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08. 09. 10

お相撲って、、

先週末、実家に帰った時、たまたま姉から電話がかかった。
「あ、元気そうで何より。」
「ふん。ねいちゃん、しかしいつにもまして元気やね。」
受話器にがんがん響く姉の声

「何言うてんの。これでも夏バテしてんねんさかい。」
「うそぉ。」
「ホンマや。」
と怒られてしまった。

で、姉の用件はオフクロとの話だったようで
それが終わってから、少しまた代わってもらって
話をした。話はもっぱら昨今のお相撲のこと。

まぁ先日うちのオフクロが内館さんの講演を聞いてきた
っていうこともあったんだけど。

でね、内館さんが何のお話をしたか、というと
礼儀作法をきちんとさせなくては、という話だったそうな。
もちろん法令順守・規範意識も含めて、というのは言うまでもない。(笑)

内館さんは今、仙台の東○大学の相撲部の監督されて
いるんだそうで。
「私は、相撲の実技は手を取り、足を取りして、
教えられませんけれども、学生には礼儀は厳しく
言っています。」と。
例えば、相撲部にさまざまなご寄付とか、お志を
いただくことがあるんだ、と。今まではもらったら
もらいっぱなしで、何も言わなかったらしい。

それを彼女が監督になってからは、必ず
いただいたものについては、相手先に部員が自筆できちんと
お礼状を書け、とこんこんと注意をした、と。

そうしたら、ご寄付をした相手のほうが、
「礼状がきた」って、驚いて感激して、また礼状を書いて
きたりした、って。
その結果、相撲部は就職率100パーセントですぅぅぅ
と鼻の穴を膨らましてふんふん言うてはった、ということだそうな。

それから、東京から四国に来る時に
彼女の乗った飛行機が予定時刻が来たのに、
全然動かないんだって。
そうしたら機内放送があって
「ただいま、お客様のお一人が、どうしても荷物を
床下か座席の上の荷物棚に入れてくださらないので
安全が確保されないので、飛行機が出発できません。
乗務員が説得に当たっておりますのですが
まだご理解をいただけておりませんので
今しばらくお待ちください。」というアナウンスがあったそうな。

それでその説得に40分かかって飛行機は
約1時間遅れで出発したんだそうな。
ところがその人、よほどその説得に腹をたてたのか
飛行機が滑走路を離陸してすぐ立ち上がって
(もちろん飛行機は斜めになって上昇中)
よたよたしながらトイレに行ったんだって。
見ると70過ぎの男の人だった、って。

70過ぎの普通なら常識とか規範とかを
しっかり身につけていていそうなはずのおじいさんが
その出発の遅れた元凶だったそうな。

結局そのおじいさん、四国の空港に着いて、
係員の指示に従わなかったから、到着するやいなや
警察の御用になったらしい、って。
だけど、降りるときに他のお客さんがやっぱり
客室乗務員の人に、「あんなヤツ、さっさと機長の権限で
羽田で降ろしてしまえばよかったんだ。おかげで仕事が
遅れて困ってるじゃないか。どうしてくれる。」って
ねじこんでいたらしい。
そりゃそうだよね。急ぐから飛行機にした人だって
いるし、営業の人なんて、ちゃんと到着時刻に
あわせて人と会うセッティングしてただろう人だって
いるだろうに。
そういう困った年寄りもいましてねぇ、という
話から社会における規範意識の話をしたのよー
だそうな。

オフクロなんて、相撲界の規範意識の話より
その話のほうがおもしろかったわ、なんて言ってた。


実はうちの姉、20年ほど月刊大相撲という雑誌を買い
毎場所の取り組みは、赤鉛筆で全部記録をつけ
幕内以上の力士の所属部屋は即答できる、という
相撲オタクなんだ。
ご贔屓だったのは、今、春日野親方になっている「栃乃和歌」
この人の誕生日と、バレンタインには、姉は必ず何かプレゼントを
送っていたと思う。
うちの姉はそういうことをしていたけど、例によって向こうからは
一切何もこなかった。(まぁくるはずはないのが普通ですけど。)
それで栃乃和歌が引退してからはご贔屓力士は隆乃若に移っていた。
この人、力士の中でショパンが弾けて、なかなかのハンサムな
人だったんだけど。不幸なことに故障が多くて、
結局それで上位にとどまれずじまいでさ。
この人も引退してしまったけど。
この二人の現役時代は姉の相撲熱もすごかったんだけど、、、。

その相撲オタクの姉の言うには、大体相撲をスポーツと思うから
間違いが生まれるんだ、って。
「じゃあ相撲って何なの? 」
「決まってるじゃない。見世物よ。」
「どうして? 」
「見世物って胡散臭いものでしょ? 」
「まぁね。」
「相撲なんて、あんなもの、はなっから胡散臭いものなんだから。」

まぁね。それは確かにそう思う。
最近の新聞を見ていたら「角界の正常化を望む」なんて書いて
あるんだけどさ、俺、ちょっと聞いてみたいんだ。
「正常化、というのは、今が異常で、過去が正常だったから
その状態に戻す。」っていうんで正常化、って言ってるわけでしょ?
じゃあ、過去はホントに正常だったのか、って?

思わずホント? って聞きたくなるんだけどさー。
今、○HKで相撲解説してる○の富士さんだって、
しょっちゅうヤクザのパーティにご一緒してたみたいだし、
(だけどあの人、もう無敵だよね。自分の部屋というか
九重はさっさと元千代の富○の今の九重さんに放り任してさ
相撲協会は辞めて、、、。だからなんだって言えるもんね。笑)

八百長相撲の話なんて、、山ほどあるしさ。
八百長なんて、歌舞伎や落語の話の中にだって
八百長相撲の話が出てくるじゃないか。
と、いうことはいかにそんな八百長相撲というのが
昔から身近なものであって、しかも
普通にあった、それを誰もがああ、そんなものだろうよ、
って思ってた、と。だから落語とか
芝居の題材に入ってる、っていうことでしょ?


相撲はスポーツじゃない、って言うのがさ、
「相撲の興行」っていう言い方にだって出てるって俺は思う。
(前にも言ったけど)
水泳の興行って言う? バスケットの興行って言う?
え? バスケットなんて外国のスポーツだから? 
じゃあ、柔道の興行って言う? 言わないし、聞かないよね。
少林寺拳法の興行っていうのも聞かない。
だけど、相撲だけが興行っていう使い方をする。

興行と言うのは歌舞伎や芝居の言い方だよ。
ほら、だから、相撲って、スポーツじゃない。歌舞伎とか芝居と同じ。
それを見たって分かるじゃないか。(笑)

見世物なのに、スポーツだぁって強弁するから
あちこちほころびが出てくるんで、しかもスポーツだと正々堂々
清く正しく、なんて言わないといけない。

それに日本相撲協会の監督官庁が文部科学省だから。
嘘偽りは許されない、ということは人一倍言われると思うし。

だから相撲なんてそんなの最初から見世物、っていうことに
しとけばよかったのに、って思う。


大体さ、興行の世界なんていうのは、胡散臭いところがあるよね。

前にも言ったよね。
今やオシャレに、「ベネッ○」なんて言ってる出版会社が
あるよね。 だけどあの会社って、元は岡山駅前を
シマ(テリトリー)にしてた福○組っていうヤクザだった。

多分これを読んでる人の何人かは、
進研ゼ○でお世話になった人もいるんじゃない?
だけどあの会社、まぎれもなく元はヤクザなんだもの。

岡山の市内、後楽園の周辺を木○組、
駅前を福○組っていうふたつのヤクザが持ってた、と。
それで、木○組のほうは今の木○大サーカスになったし、
福○組のほうは、印刷・出版を始めたと。実績のないヤクザが
出版を始めたけど、客は恐ろしがって全然来なかった。
それで実績を作ろうとして岡山大学の先生に取り入って
安く本を出版します、って言った。大学の先生は
地元の人じゃないから、そういうヤクザっていうのも
知らない人も結構いただろうし。そうして大学のセンセイの
専門書を出す出版社っていう、社会的なステータスを
つけた。それが福○書店になって、
それで今のベネッ○になったんだもん。

そりゃ、都会じゃベルリッ○なんかもやってるしさ、
おされな会社っていうイメージかもしれないけどさ、
でも元はヤクザだしねぇ。
それが証拠に子会社が、今だって岡山駅前に
福○メルバっていう映画館持ってるもの。
元がヤクザだったから、やっぱり「興行」っていうのは、
手離せないんだ、って思う。
そういう過去のシッポが今もはっきりと残ってるのが分かる。

俺が10代の頃の親って、
子どもが芸能界に行く、って言ったら、結構強硬に反対した
親も多かった。
理由? だって芸能界って胡散臭いから。
あんな胡散臭いところに自分の息子や娘はやれない、
って言って、結構、親たちは反対する人多かったよ。

いつのころからか、親の意識も変って、
抵抗も少なくなったみたいだけど、、。

興行の世界って、やっぱり見えない闇みたいな部分もあるし
だからきらびやかで、夢があって、っていう世界だけど
その反面、やっぱりそういう翳の部分っていうのもあるわけで、
お相撲の社会っていうのも、興行だから、そういう両面性
っていうのは持っていると思うんだ。


だけど、歌舞伎もそうだけど、毒があるくらいの
もう何でもありの世界だからこそ、お相撲が
たくましく今まで生き延びてくることが
できたんじゃないか、とも思う。
歌舞伎だってそうでしょ。もう何でも善悪両方を
幅広く取り込んだ結果、今までたくましく生き延びる
ことができた、と。清濁併せ呑む度量が幸いした、と
でも言うのかな。そういう幅広さがあって
今の歌舞伎があるんだと思う。

ところがその「毒」がなくなってしまって、
清く正しく、ってひたすら言ってしまったら、
炭酸の抜けたサイダーというか
枯れたものになって、どんどん衰退の一途を
たどるんじゃないかしらん、って思うなぁ。


最近は何にしろ情報がすぐ表ざたになるしさ
何事もクリアでクリーンじゃないと、いけない、と。
だから、ヤクザさんと特にフレンドリーなお付き合いをしたり
薬を使ったりして社会道徳に照らして、良くない、となったら
徹底的に糾弾される。 

今までは大目に見られていたはずの
そういう「毒」を今までと同じように
使ったりしたら、
いまやそういう社会倫理を正しく守って
「きちんとしなくてはいけない」社会だからさ。
たちまち現在の社会状況の方向から外れてる! って
これまた糾弾が来るだろうし、、。
(実際、来てるわけで。)


そこのあたりの読みが前の理事長さんはできなかったのだろう。
あの人の気持ちを忖度してみると、「そういう翳の部分だって
あっていいはずじゃないか」と思ってたんだろう。
多分ね、前理事長さんの頭の意識としては、江戸時代か明治だったんだよ。
そんな毒があってどこがいけないんだ、と。相撲界っていうのは
そういう「伝統」だってあるんだと。それで一人ふんふん、言ってた。

だけど世間は平成だった、と。そうしてこの現代社会というのは
その「翳」の部分っていうのを許さなかった、と。
そのズレがいまや極限に来てしまっていた、というそんな制度疲労の
極限が今回のこの騒動に色濃く出てる気がするんだ。謙介はね。

だからさ、俺が思うのは、
言うとすれば、「角界の正常化」ではなくて
まぁ現代のクリア志向の世相にあわせる、というところで
「角界の近代化」とでもいうふうに言ったほうが
俺はいいんじゃないかしらん、って思うけどなぁ。

っていうあたりが相撲に対する俺の見方というか、
感想。

北の金テジちゃん(テジは韓国語で豚)の体調がどうのこうの
というニュース。
ニュースソース見てさ、そのニュースの出所が
韓国の報道機関だったら
俺は、まず絶対に信用はしないことにしてるの。
(何せ韓国なんて大新聞でも信憑性に欠けるニュースを
平気でいっぱい載せる国だし、海外ニュースなんかひどいよ
「日本の読○新聞の伝えるところでは、なんて
引用記事ばっかり平気で載せるもの。自社で取材
なんかろくすっぽしてない。だから信用なんてしていない。)
だけど今回は、アメリカ発だったからあれ、ってちょっと思った。

けど、またいつものように、ちょっと気球を揚げて
みた、っていうことだったんだろうか。
それとも、病気にはなった、というところなんだろうか。

報道統制してる国には、ホラ、ダメ元でガセネタを
ぶつけてみることがよくあるよね。それで相手の
反応を見て、実際のところを判断する、っていうの。
今回もそんな気球を揚げて、観測をしてみているの
だろうか。ただまぁ健康を害した、ということでは
あるらしいけれど。
果たして、、今回はどうなんでしょうね。

(今日聴いた音楽 ゲット・バック・イン・ラブ
 歌 山下達郎 アルバム 僕の中の少年 から)

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Comments

 近代化の次は,現代化でしょうか。
 間違えて「ヒョンデ」化しちゃったりして・・・あ,それはそれで面白いかも(爆笑)

 金テジって・・・そりゃあまりにも失礼ですよぉ! テジに(笑)

 あ,○研ゼミの通信添削には高校時代大変お世話になりました(笑)。塾とかの集団学習が大嫌いだったので。

Posted by: Ikuno Hiroshi | 08. 09. 11 at 오전 10:45

----Ikuno Hiroshiさん
 「ヒョンデ」でいいんでしょうか。それとも「ヒュンダイ」というべきなのでしょうか。(笑) 俺ね、そこで実は書くの迷ったんですよ。ホントは現代化って書かないといけない、とは思ったのですが、時期尚早の気もして、近代化にしたのです。
 沖縄の水事情はいかがですか? 四国は
とりあえずの水力発電の水ももう15パーセントくらい使ったそうで、ここままだと
断水もありかなぁ、とそろそろ話題に上りはじめています。

Posted by: 謙介 | 08. 09. 11 at 오후 12:36

僕も、相撲は見世物だと思いますよ。
国技とかスポーツとか言うから、品位がないとかややこしい話になるんですよね┐(´д`)┌ヤレヤレ
ショーアップされてるプロレスの方が、よっぽど潔いと思います(*゚▽゚)ノ

Posted by: mishima | 08. 09. 11 at 오후 4:35

こんばんは!
またまたコメント書かせてもらいますっす!
相撲に限らず閉鎖的になってることってありますよね!
お相撲さんたちは土俵の下に眠る財宝を
求めてるのかそれとも栄光なのかは知りませんが薬物に行ったりするのはどうした訳でしょうね。
お相撲は確かに見世物かもしれませんね☆昔ペリー提督って人が日本に来た時に出迎えの装飾の1つとして力士を伴って行ったとかなんとか、、、全然関係ないっすね。すんません、、、。
あと今日は謙介さんの御誕生日ですよね!おめでとうございます!
それではでは☆

Posted by: 真介 | 08. 09. 11 at 오후 7:32

---mishimaさん
ねぇ、いっそ、そう言ってしまったら何とすっきりすることか。(笑)
それこそ本音と建前で分裂してるから変なことになるんだと思います。

Posted by: 謙介 | 08. 09. 11 at 오후 10:40

---真介さん
いえいえ遠慮なくコメントください。大歓迎ですので。
 たぶん外国から来る力士の人はやっぱり一旗あげて、お金ももうけて、だと思うんです。横綱の朝青○だって日本で稼いだ資金でモンゴルで会社を経営している、というし、、。薬物、ってやっぱり売人が友達だったり知り合いだったり、で、誘惑されて、っていうことがあるんじゃないですかねぇ、、。そうそうペリー提督の来たときに見せた力士の話ありますよね。どうだ、こんな大男だって日本にはいるのだ、というところを見せようとした、というような話を聞きましたが、ホンマ見世物です。
お祝いの言葉ありがとうございます。
こうして生きて新しい歳を迎えて、また一歩踏み出せたことを何にもまして喜びたい、と思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 08. 09. 11 at 오후 10:46

お久しぶりです。
台風が接近中の宮古島から、いま東京へ戻ってきたトコロです。
呼出さんのタッツケばかまがセクシーなので、お相撲は好きです。
おめでとうございます。

Posted by: 黒須 | 08. 09. 11 at 오후 11:59

----黒須さん
馬乗り袴もなかなか、って一体。(笑)
失礼しました。お言葉ありがとうございます。そうですか宮古島だったんですか。
四国はもう雨が降らないつもりなんでしょうか。毎日快晴です。
東京のほうは雨が多いというし、こちらはもういい加減降ってくれと思ってるし、ととかく世間は住みにくい、というようなことをしみじみと思う初秋の宵でした。
これからもよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 08. 09. 12 at 오전 12:45

今だって、芸能界は、その手の幅をきかしてる事務所のタレントさんが強いですよ!うさんくさい話なんて今でもゴロゴロです。
相撲はね…国技って、ことで、昔は、力士は、神の使い、相撲の行者はみなさん今でも日本神道のお面所持ってるけど…業界は、ひどいですね…。

Posted by: holly | 08. 09. 12 at 오후 9:59

----hollyさん
胡散くさい、ってそうでしょうね。
警○の行事なんかに出演して、日ごろから
協力しておいて、おめこぼしにあずかっている、とかいう話は聞きますし、、。
まぁ氷山の一角で、出てこないものがいっぱいある、ということなんだ、って思います。

Posted by: 謙介 | 08. 09. 13 at 오후 4:22

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