワープロでなくて、書類とかレポートとかで
手書きの字を書いたときに、肩がこったとか、すんごく疲れた、
という経験ってありません?


どうしてそうなるか、って言えば、そりゃもう簡単なことです。
余計な力が肩とか腕にかかっているからです。
その字を書くときにかかる力が思いっきり強かったり、
ここは力をかけないでいい、とされている部分に不必要な強い
力がかかってしまうと、書いた文字が「クセのある字」に
なってしまったりします。


字を書くのって、それに適した姿勢とか、筆記具の持ち方が
要ります、って俺が前に言ったら、
「え? そんなものあるの? 」って聞かれて、思わず俺のほうが
こけそうになったことがあります。

じゃあ、聞くけど、水泳だって、その泳ぎ方に照らした
正しいフォームっていうのはないんですか?
野球の投球のフォームって、何でもありで、
むちゃくちゃでもいいんですか?
テニスだって、サッカーだって、正しいフォームってあるんじゃ
ないですか?

ありますよね。
正しいフォームでボールを投げているか、
正しい姿勢で竹刀を打っているか、
それはそれは指導者から何度も何度も
注意があったりしますよね。
そういうものでしょ?

なのにどうして字だけ、正しいフォームが要ります、って
言ったらそんなふうにびっくりされるのか。

そういう人の頭の中に多分ねスポーツじゃあるまいし、
たかが字を書くのに、何でそこまで、って
いう考えがひそかにあるんじゃないか、って思います。

だけど、正しいフォームって別に字を書くだけじゃ
ないはずですよね。何にしろ、正しいフォームっていうのは
ちゃんとあって、それは無理な力のかからない、身体の
動きに自然な動きだったりするんじゃないですかね。


人が字を習うっていうのは、字の形そのものを習う、
っていうことももちろんあるのですが、
それ以外に実は、字にかかる力をコントロールする
方法、っていうのも実は自然に習っていたりするんですよ。

ただね、力のこもった字が悪い、とは言いません。
なぜかと言うと、握力の強い人って、字がうまくなる
素質がありますから。
字の上手な人、って結構握力も強いんです。
字がうまくなった結果握力も強くなったのか。
握力が強いから字もうまいのか、
どうしてなのかはまだよくわかんないんですけどね。


郵便局のおぐりしゅんの持っている年賀はがきの字は
ちょっと角度のせいもあって見づらいのですが
男の子らしい筆跡で、丁寧に書いた字だなあ、というのが
分かる字で、なかなかいいじゃないか、って思います。

それからたまに「私、字の大きさが全然不ぞろいで
何か字が汚く見えるんですよね。」っていう
話を聞くことがあります。
俺、それを聞いて「へ? 」って思ったりするわけですよ。

字の大きさなんて、手書きだったら不ぞろいで当たり前です。
活字のフォントみたいに大きさを揃える
ほうがよほど変ですよね。
それに字を書くときには、
画数の多い字は少し小さめに。
画数の少ない字は少し大きめに。
という基本があります。


字の形によって平べったく書いた
ほうがいい字もあれば、縦長の
ほうが見栄えがいい字もあります。
それをおしなべてひとつの寸法の枠の
中に入れてしまうほうが、よっぽど変です。


手書きの字ってやっぱり
その人の個性が出ますから、目が自然に
吸い寄せられていきますよね。例えば新聞広告にだって
結構手書きの文字が使われていたりするのは
注目をひくから、でしょうし。


年賀状、あんなもの、廃止してしまえーっていう
人もいるし、好きよ、っていう人もいるし。
俺の前の職場は、お互いの申しあわせで
一切書きませんでした。
ところが今の職場は書くことになっています。
虚礼廃止でええやん、っていう人もいれば
だけどまぁ、とりあえずの生存報告(笑)くらいあっても、、
という人もいます。
うちの職場でも結構いろいろな考えがあって
そこがおもしろい、と思います。

でもまぁ、全部プリンター任せにしないで、やっぱり
一言添えて、その部分は手書き、っていう人が
結構多いのでしょうか。

寒くなってきましたね。
うちの仕事場の裏山も今日は山頂に雪が
積もっていました。
うちの家でも、急に煮込み料理が
増えてきました。

Nimame


うちではストーブが完全調理器具化してしまっています。
目下、ハッシュドビーフと煮豆を製作中です。
ハッシュドビーフは最初、もうボケたみたいな味だったの
ですが、ドミグラスソースが次第に煮詰まってきて
いい感じになってきました。
煮豆はお弁当に持っていきます。
ハッシュドビーフは家での食事用です。

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Comments

今日、郵便局に行ってきたのですが、彼の顔だけみててハガキにまで目が行かなかった・・・(ノ_-。)
学生時代は筆圧が強い上に子供っぽい字だったので、社会人になってから筆圧を弱めにするよう意識して、前よりは弱くなりました。
標準がどんなもんか分らないんですけど、何度かお便りさせてもらってますが、僕の筆圧、どう思われますか?

Posted by: mishima | 09. 12. 17 at 오전 11:22

---mishimaくん
 筆圧、というよりですね、字を書くときに身体全体が少し緊張しているように思うのです。その結果、筆記具にも力がかかっているように思います。で、実験してみていただきたいのですが。今度、テーブルの上のように何もない広い場所で、紙をあっちこっち移動させて、自分の手と、紙の位置を変えてみて、一番書きやすそうなところで書いてみてください。そうして、今まで書いた字と、広い場所で書いた字をちょっと較べてみてもらえますか? そんな実験をしてみてください。ちょっと字に変化があらわれるかもしれません。

Posted by: 謙介 | 09. 12. 17 at 오후 9:54

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