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09. 08. 26

コンコンギルアガシ (その1)

あ、 と、 思った。

病院の待合室で目が点になった。
思わず「コンコンギルアガシ! 」と言ってしまった。
横に居たおばあさんに思わずその言ってしまった言葉を
聞かれてしまったらしい。
「コンコンギル、言うて何な? 」と訊かれる。

さっきの女の人のことですよ。
あの、女の人、何ぞ韓国の人げなだったけど、
あの人、コンコンギル、言う名前な? 

違います違います。
あの女の人は、キムヒジョ○さんという名前なんですけどね。

そうしたら、あだ名かなんぞな?

いや、ほら、さっきの国際電話のコマーシャルでね、、。

その時になって謙介は、この説明がすごく難しくなる、
と、思った。冷凍手打ちうどんとか、スーパーのコマーシャルなら
おばあさんにだってホラ、○○の冷凍食品の、コマーシャルですよ、
って言えば、あらまそうな、で済むんだけど、おばあさんが
国際電話のお得な会社を選んで、電話をかけまくる、という
ことは何となく想像しにくい。
その人の生活圏の中にないものを説明しようとしたら
それは、本当にとんでもなく手間と労力がかかったりする。
だけど、どうやったらそれがうまくいくか、という方法を
考えるのが謙介は結構好きだったりする。

相手に理解してもらおうと思ったら、一度相手の目の前に
行って、相手の人がこれなら日常遣っているだろう、
と思うような言葉とか言い方で、こちらの意志を
告げないといけない。
(まぁ意見が違えば、そこで反論とか、無視だってくるかも
しれないけれども、それはこちらの言うことがある程度
分かってもらえたから、の反応だし。)

そのためには相手に対する想像力とか、こういう人は
一体どういう話し方をするのか、というようなことを
想像して、じゃあ、この言い方かな、という言い方を
持ってこないと、なかなか理解してもらうのは
難しい、という場合がある。

ところが、なんだか最近、そういう相手に対する
想像力が働かなくなってる、というのか、
想像する力が、格段に落ちてるなぁ、
という気がすることが結構多い。

自分の言いたいことだけパーンと言うだけの人、
(「言いっぱなしの人」、って俺は言ってるんだけど。)
それが相手に分かろうが分かるまいが
とにかくこちらの言うことを言ってそれでおしまい! 
っていう人をよく見かけるように
なった。

どこまでも主語は自分。
自分を語るのは好きなんだけど、人の話は
全然聞いていない。
聞こうとしない。

こういう人って、他人の話を聞く、という訓練が出来て
いない、っていうことなの? って心理学をやってる
友達に聞いたら、

「人と付き合うときの基本的な付き合い方の学習、
っていうのが十分身についてないんでしょ。
だから他人に対する想像力、って言うのだって
働かないんでしょうね。
人の気持ちに寄り添う、とか共感するとか
そういうふうなことができない。」


そうじゃない人も多いんだけど、その一方で
こういうミーイズムな人っていうのも、すごく増えて
いるようにも思う。


そうした想像力が働かないと、結局自分の
ことだけしか考えられなくて
人の気持ちにより添えないから
人付き合いであちこちで問題を起こして、、
という人も出てきてるんじゃないかな、

とも言ってた。

問題を起こすまではいかなくても
どこか、他の人としっくり行かなくて、、
っていう場合だってあるものね。


すいません。
話の内容がどんどん横道にそれて行ってるのは
分かってたんだけど、 なんだかそういう人と
俺、最近立て続けに接した機会があったので
ちょっと書いてみたんだ。

で、相手にイメージしにくいものを説明するときは
相手のフィールド、思考の領域と同じ位置に
行って、説明をしないと相手には分かってもらえない
ということね。

おばあさんに説明した。
コンコンギルのコンっていうのは
漢字で書くと、
お空の空の字を書くんですよ、って。
ほら、空白、っていう言葉があるじゃ
ないですか。空白だから何もない。
何もないから、韓国語で0の意味
なんです。ギルは元の発音はイル
で1です。
なので「001」って数字で書いて
韓国での読みはコンコンギル、ってなります。

あのおねいさん、合言葉が001の電話会社の
コマーシャルに出てたから001のおねいさん
っていうのでコンコンギルアガシ
アガシはおねいさんの意味なんですけどね。
コンコンギルアガシ、って言うようになったんですよ。

ということを説明した。
ふぅ。

ローマ字で書いたらよくわかるんだけどさ。
「cong cong il 」で、cong の 「g 」と その次の
il の 「i 」がくっついて「 gi 」で、ンとイが組み合わさって
ギ の発音に変化する。
だからコンコンギル、なんですけど。


(それに1991年のコマーシャルの中では、ホントに
「コンコンギルをつけてね。」って言ってるし。笑)

1991年、ちょうど俺に大学の時の先生が
ソウルに仕事に行かへん? と内々に話が
あったころだ。

俺はあの頃のことをCMを見ながら思い出して
いたのだった。

      ×      ×      ×

しかし、ロケット打ち上げ失敗、って、、。
どうせまたケンチャナヨ(適当)な計算して、
いけるいける、って早合点して
打ち上げたんですかねー。

いろいろな場面で
大胆さがあるのは認めるんだけどさ。


大体ロケットの発射なんてさ、
発射してしまえば後は
この方向にこういうふうに打ち上げれば
こういうふうに進んでいくだろう。
それから次にこうやって、こうやって、って
ぜーんぶ想定・計画していったことの
「確認作業」でしかないわけでしょ?

そういう時に、日本人っていうのは
緻密に、全ての状況を想定して
ひとつひとつシュミレーションして、そうして
こうしたらどうなるか、ということをしつこい
くらい考えて(考えすぎていて反応が
のろい、っていう批判もありはするけど)
いくけど、韓国は、考えたらまだ8割くらいのところで
「行けー」ってゴーサイン出しちゃうものね。(笑)
後は走りながら考える。
どうせ飛ばしながら考えようとでもしたんじゃないのか。
気が短いから、何をトロトロやってんだー
とか思って、「パリパリ(急げ)」っていうふうになって、
それがこういう結果になったんじゃないかなぁ。


とそんなふうにかの国のロケット発射失敗のニュースを
謙介は見てたんだけども、、、ねぇ。

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Comments

 コンコンギルには,ソウル留学中に大変お世話になりました(笑)
 時差がないのをいいことに,片想い相手である親友と2時間くらいくっちゃべってたり(後で支払いで痛い目に遭いましたが 笑)

 ロケット失敗,どうやら衛星を次の軌道に投入する時に,カバーが開かなかったのが原因らしいですね。
 第一段はロシア製,衛星の乗っかった第二段はお国製・・・発射自体は成功したんだから,文句はどこにも言えません〜(苦笑)

 あと,こういう失敗の後は,徹底的に分岐点を検証して潰していかないといけないんですが,パリパリな人たちだからちゃんとやるかどうかが心配です。
 お節介ながら,地に足をつけて物事を進めてね,と言いたくなります。

Posted by: Ikuno Hiroshi | 09. 08. 26 at 오후 10:45

---Ikuno Hiroshi さん
 謙介もです。本当にお世話にはなりましたが、請求書が恐怖(笑)みんなそんな経験してきてたんですね。
 あの国、検証はしないんじゃないですかねぇ。いや、一応、6割か7割は検証するかもしれません。でも、その後の3割ないし4割をめんどくさがって止めてしまうんですよね。だもんで途中の議論は延々とするんですけど、船頭さんがあまりに多すぎで結論を出せないから(笑)結果的に詰めが甘いというか、その結論として、どうしてこういうミスを起こしたか、という部分がきちんと答えも出てきていないし、そのミスに対する原因も共有できないから、また全く同じミスをすることになると思います。

Posted by: 謙介 | 09. 08. 26 at 오후 10:56

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