編集会議
このところ、仕事場で毎年出している
研究成果を集めた雑誌の
編集作業の最後の追い込みで忙しい。
もうこの仕事に関わるようになって今年で15年に
なるのだけど、毎年何か新しい問題が起きては
そのことでバタバタと駆けずり回るということの
繰り返し。
それでも、一応今年の分の原稿も全て集まって
それらの原稿のコピーを一昨日、経理の担当者に
渡して「見積もりを出してね。」と、依頼するところまで
来たので、少しの間、一息つくことのできるところまできた。
後は、やがて見積もりから印刷業者が決まって
校正原稿があがってくるまで、俺のほうは
ちょっと気が休まる時期が来る、
と、思っていたら、今年も問題が起きてしまった。
経理の担当が去年印刷を頼んだ会社に
今年は見積もりを依頼しなかったらしい。
それで去年頼んだ業者から「今年はどうなって
いるのか? 」という連絡が俺のところに来た。
そんなこと、こちらに言ってこられたって
俺は知らない。
見積もりはあくまで経理の担当者がすることで
俺は落札した業者と原稿のやり取りをするだけだし。
なので、
「経理に先日見積もり依頼を出して欲しい、
と言ったので、経理に聞いてみて欲しい。」と
俺は言った。
毎年見積もりをして業者を選ぶので
同じ印刷所でずっと、ということはなくて、
印刷所も今までに3社くらい変わってきている。
それぞれの会社とも一長一短はあったけれど、
何とかこの部分ではできない、と言われたら、
別の方法に変えてもらうというふうに話し合いながら、
うまくお互いに折り合いをつけてやってきたつもり。
別に何の賄賂もいただいていないので(笑)
○○印刷がいい、とか、××でないと嫌、などというふうな
ことは言っていないのだけど。
ただ去年の会社は見積もりを出すのにえらく
時間がかかって、これは本当に困った。
原稿を渡して見積もりを依頼したのが12月の4日で
見積もりが出ました、って持ってきたのが
1月の16日。
全国規模の会社だから東京の本社で
決裁をするのに時間がかかったのか
どうかは知らないけれど、かかりすぎ。
地元の業者は1週間くらいで見積もりを出してくるのに。
結局、去年はその東京の会社が安かったのでそこに
したのだけど、、。
ただね、うちの場合、3月31日には絶対に
現物の報告書ができていないといけないの。
第一校の原稿があがってきたのが1月30日。
要するに2月一杯で1校から3校まで3回の校正を
済まさないといけない、
というものすごくタイトなスケジュールになった。
俺一人が校正するんじゃなくて、執筆者が20人いて
その人にそれぞれ原稿を渡して直してもらって、また再提出
してもらう、それを一斉に3回仕切らないといけないのだ。
見積もりを出してくるのが遅かったために日程が窮屈になって、
それを全部2、3日で済まさないといけない、ということに
なってしまったのだった。
地元の業者なら原稿の直しが終わって
持って帰ると、すぐに直しにかかれる。
しかし、東京の業者は俺が全部戻ってきた原稿を揃えたら、
東京の工場に原稿を送らないといけない。送るのに1日。そうして
今度は原稿が直されてきて
東京から送られてくるのに1日。
だから1回の校正に2日という無駄な時間ができてしまう。
同じ一週間の校正でも地元の業者なら1週間丸々校正に
使えるけれど、東京の業者だと、送るのと戻すので2日は
取る。だから実質校正は4日しか取れない。最大限5日。
地元の業者ならすぐに持って帰って直して、またすぐに
持ってこれるから、校正の時間だってもうちょっとゆとりを
取ることができた。
それで、原稿の執筆者から、こんなタイトな校正日程では困る、
というブーイングが出た。
俺だってそりゃそうだ、と思った。
何せ見積もりの時間がかかりすぎだった。
年末年始を挟んだとはいえ、1カ月半もかかって
のんびりと見積もりを出してくる会社なんて
俺ははじめてだった。
だからいつもの年なら第一稿の校正にかかる時期に
まだ見積もりが出ました~、って言っていて
もうその時点で編集作業は例年に較べて
3週間は遅れていた。
経理の担当者に「何か去年の編集で問題になったことは
ありましたか? 」と聞かれたので、
「見積もりの出が遅すぎて、後にしわ寄せがきて困ったんです。」
ということは伝えた。でも、これは、編集担当者としては
本当に困ったことだったので、どうしても伝えなくては
と思って経理に伝えた。
確かに価格、ということで言えば
去年の落札会社が一番安いのだけど、、、。
ただどうしても原稿をこちらで直したり
しないで東京に一々伝えないといけないので
即応してもらえない。こちらが依頼したことが
正しく伝わっていなかったり、で困ったことが
やっぱり何度も起こった。
地元の業者だったら、営業に連絡するか
実際の校正部門に連絡して細かいところまで
直しを依頼しても即応してくれる。
分かりにくい時は、俺が直接工場に行って
向こうの印刷担当に直接指示出しをすれば
間違いはない。
でも東京の会社であれば、支店の担当に
伝えて、それが工場のほうに
行って、工場からさらにその担当に行って
となるから、即、対応してもらえない。
価格だけではなくて、そうした機動性とか、
作業のしやすさ、依頼のしやすさ、ということも
勘案しないといけないわけで、、。
編集担当は、経理に見積もりはお願いした以上は
落札されてきたところでやるしかないよね、
という話をして、後は、これからの大体の
仕事の分担をもう一度打ち合わせて終わった。
さて、今年もこれから業者が決まって、また編集作業が
はじまることになる。
× × ×
話が後先になるのだけど。
昨日の夕方、お歳暮と来月分の家賃の
支払いに大家さんのところに行く。
俺が渡すお歳暮は、もうずーっと、うどん。(笑)
一日に1時間ちょっとしか営業しない坂出の某うどん屋
のうどん。(ここのはおいしいと思うから、もちろん自信を
持って渡せるし、、。)
「あらー、待ってたのよ。」と大家さん。
何とかのひとつおぼえみたいに
同じ品を贈る、というのも、
あ、この時期になったら謙介のところから
うどんが来るはず、と考慮のうちに入ってたり
するからそれはそれで意味のあることだよな、
と思ったり。(本当はあれこれ考えるの面倒だし
大家さん、うどんは好きだし、、。)
なのであれこれと迷わないでいいから。
もううちは直球勝負(笑)でこれだけ、
ということにしてる。
今年一年の感謝と、来年もまたどうぞよろしく
ということでごあいさつも済ませて、、。
仕事場の関係で出さないといけない
クリスマスカードだってもう出しちゃったし。(笑)
こうしてひとつひとつ用事が済んでいく。
忙しいけれど、終わった用事を考えると
少し気持ちも楽になっていくのが
分かる。
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