筋トレ評論家にでもなれってか。
朝、栄養士の友達がやってきて、
「これ、貸してあげる。」と言って
本をどさっと置いていきました。
見ての通りほとんどが筋トレの本です。
あのさぁ、風が吹いたら倒れそうな病人に、
筋トレの本なんか読ませて、、
一体友達は俺に何をさせたいんでしょうかねぇ。
筋トレの勉強をして筋トレ評論家にでもなれ、ってか。(笑)
確かにこのところ、友達とは筋トレの話を
していました。
実は、先日、仕事場の本の移動、というので
何人かのバイト学生さんをお願いしたわけです。
中に趣味、筋トレ、というおにいさんが一人
いまして、これは強そうだ、って同僚が
履歴書を見て、来てもらうことにしたのですが、、。
まぁその学生さんが使えないこと。
確かに屈強な体つきではあるのですが、
本の移動なんていう作業、途中でバテバテ状態
になってしまったようで。
途中で全然使い物にならなく
なってしまったわけです。
見栄えはかっこいいのですが、
全然実際の仕事でそれは全然役に立たず。
謙介のほうが、最後まで何とかこなしました。
「一体何のために筋トレなんてしてるの? 」
「カッコだけじゃないか。」
「実用が伴わない筋トレなんて、一体何のためなんだ?」
とまぁ、うちの仕事場では散々。
そんなことがあった後で、その栄養士の友達に
会ったものですから、
こないだもその使えなかった学生さんの
話から、筋トレになってプロテインの話に
なったわけです。
今回貸してくれた本の中に
「使える筋肉 使えない筋肉」という
従来の筋トレでよく問題になっていた
見せかけだけの筋肉をつけてどうする、
という批判に答える新しい筋トレの方法の
本が入っているのは、そういう理由です。
「薬局なんかで売ってる、プロテインって、
あれは何から作ってるの? 」
「牛のちち。」
「じゃあさぁ、その牛さんのおちちから拵えるのに、
なんであのプロテインって高いのさ? 」
プロテインって、いつだったか薬局で見てびっくりしました。
だって一袋1キロが5000円近くしてるんだもの。
それ以来謙介は、プロテインって何でああも高いのか、って
ずっと疑問に思っていたわけです。
「だって高いほうが、ありがたみがありそうでしょ? 」
「へ? 」
「それに安いと乳業会社の儲けだって少ないし。」
あんなもの、作ろうと思えば呆れるくらい安く作れるそうです。
でも値段は高い。
「牛乳は生活必要物資だから、高くできないでしょ?
だけどプロテインになると、別に生活必需品でもなんでもないから
価格の設定なんて何でもありよ。」
「そういうものなの? 」
「うん。 」
なんだかもうそれは経済学の問題だなぁ、と謙介は思いました。
ということなのだそうです。
もうひとつ訊ねました。
「プロテインなんか飲んでたら
将来腎臓病になるかもしれないんでしょ? 」
「そう。だって普段の日常生活で必要なタンパク質
なんて、みんな大抵足りていて、
全然不足してないのに、必要以上に
タンパク質なんか取ってどうしたいの? って
それを飲んでる人に逆に聞きたいなぁ。」
と友達は言います。
「だって身体に蓄えられるタンパク質の量なんて
決まった量しか蓄えられないんだから、
余計にプロテインなんかを飲んだところで、タンパク質は
全部体外に排出されてしまうしねぇ。
おまけにそのタンパク質を体外に排出させるために腎臓が
必死で働かなくちゃなんない。毎日腎臓の過労状態
を自分で作ってるようなものだもん。その間の腎臓の
酷使によって、ある日腎臓さんが、「おら、もう疲れただ。
働くの止めただ。」というときが来たらどうするの? 」と友達は
言います。
腎臓が働かなくなる病気が腎臓病ですよね。
腎臓病になったら、死ぬまで一生、毎週定期的に
病院に通って、人工透析をしなくてはならなくなります。
「ホントあれを飲むのは身体に良くないよ。」
管理栄養士でスポーツ選手の選手強化委員の友達は、
ずっとそのことを言い続けています。
「それとプロテインのみはじめてから太った、
っていう人が結構いるんだけど。どうして?
太るようになってるの? 」
「そんなことはないでしょ。 そういう太った、
っていう人は、ちゃんと血液検査をして
その太ったものが、脂肪なのか、筋肉なのか
はたまた水なのか、成分を見てもらわないと。
どうして太ったのか、単に太った太っただけでは
わかんないじゃない? 」
と、いうような話をしていたわけです。
まぁ筋トレというのか、プロテインの話から筋トレの
話にはなってはいたのですが。
せっかくどさっと置いていかれたわけですから、
そんな筋トレの本を読みました。
実は、謙介は正直なところ、のんびりと筋トレの本
なんて読んでる場合ではなかったのです。
気分転換で筋トレの本もぱらぱらと見ていました。
筋トレの仕方もホントいろいろあるんだ、
ということが改めて分かりました。
前にお話しましたが、競技者用の筋トレの本と
普通に身体のコンディションを整える、というような
意味で行う筋トレの本では、やはり違う本になっている
ということも分かりました。
貸してくれた本には、おっさん筋トレ用の本も
ちゃんとありました。
だけど俺、ひとつすごく不思議なことが
あるんですけどね。
これだけ筋トレの本が出ていますが
筋トレしてる人って、こういう筋トレの本を読んで、
自分なりにトレーニングを考えた、という話は
あまり聞きません。
読むより、いきなり鍛える、ということに入るようです。
うちの姉によると、「筋トレをしそうな人って、脳も筋肉だから
一々字なんか読まないのよ。」といいます。
まぁそれは与太話(笑)としても
だけど、やはり、まず、自分の身体の状況とか、
コンディションとかを見て、そこから、どういうものが
自分に合っているのか、ということを
考えて、そのうえでスタートすべきじゃないか
とも思うんですが。
いきなり身体を鍛えるって言っても、、
果たしてその自分がしようとしている
トレーニングの方法が、果たして自分の身体に合った
有効なものなのかどうか、、。
筋トレをして、却って身体を壊してしまったら、
一体何のために筋トレを
しているのか?
やはりまず自分はどうしないといけないのか。そこをよーく考えて、
それから筋トレに入ったほうがいいんじゃないか、
ってこれらの本を見ながら
思いました。
先週、もうひとつ書類が戻ってきました。
職場で受けた健康診断の総合所見の書類です。
見て、思わずあ○か、と思いました。
この健康診断の所見、今年の所見ではありません。
2008年のものです。
あけてみると、血液検査の肝臓のところに
「標準値をはるかに越えて悪化しています。大至急
専門病院での受診が必要でしょう。」
ってねぇ。(笑)
このブログ長くお読みのみなさまであれば
俺と一緒に「ア○か」と思ってくださると思います。
ことしの4月の結果でさえ、もう遅い、と思うのに、
去年の4月の結果を今頃知らされたって、
それが一体どうしたの? というようなものです。
しかもこういうのを発行するのは全国で何万人と
しているわけで。しかもただでやっているわけでもないでしょう。
こんな無駄なお金使うのであれば、もうちょっと他の
ところに使えば? と思ってしまいます。
今週はそのがんセンターの内科外来、水曜の診察です。
筋トレの本、ぼつぼつ見てみようと思っています。
しかし、こんな本を読んでいるヒマがあるのか。
実は、そんな場合ではないんですが。
そこは、ほら、テスト前に部屋の掃除なんかしたくなる、
あれ、ですよ。(笑)
いやはや困ったものです。
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