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08. 12. 12

故人西のかた

故人西のかた
龍安寺を辞し
初冬師走倫敦に至る
蒼空の白雲 片ゝと漂い
ただ憶う君の無事憩ら(やすら)わんことを

こういうのって、やっぱり盗作になりますですかね。(笑)
本歌取りと言ってくれません?
しかし、漢詩に本歌取りなんてありましたっけ?  
ふん。まぁいいや。
あ、失礼しました。今日のお話です。


先日、謙介はブルータ○をパラパラと
眺めていたのでございます。


Brutus2


その時の特集は、地方都市の特集で、
メインテーマが 「ふるさとラヴ 愛する地方都市」

その中に「いま、旅したい地方都市21ガイド」という
ページがありまして、その中に俺の実家のある街も
入っていたわけです。
どんな店が載っているのだろう、
と思いそのページをあけて、のんきに見ていたわけです。

あ、この店なんか載ってら。
かっこつけて、、なんて思って
あはははと笑っていましたら、ですね。
その一番上のところに、うどん屋の上原○本店
が出ていたわけです。
わはは、の笑いの止まった謙介。


わ、 は。

すっかり放りっぱなしにしていたことを
思い出したのでした。
何が、って、書かないといけないことがあったのです。

それは10月の18日のこと。
(おっさん、もう2ヶ月近くも前でっせ。)
ロンドン在住のathicoさんが一時帰国されて、
土曜の一日、四国に遊びに来られたのです。
その時のことを書く、といってすっかりうっちゃらかっていた、
という事実。


え?
はい。10月の記録です。
今頃書くの?っていうようなものですね。
でも、書くとお約束していたのです。
約束はきちんと守らなくては。(遅すぎ!)

どうもすみません。


その時の話を今日は書いてみます。

先日、仙台・東京に行ったお話を書きました。
そのとき、謙介、時間があったので
新宿のの伊勢丹にちょっと寄ったんです。
手袋を見ようかな、と思ったんです。

で、手袋の売り場で見ました。
さすが東京ですね。伊勢丹です。
趣味のいいのがありました。
で、ホラ、やっぱり気になるじゃありませんか
製造地。
そうしたら、香川県東かがわ市だって。
なーんだ。(笑)


そうなんです。
実は日本の手袋の大半はその東かがわで作ってるんです。

それでこちらには手袋を自分でデザインをして
オーダーできる、という店もあるんですよ、
とathicoさんにお知らせしたわけです。
そうしたら是非に行きたい、という話になったのですが、、。

それで前回の日本帰国の際に行きましょう、という計画も
あったのですが、謙介の体調が悪化してしてしまって
その際はお流れになっていたわけです。
それで今回は、謙介の体調も安定していて、
ようやっと、ということでめでたくお会いできることに
なったわけです。


athicoさんには、高速バスの引田で降りてください、
とお願いをしました。手袋のお店がこちらにあったためです。

まずは、その手袋をオーダーできるお店にご案内しました。
いろいろとデザインや材質を変えたものを
注文されました。
この店は讃州井筒屋敷と言って、古い商家を丸ごと改造して
観光スポットにした建物の中にありました。
そこを見学して、今度はとなりのかめびししょうゆのお店を
見学して、そこからちょっと徳島県寄りにある
和三盆の砂糖のお店にご案内しました。

そうしておいていよいよお昼前になったので、高速に乗って
高松へ移動です。

高松のうどん屋。
これがねぇ、、難物なんですよ。
もういっぱいありすぎで、、。
どこにしようか、って散々考えて
考えれば考えるほど、うーんうーんとうなってしまって、、。
結構うまいうどんを出すうどん屋の知り合いも
います。そこも考えたのですが
で、栗林公園近くの上原〇本店に行きました。
その上原○が、それからしばらくしてブルータ○に
出ていた、ということだったわけです。

あ、それからお詫びをしておかなけばならないのですが
謙介ったら、athicoさんと回る、っていうので
すっかり舞い上がってしまって、写真撮影をするのを
忘れていました。それで、これはいかん、と
思って、後からもう一度行って撮影したわけです。
え? 単にうどん屋行きたかっただけやろ?
そうとも言う(by のはら しんのすけ)


Ueharaya

ここならよく知っていますし、、。
車をとめる駐車場、店の前の駐車場に何台分かは
あるのですが、大抵そんなもの時分時はいっぱいです。
かと言って、この辺は駐車違反の見回りもきます。

ちょっとインチキをしました。
この近所に香〇銀行の栗林支店があるのですが、そこの
駐車場にとめたわけです。(笑)

Ueharaya2

店の中はごったがえしていました。
ここのおだしは、イリコのだしのよくきいた
それははっきりとしたいい味なんです。
もちろん麺もですけど。

athicoさんがいっしょに売ってるおでんも食べたい、
ということもあってここにしました。
二人とも次がありますので、小を頼みます。
ここは注文して食べてから食器を持っていくときに
洗い場の前でお金を支払う、という後払いです。

さて、次のところに行く途中で、
お土産のうどんを買いにいきました。
買いに行ったのは謙介がいつも行く
委佐子の店です。

しかし、この委佐子の店にお連れして
謙介は頭がくらくらしました。
謙介にとってはこの店はもう完璧な
日常です。その日常に、athicoさんが普通に
居て、一緒に買い物なんてしているのです。
頭が、本当にくらくらしてしまいました。(笑)

ここであのとても恐ろしそうなお料理研究家の
辰己先生でさえ褒めたたえている伊吹島のいりこや
坂出の鎌田のうどんだしや、うどんの麺をたんとご購入です。
駅とか観光地で買うとバカ高いものになります。
普通のスーパーだと、生活者の値段ですから、
そんな高い、なんていうことはありません。
athicoさんのかばん、うどんやらだしのビンやらで急に
一杯になりました。

おみやげも買ったので再びツアー再開です。
今度は、ちょっと離れた善通寺市に行くことにしました。
実はうどんは東のほうにはおいしいところはあまりなくて
香川県の半分よりやや西のほうが断然おいしいのです。
次に行ったところは善通寺と丸亀の中間です。


実は昨日、mishimaさんから絵葉書をいただきました。
mishimaさん今、大阪で開催中の三井寺展を見学された
そうで、その三井寺の黄不動の絵葉書を送ってくださいました。
実はこの三井寺展、サブタイトルがついています。
智証大師帰朝1150年記念です。
何でこんな話を出してきたか、と申しますと、
次に行ったうどん屋は
金蔵寺にある「長田in香の香」というお店だったわけです。
この金蔵寺で、智証大師円珍さんは生まれました。

Nagata

ここが円珍さん生誕の地、ということです。

今もあるのですが、琴平の南にまんのう町というところが
あります。そうです。満濃池のあるまんのう町ですが。
ここに長田といううどん屋がありました。
ここから枝分かれした店なのでこの長田の名が
ついているわけです。
ここは先日、ヒシさんが来られたときも
案内しました。

ここの名物は釜揚げ。
もう大変な混雑です。

Nagata2

ちょっと待つとゆでたての釜揚げうどんがやってきました。
お金を支払うと番号札をくれます。
そうしてしばらくしてうどんが

Nagata3

お値段は釜揚げ1杯 250円です。
前にもお話しましたが、讃岐うどんというと、コシがあって硬い
という印象を持っている人が少なからずいます。
そのコシですが、コシは店によってずいぶん違います。
まるでガムのような弾力のあるうどんを出す店もあれば
比較的やわらかめのうどんを出す店もあります。
もうそれは千差万別です。
何せうどん屋が900軒からありますから、
それぞれ味も違います。
そんな中で、みんなたいてい自分のごひいきのうどん屋を
持っているわけです。
だから、さぬきうどんイコールコシがあって、というだけでも
ないのです。

で、実は謙介、うどん屋は3軒くらいでいいかなぁ、と
思ってはいたんです。お互いおっさんになってきまして
10代20代のころのようにいくらでも食べられないでしょうし、、。
現にathicoさんも、最初はそうおっしゃっていたのですよ。
もうあんまり食べられないから、、なんて。
そうしたらもう一軒追加できます、とのこと。
計画変更で次は国立善通寺病院の裏にある宮川製麺〇
にお連れしました。


ここは本当に製麺所がそのままうどん屋をしてる
という感じのお店です。


ここは謙介、前に友達と来ていたのです。
そのときは友達が、ハイ、次はこれ、と
お膳立てを全部してくれていたので、気がつくと
食べるだけ、ということになっていました。
いまひとつ店のうどんの食べ方は分かりませんでしたけど
まぁ何とかなるやろ、ということで入りました。
駐車場には大阪とか尾張小牧といった県外のナンバーの
車がありました。

Miyagawa

それがここに行ったら、とってもナイスなタイミングで、今ゆでているから
ちょっと待ってね、ということではありませんか。
はいはい、と二つ返事で待つことに。
やがて奥の釜の前のおばちゃんが「茹だったよー。」
ここのおばちゃん、ホンマ田舎のおばちゃん、という感じの
人なんです。ファーストフードのようにニコニコとは
できない。けれども、おいしいうどんを食べてもらおう、という
気持ちは溢れているんだと思いました。
現にゆだった残りのうどんもあったのですが
それはおいて、ゆでたてのほうを食べて、という気持ちが
うれしかったです。
athicoさんは熱いのと冷たいのと両方試してみたら、
というおばちゃんの言葉に従ってふたつ食べてみています。

一口すすって言葉にならない言葉が。
頭をがーんと殴られたようなうどんでした。
うまい!

宮川を出て、近くの善通寺に参詣です。
京都にも真言宗のお寺はたくさんあります。
大きいところでは、京都の象徴のように使われる
京都駅近くの東寺がありますね。

しかし、同じ真言宗のお寺でも、善通寺と
東寺では全然お寺の雰囲気が違います。
不思議ですね、そんな話を二人でしておりました。
境内を散歩かたがた歩いて再び駐車場に戻り、今度は南の
琴平を目指します。
次は灸まんうどんです。
ここも先日ヒシさんとご一緒しました。

Kyuman4

ここでathicoさんは「釜玉」を試食。
すすっと食べて、その味のおいしさに驚愕したみたいで
もう一杯食べたい、ということになったのですが
釜玉はゆでたてのうどんでないとできない
ということでなくなく断念せざるを得ませんでした。
ちなみに香川のサッカーチーム、「カマタマーレ讃岐」というのは
もちろん、これに由来するのは言うまでもありません。

Kyuman2

お店の中はこんな感じです。

Kyuman3


そうして、再び引田の高速バスの停留所までお送りしました。
athicoさん うどんツアーはいたく気に入ってくださったようで
謙介もうれしかったです。
あれこれと店を悩んで、決めた甲斐もありました。
とはいえ、うどん屋なんてやまほどあります。
また来たい、とうれしい言葉を残して、athicoさんは
車上の人となりました。

謙介もうどんを4玉食べたので、さすがに
晩御飯はいらず、に済みました。
また、どうぞ、お越しください。
今度は釜玉ツアーをしましょう。


長い文章お付き合いどうもありがとうございました。
ふぅ。やっとちゃんと記録を書くことができて、
謙介もこれで一安心です。


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