逆走事故で思ったこと
地方紙だけかなぁ、と思ったら、ヤ○ー
や、各新聞のネット版で軒並み
全部掲載があったので、ちょっとびっくりしました。
68歳男性の高速道路逆走ニュース。
この川内インターって、謙介がいつも必ず
利用するインターチェンジなんですよ。
なので余計にびっくりしました。
さすがに地方紙は結構記事が詳しくて。
(車のカラー写真まで入ってた。)
でもその記事を読んで余計に分からなくなった
ことができてしまいました。
この人、一度自分の行くべき目的地近くのインターチェンジで
高速を降りているんです。
それでそのまま市内に行けばよかったはずなのに、
また一度降りた高速から一般道路をわざわざ通って東のほうの
インターまで行って、そこからまた高速に乗っているんです。
で、そのとき
その人の乗ったのが、上り方向ではなくて、
下り方向の車線に入って、ずーっとひとり上り方向に
走っていった、ということです。
一度降りたのであればそのまま行けばよかったのに
離れた別の場所のインターまで行って
もう一度乗った、って、道に迷って分からなくなって
パニックになった、ということなんでしょうか。
それはおじいさんだからアルツなんだよ、とは
俺あんまり言えない、って思います。
なぜかと言うと、これは俺の周囲の男の人大抵に
当てはまるのですが、男って、道に迷っても誰かに
聞こうとする人って案外少ないんです。
道を聞くのは女性の人のほうが多い。
おまけに男は、一度前に進み始めると
後退する、とかUターンして撤退する、というのが
すごく苦手です。
撤退する、というのは今までの時間の無駄だとか
思うのかもしれないですし、そのうち何とか
なるんじゃない? と思う気持ちがあるのかも
しれません。男はとにかくUターンをして引き返す
ということにものすごく心理的な抵抗が
あるように思います。
だから、この人、事態を改善しようとして
焦りまくって状況を更に悪くして、結局
こうなってしまった、ということなのかもしれません。
こないだETCの話をしましたが、
謙介はここ10年の間に逆走車に2回遭っています。
(あんまり遭いたくはないけどねぇ)
地元紙によると今年に入って、
高速道路の逆走は5件あって、そのうち4件が
お年寄りがやった逆走ということだそうです。
今回の68歳男性47キロ逆走ですが、
俺はこの区間の逆走だったのが、それでもまだ
不幸中の幸いだと思っています。
どうしてかと言うと、松山から、この人の家のある
大洲までは、(ところどころ2車線にはなりますが)
ほとんどが対面通行で、上下1車線ずつしかありませんから。
対面通行の道路を逆走車が来るのを想像してみてください。
それでもね、ぎりぎり車を路肩いっぱいに停めて、
対向車を避けられるところだったらまだいいでしょう。
ですが、松山以南というのは、山岳地帯を
高速道路が走っていますから、橋やトンネルが
やたら多いんです。
そんな橋やトンネルなんて、路肩の広さは、
ろくに確保なんてされていません。
わー車が来たぁぁぁぁ。
と思ったら、「そこで人生終わりやわ。」
というのが同僚の感想ですが、
本当にそういうことになっていたかもしれません。
この事故について、掲示板をいくつか見たのですが、
こんなじいさんの運転免許、取り上げてしまえ、
という投書がやはり多かったように思います。
そりゃ、そうしてもらうのが一番いいのは
言うまでもありません。
でもね、この辺って、都会みたいに
電車やバスがしょっちゅう来て
5分待ったら、次の電車が来る、なんていうことは
絶対に(そう絶対に)ありません。
朝のバスが行ってしまったら、次に来るのは
昼ごろだったり、場合によったら、夕方まで来なかったり、です。
タクシーを呼ぼうと思っても、タクシー会社に
遠いから嫌、と断られたりします。
そういうことだから、
危ない、ということは分かっていても
車に乗らざるを得ない、という現実だって
フツーにあります。
実はさっき、(そう、この文章を打っている
30分前)帰ってきたのですが、途中でものすごく
車の動きが悪くなった部分がありました。
渋滞してるのか、と、思ったら、
おじいさんの運転する軽トラが道路を25キロの
速度で走っていて、それを先頭にみんな列を
作っていたのでした。
晩だって、反射材も何もつけずに車の走る
道路のほぼ真ん中をのんびり歩いている
人もいます。
ホントに田舎なんて交通事故のうちの結構高い
比率がこういうお年寄りの事故だろうな、って
すぐに分かります。
と、いうような話をすると、
都会に住んでる人は、俺、関係ないもんねー
って思うかもしれないけど、
今、実は日本の中で、ものすごい勢いで
老人人口が増えているところがあるんですよ。
それは東京都。
後、数年もしないうちに東京の全人口の4分の1はお年寄り
になるそうです。25パーセントの老人人口の比率というのは
結構すごい比率なんです。
全国平均が21.5パーセントですからね。それよりもっと高い。
過疎だ、お年寄りが多そうだなんて思われている
青森が23.9(2007年)で、佐賀が23.6、宮崎が24.7
ですから、そんなところよりもっとずっと高い。
ちなみに滋賀県なんて19.2しかありません。
だから25パーセントの数値って
結構すごい老人人口比率に東京はもうすぐなります。
田舎なんかだと、それまであった集落が、次第に
お年寄りが亡くなっていって、集落を維持できなくなる
「限界集落」っていうのがそこここにあるんですが、
これからは東京の都心部でもそういう限界集落が
あちこちにできる、ということになるようです。
田舎は、道路だって広いから避けてくれるけど、、。
都会なんて市街地は何せ密集地ですからね。
その中にそんなゆとりのある道路なんてなかなか
ないですからね。
おそらくそういうお年寄りの事故
ってこれから東京でも増えていくんじゃない
かなぁ、って思います。
俺はまだ年寄りじゃないぞ、
ってたって、お年寄りが急に道路にふらふらと飛び出して
きて、ブレーキが間に合わずに、事故を起こして
しまう、なんていうことだって有り得る話ですし、、。
首都高逆走なんて起こる可能性だってあります。
考えたくはありませんが。 この逆走、
決して田舎の話、じゃ済まされないんですよ。
ふう。
同僚が先月から
本田のインサイ○に
乗り換えたのです。 気になっていた
燃費を聞いたら、「リッター20キロくらいやなぁ。」という
ことでした。何かハイブリッド車って、もっと燃費の
いいように思ってたんですが、、。
リッター25とか行くのかなぁって思ってたんですけどね。
案外、というかこんなものなんですかね。
一気に10キロくらい違うのなら、ハイブリッド車は
俺が今乗ってる車は、リッター14から5ですから。
まぁやや、燃費がいいかなぁ、っていうところでしょうかね。
俺の場合1年間の車の走行距離が3万キロになります。
公共交通機関がいまやなくなってしまった田舎に住んでいると
正直車は必需品であるし、消耗品という側面があります。
今乗ってる車は走行距離がそろそろ15万です。
よく乗って後、3年くらいかなぁ、と思っています。
その頃には、走行距離も21万ですから
そろそろ買い替えになるかなぁ。
この次はもう電気自動車にしようと考えています。
だけど、電気自動車なんて、考えたら
事故を起こした時、「感電死」、っていうのだって
あるかも、しれないですね。
新聞の見出しも変わるかも、、。
自動車感電事故死、、とか。
うーん。
(今日聴いた音楽 ヌヌル カムコ
歌 チャ テヒョン 2005年)
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Comments
あ・・・ホンダの罠に引っかかりましたね,その同僚の方。
ハイブリッドには大きく分けて二通りあるんですよ〜。
一つは,インサイトに代表される,ガソリンエンジンがメインのハイブリッド。これは発進の時などのパワーのいる時にエンジンを使って,ある程度の速度になるとモーターに切り替える/併用するタイプ。
もう一つはトヨタ・プリウスのモーターメインのハイブリッド。
こっちはガソリンエンジンは,ほとんど発電用にしか使ってません。もちろん,一番エネルギーを使う発進時もモーターメイン。
しかも。ブレーキをかける時にはモーターを発電機代わりにして無駄なく電気としてエネルギーを回収するシステム(回生ブレーキっていいます)。
だもんで,ガソリン消費量/燃費は,インサイトなんかよりよっぽどプリウスの方がいいんですよ。お値段はインサイトの方が安めみたいですが・・・
自分なんかは,プリウス以外は(トヨタのでも)ハイブリッドだとは思ってません(笑)
うちのガソリンスタンドにも,たまに「危ない」お年寄りが来られます。
明らかに判断力が低下していて,路上の急な変化に対応できなくなっているタイプの方。
・・・はっきり言って,誘導も命がけです(苦笑)
足がない,というのもわかるのですけどね。現実に危険を感じている身からすると・・・悪いけど,もう運転はやめてくださいと心底思いますです。
Posted by: Ikuno Hiroshi | 09. 08. 06 AM 12:37
---Ikuno Hiroshi さん
ご教示ありがとうございました。だから燃費が思ったほどでないんですね。でも回生ブレーキって、ちょっと電車みたいですね。(笑) この辺見てますと、本田のインサイトよりはやっぱり豊田のほうが多いみたいです。みんなちゃんとカタログを見たりして比較検討してるんだ。(笑)
俺もねぇ、本当はもう危ないお年寄りには乗ってほしくない、っていうのはあるんですけどね。そういえば去年、俺、免許の書き換えに行ったんですけど、講習のうちのはじめの部分、って、そういうお年寄りの事故についての説明でした。ですからやっぱり相当数そういう事故があるんだなぁ、と改めて思ったりしました。
Posted by: 謙介 | 09. 08. 06 PM 10:12
私も田舎出身なので、車がないと困るのはよくわかります、ひとり一台持ってますよね。本数の少ないバスを乗り継いで、大変な遠回りをしないと目的地に着かないような交通網しかなかったりしますもん。
我が家の車はほとんど私しか使いませんが、車種は夫が決めてます。決定理由は知人のあまり公に言えない意見(車に関する評論系のプロなんですが…)。「子供乗せて走るなら、当たった時に絶対相手に勝てる車。」
我が家の車は某ドイツ車です…。
Posted by: アリクイ | 09. 08. 10 AM 8:34
---アリクイさん
田舎はもう公共の交通機関が、もう最低限しか走っていませんから、どうしても自家用車がないと、ということになりますね。しかも、来年度からバス等に出している補助金がなくなるのだそうです。そうなるともう地方の公共交通は壊滅的なことになるんじゃないか、と思います。省エネとして公共交通機関の利用の促進、といっても、実際走ってないのですから乗る、ということができません。一体地方の交通はどうなっていくのでしょうか。
ドイツ車は、やっぱり堅実・堅牢という感じがします。知り合いの中にも最初がアウディで次がオペルで今はBMWと、ずっとドイツ車ばかりを、という人も居ます。
俺の場合は最初、イギリス車だったのですがやたら故障が多くて、趣味で乗るのならともかく、実用では無理、ということになって、目下ずーっとゴーンさんところの国産車です。(笑)
Posted by: 謙介 | 09. 08. 10 PM 11:12