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08. 12. 10

口上のような、説明のようなもの

はい。
テンプレートを「ひこにゃん」にかえてみました。
ココログにはこんなテンプレートもありまして、
何年か前にこういうのありますよ、
って、頒布があったときに、
それを謙介は保存していました。(笑)


しかし、井伊掃部頭(いいかもんのかみ)が今生きていて
このひこにゃんを見たら、なんと
おっしゃいますでしょうか。
ちょっと聞いてみたい気もします。
なおすけさんもいっそ「なおりん」にするとか。
おほん。失礼いたしました。

今やってるNHKの大河ドラマはそのなおりんの
生きた幕末の時代の
話ですよね。 歴史として幕末という時代を見ると
もうずいぶんな昔のようにも思えるのですが、平成4年に
亡くなったうちの母方のばあちゃんのそのおっかさんの
若いとき、というと幕末だったりするんですよね。
そう考えたら幕末ってとんでもなく大昔のことでもないなぁ、
という気もします。

そういえば、うちのご先祖は近江の出らしいです。
そういうご先祖がえりもあって(ホンマか。)
ひこにゃんを持ってきたりした、という
こともあります。

じつは謙介、先日ひこにゃんを
見たんですよ。謙介の実家のある街と
彦根は姉妹都市なので、先日
ひこにゃんが四国に来ていたんです。
うちのオフクロ、ほんま物見高い人
なので、連れていけということになって
その会場に行ってひこにゃんを
見に行ったわけです
さすがひこにゃんは、
VIP扱いでしたね。一回の公開時間は
15分少々。しかも一日2回だけのお披露目、
ということでした。ひこにゃんに握手ができるの
ですが、これがお子様限定で、それもにこにゃん握手券の
抽選に当たった人のみ。
やれやれ。ひこにゃんに会うのも至難の技です。


そういえば、前に四国って影が薄いという
話をしました。
あ、やっぱりな、って思うことがありました。
あるゲイの方のブログで、こんぴら大歌舞伎の
ことを書いているのがあったんですが、
文章の中に「高松の琴平」とありました。

高松市と琴平町は全然別です。
琴平町は仲多度郡琴平町。
高松市は高松市で、別です。
だから高松の琴平というのは存在しません。
そんなもの、神戸の加古川とか
横浜の茅ヶ崎っていうようなものです。

そう。あり得ない間違いではありますが、俺は
間違ったその人を責めるつもりは
まったくありません。
その方、近畿地方にお住まいの方のようですが、
四国なんてそういう認識のされ方でしか
ないのだなぁ、と改めて思いました。
「やっぱり、そうだろうよ。」とか。(笑)
人間、その場所によほどの興味があるとか
何かしらの利害関係がからんでいるとか
そういうふうなことでもないと、
案外自分の生活圏の外は
「暗黒」だったりします。

前に天気予報を見ていたときに
東京からの天気予報でしたが、
そのキャスター、徹頭徹尾首都圏のお天気の
説明しかしませんでした。
おそらく彼女の頭の中には、
鹿児島とか宇和島とか金沢とか青森といった
他の地方は全く思慮の外、だったんでしょうね。
自分は首都圏に住んでいる。それだけ。
他の地方のある、ということまでは
思いが至らない。
人間、多分そんなものだと思うんですよ。
親戚が居るとか、興味がある場所、
というのなら別ですが、そうでないと
自分が住んでいる以外の場所なんて
そうそう興味の生まれるような
ものでもないでしょうし、、。

あ、いや。俺は地理好きですから(笑)
そういうよその場所っていろいろと
知りたい、っていうことはありますけど。
でも、そういう人ってどちらかと言えば少数派
だろうと思います。

社交儀礼で「一度四国に行きたい」と
おっしゃる方もおいでですが、
その実、いつかその約束は忘れられて
それっきり、っていうこと多いです。
あ、それが悪い、っていうんじゃないんです。
多分一度行きたい、っておっしゃったときには
興味はあったかもしれない。
でも、そのうち、四国に対する興味なんて
どんどん喪われていって、
いつかそんなこともあったかねぇ、、なんて
いうようになると思います。
ええ、そういうふうなこと
何度もありました。
やはり四国には距離感の遠さとか
行ってみたい気持ちにさせる決定力のなさ
とか、そういうものがあって、それが微妙に
影響を与えているように思います。


話は変りますが。
あっちもこっちも
不景気な話ばかりですよね。
仕事の話でも
明日から来なくていい、とか言われたり、
残った人は残ったで、会社は追加の人は
増やさないから、ひとりが3人分くらいの
仕事を抱えることになりますよね。
みなさん、無理をしているんじゃ
ないでしょうか。そのうえ、
年末進行で早めに仕上げろ、
って言われたり、打ち合わせは
あるし、残業は増えるしねぇ。
ボーナスは出ません、という話も聞きます。

あっちこっちでもう
ストレスの溜まりまくり!
というような話を聞きます。
そんな12月のとげとげした気持ちを
まぁひこにゃんでも見て
のんびりしていただきたかった、
ということもあります。

気持ちもトゲトゲして
イライラさせられることも
多いですよね。
でも、しなければいけないことも
多々はありますが、
何より大切なのは
自分の身体です。
どうぞ、お忙しい時期とは
思いますが、一日の中で
どこかでゆったりできる時間が
あったら、と思います。

お忙しい時期とは思いますが
お元気でお過ごしください。

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Comments

ひこにゃん、可愛いですねえ。でも謙介さんの書いた題字が見られなくなって残念!うまく言えませんが、あれ、すごく特別な感じがして好きだったんです。
私も観光名所ではない地方出身なのでよくわかるのですが、東京出身の人は特に東京中心の気がします。夫の母はしょっちゅう私に「田舎の人にはわからないかもしれないけど、お江戸ではね…」と言います、もちろん嫁が憎いがその根底にあるのは確かですが、真剣に東京とそれ以外の田舎と思っているんですよ。程度こそ違え、フランス人や中国人の中華思想に似たものがあるんだなあと思います。だから東京式に直さないとって思うのでしょうが、嫁は言うことを聞きゃしないのでちょっとかわいそうですね。地方なりの文化もいいものなんですけどねぇ。でも地方それぞれの文化って、ちょっと行ったくらいではわからないので、ブログとかでその地方にお住いの人のお話を聞くと、いろいろ分かって楽しいですよね。謙介さん、どうぞたくさん四国のお話をお聞かせ下さい。そういえば謙介さんお住いの地ってお雑煮にあんこもちが入るところですか?香川出身の友人に聞いた話がとても印象的だったので…。

Posted by: アリクイ | 08. 12. 11 AM 9:57

ひこにゃんwwやばぃ、超かわゆすwww

四国かぁ、俺としてはやっぱ、坂本龍馬、長曾我部氏とか三好氏、八十八ヶ所巡りのイメージっすかねぇ。でも一度は行ってみたいなぁって思います。ナマの土佐弁聞きに行きたいので(笑)

ストレスは良くないっすよね~。世の中ピリピリしてたんじゃ胃に穴があいちゃいますもん;;
日々にゆとりと潤いを!
目指せゆるキャラ!(笑)

Posted by: リト | 08. 12. 11 PM 6:54

----アリクイさん
 大抵みなさん、ご自分の生まれたところが「世界の中心」と思っているのかもしれません。それはそれでいいと思います。自分のふるさとというのか、心の中で、「ここ」という場所があるって、その人を強くします。ただ強くなりすぎて頑固に固まってしまう、というのは、周囲が困りますよね。こうでないといけない、って言われてしまうと、、。それ以外の地域の人もみんないるわけですし。
 そうですか。謙介はいろいろな場所に住んだので、その場所その場所がそれぞれ良かったです。夕陽の色、とか空気の匂いとか、日差しとか、それぞれの自然環境が大きく影響してて、みんな土地によって違うんですよね。
 その土地で生きてきた人がいて、その土地の暮らしがあって、文化があって。それはどこの街の文化が優れていて、どこの街が劣っているとかいうことは全くなくて、みんな日々の生活の中から生まれてきたのなら、みんなそれなりにすばらしいと思うのです。お江戸もいいけれどもアリクイさんが生まれて育ってこられた街の文化もまたすばらしい。俺はそう思います。
 はい「あんこ雑煮」の季節が日、一日と近づいてきています。(笑) でもうちは京都風に丸い白いおもちを、というヤツなんですよ。あんこ雑煮は、、。(笑)

Posted by: 謙介 | 08. 12. 11 PM 9:23

---リトくん
 是非四国にお越しくださいね。
 高知の方言で、何かをやっている、っていうのを
「しちゅう。」(している)と言います。前に高知の友達に
「シチューをしちゅう。」って言ったら、思いっきり冷たい目で見られました。「シチューを作っちゅう。とは言うけれど、シチューをしちゅうなんて、、(嘲) 」と言われました。
 次の次の大河ドラマはまたまた坂本龍馬さんだそうですね。
 高知はやっぱり人がおおらかで、時間もゆったりと流れている気がします。自然も豊かで海も山も景色のきれいなところがたくさんあります。 ホント、機会があったら是非お越しください。
いいところです。

Posted by: 謙介 | 08. 12. 11 PM 9:37

うわー、耳が痛いヾ(;´Д`A
「四国に行きたい(金毘羅さんにお参りしたい)」と言いながら、
ズルズルと先延ばしにしている張本人です。
えー、言い訳になってしまいますが、僕にとって四国は結構
近いイメージです。淡路島のもうちょっと先って感じですので、
いつでもいける安心感があります。
「阿波踊りを見る!」とか時期限定のものだと前々から計画
するんですけどね。
土佐弁と言うと「鬼龍院花子の生涯」を思い出します。
僕も「四国に行きたい」って口ばっかりだと「なめたらいかん
ぜよ!」って怒られそうですι(´Д`υ)アセアセ

Posted by: mishima | 08. 12. 12 PM 3:28

----mishimaさん
いやいや、いいんです。というのが、今こんぴらさんの書院の
襖絵が巴里に行っていまして。もう展覧会は終わったので、
やがて戻ってきて再展示すると思うのですが。なので、今
こんぴらさんに来ても、何にもない、状態だったので、それはそれでよかったのです。来年には、また丸山応挙も帰ってきているはずですので、是非。
高知は、中央部の高知市と西の四万十市(旧中村)ではまた方言が違うんですよ。
結構東西に長い県なので、地域差もあるようです。
でも、高知に行って、是非、地元の人の話す高知の言葉を聞いてみてください。

Posted by: 謙介 | 08. 12. 12 PM 10:19

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