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09. 01. 22

身体づくりもよく考えて

Rinei

栄養士の友達が、「ほらよ。」って貸してくれて
今読んでる雑誌。

一体ヤツは俺をどうさせたいのだろうか?
がちがちの文系人間に
栄養士になりなさい、とでも
暗にそそのかして
すすめているのだろうか。

ともあれ、貸してくれたものは
きちんと読むのが俺だから、
隅々まで目を通すことに。

中には
「競技特性別にみた栄養サポート」なんていう
ページもあって、なかなかおもしろかった。

それぞれの運動時間からまず運動競技全体を
4つに分け、さらにそれを「エネルギー獲得機構別」に
4つに分類して、「非乳酸性」「非乳酸性+乳酸性」
「乳酸性+有酸素性」「有酸素性」にそれぞれ
分けた上で、パワーの種類を出して、パワー系種目、
持久系種目、ボールゲーム系種目、
それぞれの競技種目に当てはめて分類をしていた。

そうした競技別に、運動時の体重1キロあたりの
タンパク質必要量を割り出して、自分はどれくらいの
タンパク質量が必要なのかをまず把握しないと
いけない、ということが書かれてあった。


だから自分のやっている競技とか、運動の強弱の
度合いに応じて、摂るべき栄養素も変えないと
いけない、ということだって。

だけど、運動をやってるいろいろな人の話を聞いて
みると、結構その辺があまりにも適当、って
いう人が多いように思う。
まず、自分のやっている運動がどういう競技なのか
っていうのを考えて、それに合った
栄養の摂り方をしない、と、ということだった。

だってさ、やってるのがマラソンみたいに、
持続性を持った長時間の競技なのに
栄養の摂り方は格闘技系とか瞬発的な競技の摂り方、
となったらまずいもの。

瞬発力の要求される競技と、
持続性の要求される競技では
全然栄養の摂り方が異なる。
剣道とマラソンは全然食べ方も変わってくる。

同じ陸上の選手、たって、マラソン選手と、
ハンマー投げの選手の身体つきの差を見たら
素人でも、あ、こりゃ違って当然だわ、って思うよね。

だけど、客観的に誰しもそう思うんだけど、案外それが自分のことに
なったら全然わかってない、というのか、いい加減に
済ませてたりすることってあるんだよ。知ってることと分かることは
全く別、っていうのは、こういうことを言うのだと思うけど。
知識として知ってたって、自分の身体にそれが活かせないんじゃ
身体を鍛えるのは一体何のためなの? って思う。

でも、どうして、筋力トレーニングしてる人って
食事、ということをなおざりにしてる人が多いんだろう?
そういう人の話を聞いたら、もうムチャクチャな
人が結構多い。

よく聞くのが炭水化物を一切抜いてしまう、っていうの。
炭水化物を減らしていったらどうなるのか、って栄養士の友達に
聞いた。

ひとつは低血糖状態になる、と。
血液中のブドウ糖がどんどん減っていって
低血糖になって身体の働きに異常が生じるように
なる、と。
そうだよね。逆に試験の前なんかブドウ糖をなめなさい、
っていうくらいで頭の働きなんかも活性化されて
いいんだけど、逆に低血糖になったら、そりゃあかんわ、
と思う。
それから確かにブドウ糖の代わりに脂肪が燃やされて
痩せはするんだろうけど、その一方で「ケトン体」っていう
副産物ができるんだって。それでこのケトン体が体内に
増えていくと、脳障害を起こして、昏睡状態になるんだそうな。
それから、血糖が減少したら、脂肪とともに
筋肉も分解してアラニンっていうアミノ酸を利用してブドウ糖
を作り出す、という方向に身体はなるんだって。
窮余の一策だねぇ。
だから、筋肉も減る、ってさ。
それだけでなくて、そうすることで身体の基礎代謝が低下
するんだけど、無理をしているから、元の食事に戻した
とたんに、リバウンドして、またどーんと体重が増えて
しまうって。だから、炭水化物を摂らない、なんて
やっぱり身体に相当の無理を要求している、ということに
なる、んだけど、そういうダイエットとかやってる人は
このことは知った上で炭水化物を抜くとかやってるのかなぁ。

そんな身体に無理をさせて、怖くない?


だから自分のやってる競技がどういうもので
どれくらいのタンパク質とか栄養を摂っていけば
いいのか、は、一度チェックしてみる必要は
あるんじゃないかなぁ。だってあまりに関心を
払わなさすぎなんだもの。

栄養なんて適当で措いていてもそれで済んでいればいい
けれども、以下引用。

  一方アスリートの中には、「たんぱく質を
  とればとっただけ筋肉がつく」と思っている
  者がときどきみられるが、たんぱく質を
  過剰に摂取することは、腎臓や肝臓に
  負担をかけたり、体脂肪の蓄積といった
  リスクがあることも忘れてはならない。
  筆者(註 しょくスポーツ 古旗氏)が栄養
  サポートでかかわった大学陸上短距離
  選手のなかにも、食事中に含まれている
  たんぱく質と市販のプロテインパウダー
  は体内での役割がまったく異なるものだと
  思い込み、食事でしっかりたんぱく質が
  確保できているにもかかわらずプロテイン
  パウダーもとり、たんぱく質過剰摂取の
  選手もみられた。(中略)
  
  そのほかにも、運動中のエネルギー源と
  して重要な糖質(炭水化物)を豊富に含む
  ご飯などの主食はほとんど食べずに、
  筋肉をつけることばかりを意識し、たんぱく
  質豊富なおかずばかり食べる選手もみられ
  たが、これではせっかくとったたんぱく質
  はエネルギー源として使われてしまい
  本末転倒といえる。
 
               837ページから引用


何度も言うけれども、粉末のプロテインなんかを
いくら摂っても、体内に蓄積されるタンパク質量は
一定量しか蓄えられないから、体内に蓄積される
以上に摂った過剰なタンパク質は体外に放出される。

で、簡単に放出されればいいのだけど、タンパク質は必ず
腎臓で再処理を行ったうえで放出、ということになるから、
タンパク質の過剰摂取は、腎臓を過剰に働かせ
過労させる。するとやがて腎臓の働きが悪くなって
腎臓病になる。腎臓は2つあるけど、どちらかが
正常で片方だけ悪くなる、ということはなくて
悪くなるときは両方一度に悪くなる、って。

今、一般の人の栄養状態は昔に較べたら
ずっとよくなっているから、タンパク質なんて
普通の生活をやっている分には、十分だって。
栄養士の友達に言わせると、
わざわざプロティンなんか飲まなくっても
大半の人は不足はないそうな。

それから単にプロテインはいい、って飲むものだから
あれを飲んでいくと、太る。
よくいるよね。フィットネスクラブなんか行ったらさぁ。
「オレ、ぷろてぃん飲んでるんだけど、なんか
飲み始めたら太っちゃった。」って言ってる人。
そういうふうに太ることもある。

何度も言ってるけれども、
腎臓病になると身体の老廃物を放出させる
機能が働きにくくなるから、身体に老廃物が
溜まってしまう。それを除去するために
週に3回は人工透析に病院に
通わないといけないし、相対的に体力はドーン
と落ちるし、、自分の身体を維持するだけで
手いっぱいになってきて、他に何も出来なくなるし、、。
ホント大変なんだよ。 がんセンターで毎週そういう
腎臓がんの患者さんとか透析の患者さんを見ている
謙介は、腎臓病が本当に大変な病気だ、
って思う。


それから体脂肪を下げたらいい、と単純に思ってる
人がいるかもしれないけど、体脂肪の下げすぎにして
5パーセント台とか言ってる人って、それは
体の抵抗力が奪われた状態だから、簡単に病気になりやすい
身体になってしまう。風邪とかインフルエンザなんかにも
簡単にかかってしまう。

鍛えまくった結果が、病気になりやすい
不健康な身体になっちゃった、では
何のためにがっちゃんがっちゃん機械を
使って身体作りをしたのさ。時間の無駄だった、
てなことにならない?


この雑誌の特集記事を読んで
みると、いかに素人考えでやってて、それが
後々、自分の身体にダメージを与えて
一生の病気になっちゃった、ということになる
危険を犯した人がいるか、ということも分かる。

それがさ、おしゃれなフィットネス関係の雑誌って
こういう本当に学問的な栄養学に準拠したような話って
なかなか載らない。そりゃそうだよね。
栄養補助食品を売りたい企業が広告出したり
特集記事を組んだりするから、どうしたって
そっちを売らなきゃ、っていうので、補助食品
使いなはれ、っていう方向に流れていってしまう。


で、いつの間にか、正規の食事と同じくらいに
そういった補助食品を摂らないと、なんて思ったり、、。
あくまで身体のことを考えるのであれば、
普通の食事が基本、ということだね。


おまけに補助食品って、どれも値段がすんごく
高い。何であんなに高いの? あんなもの
原料なんてタダみたいなみたいなのにさぁ。
たとえば、ソイなんたら、の原料って大豆タンパク
ということになってるけど、原料っておからでしょ?
少しは食用にまわるけど、大半はブタさんのえさよ。
何トンでいくら、っていうようなものだけど、加工されて
ああいうふうになったら、30円や40円では買えなくて
やっぱり結構な値段になる。

卯の花の含め煮は食べるのダサいとか、あんなの嫌
っていう人多いけど、ソイなんとかはおしゃれだから食べる。
もとは同じものですけど。(笑) 
むしろ含め煮のほうが
脂肪とか少ないし、カロリーだって低くて、そういう意味では
ヘルシーなのに。 

でも、おしゃれじゃないから嫌、なんでしょうね。

そのほか、去年の北京オリンピックで柔道競技の
栄養士をつとめた人が、各出場選手に対して
どういうふうなアドバイス、指導実践を行ったのか
というようなことも書かれてあった。

筋肉を作る、だけではなくて、試合に出るのであれば
まずはそのための体力を食生活を通じて
どう調整したり、増進させたりしているか、
プロの競技選手が、いかにそういう
食べ物について気をつけているのか。
そういうことが改めてよく分かった。

それを読むと、やはり運動をする人にとっては
日々の食べ物はいかに大切か、ということも
分かったし、プロの選手の栄養摂取というのは
あくまで3食の食事が基本であって、決して
サプリメントになんかに安易に頼ったりは
していないのだ、ということも分かった。

栄養補助食品は、あくまでも「補助」だもんね。
ちゃんとした栄養を摂るのは、
サプリメントなんかに頼っている選手はダメで、
やっぱり食事から摂らないと、ということだと
思う。

やっぱりきちんとした3食の構成がまずあって、
補助食品は「仕方がない」から使う、というくらいの
スタンスであったほうがいい、ということなんだなぁ、
ということも分かった。


食べ物が身体に与える影響って、そのときすぐには
出てこなくて、何年か経って忘れたころに、その
結果が出てきたりするからね。
そのときは、それでいい、と思って、やってても
別に身体はなんともない。けれども、5年後とか
場合によったら、もっと経ってから、そういう
過去の影響が出てきたりする。そうして
その影響が後になって出てきた、っていう場合に
限って、すごく大変な、つまり重篤な身体の状況に
なっていたりする。
案外そのことって今、そういうことになっていないと
わからないことではあるんだけど、、。
忘れたころに過去の影響で苦しむ、
って、本当に大変なんだから。
俺の言いたいのはそういうこと。


栄養学ってやっぱり日々進化してる学問だから
5,6年前に聞いたような話では、もう現在
言われているようなこととは全く違っていたりする。
だからたえず新しい話とか、情報はちゃんと
見ておかない、といけないんだ、ということも
分かった。


       ×      ×      ×


書き忘れていたこと。

17日の日曜日、近所の呉服屋にいわした・しまが来た。
そうそうヒミコの、志摩半島のコマーシャルをしていて、
映画監督夫人でもあるところのいわしたさん。
撮影所で絶対に慌てなくて、いつものんびりまったり
しているので「駆けずのおしま」と呼ばれていたらしい
いわしたさん。

うちの家にもその呉服屋から案内の
ダイレクトメールが来ていた。
うちのオフクロは例によって物見高い人であるからして
いわしたしまさんを見に行った、だって。(写真撮影禁止)
いわしたさんが、呉服屋に来て、
来た田舎のおばちゃんに、「この着物なんて
似合うんじゃありませんこと? 」っておススメをする会。
土日、都合4回いわしたさんは来店してその都度
笑顔で着物をおすすめしたのだそうな。
「いわしたさんのギャラ、着物代に入ってんねん。
ギャラ込みの値段よ。」とうちのオフクロはクールに
のたまう。


人のことは決して言えない。物見高いのは
子どもにも遺伝したようだ。
週末は謙介も女優さんを見に行く(予定)


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Comments

栄養学!
学校の授業で俺もいろいろやってますw
サプリメントの必要性や、栄養の摂り方なんかを勉強したりしますが、普通に食事してれば大抵は補えるんですよね~。

栄養機能食品やら補助食品も、ちゃんと体調や機能に合わせて食べれば効果的だと思うんですけどね~、なんか周りに流されちゃってる感がありますよね。とりあえず食っとけ!みたいなw
うーん、でもやっぱり、謙介さん体調のコトよく考えてらっしゃる。みんなそれくらい、自分の体を大事にしてくれるといいんですけどね^^;

Posted by: リト | 09. 01. 27 at 오전 10:41

----リトくん
いや、それがですね、内輪話をしますと、栄養士の友達が、ハイこれ、ハイ、これ、と次々に本やらパンフレットを持ってきて
くれるわけです。それで、俺のほうも
つい、気になることとか、どうだろう、
って思うことをあれこれ質問するんです。
そうしたら、また本が来る。(もうこの
繰り返しで、いつの間にやら、ホント
門前の小僧習わぬ経を、じゃありませんが
何だか知識がすこしずつついたようです。
リトくんは、大学でそういうことを
専門的に習われているわけですね。
そうしたら、最新のそういう学問の
成果が分かっていいですね。 
栄養学の話って世間一般に山ほど流れて
いはするんですが、よく聞いてみたら、
結構イカサマ、というかインチキというか
学問的には何の根拠もないものが
いかにも「これは本当です。」っていう
顔をして流布されていたりしますよね。
それで確かに一時的にはそれでいいのかも
しれないけれど、長い歳月かかって変化を見てみたら、決していい影響があるとも
思えない、なんてあります。やっぱり、
そういうふうにきちんと正しい知識を
学んでおく、って本当に大切なことだ、
って思います。リトくんこそ、また謙介が
質問するやもしれませんが、どうぞその
節は教えてください。よろしくお願い
します。

Posted by: 謙介 | 09. 01. 27 at 오후 10:19

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