定期健康診断
このところ、俺がいつも見に行ってる何件かの
ブログでも健康診断があった、っていう話が
書かれたりしたんだけど、
28日の月曜の午前中、俺の仕事場で健康診断があった。
去年までは、各セクションごとに、ここは4月10日、
こっちは4月11日、っていうふうに割り振られていて
その日に保健室に行って、ひとりずつ検査を受けて
最終日に心電図と採血だけ一斉に、って
いうものだった。
で、保健室に行くと、担当の看護師のセンセイが、
まず身長と体重をはかって、それから
じゃあ次は、聴力、って耳にレシーバー当てさせられたり
視力検査です、って、例の黒いおたまじゃくし(笑)を目に交互に
あてては、上、左、って言っていくような検査をしてた。
ところが、今年から、看護師のセンセイが変わったので、
今年は職場全部の人間を月曜のそれも午前中だけで
全部済ます、っていうことになってしまった。
どうするのだろう、って思ったら、どこかの共済組合で、そういう健康診断を
すべて請け負ってやってくれるところがあって、そこに全面的に委託をして実施
することになった、とのこと。
でね、みんなその検診前は言ってたの。そんなの無理だよー、って。
で、まぁそんなふうに無理無理って言ってたその当日が来たわけで。(笑)
いやー、すごかった。
健康診断のその組合から、係りの人が、40人くらい来たの。
そうして各検診のところに最低2人以上係がいるわけですよ。
それで、受ける人は、空いてるところへどんどん行って、
受ける。とりあえず何から受診してもいい、と。
だからどんどん空いてたり、待ってる人間の少ないところに
行ってください、と言われる。
最初は、とにかく受付へ。
そこで、名前と照合して、事前に希望を出していた
検査項目をチェックして、それで検査のカルテをもらう。
というのが、俺だと、心電図を追加してたり、胃の検診も
入れて欲しい、っていう追加の検査項目が入っていたりしたし、
それから、女性だと骨粗しょう症の検診もさらに追加で
入ってたりするので、その受診項目の
確認をした。
そのチェックが済むと、いよいよ検査。
各診断項目のところに行く。
まず、あったのが尿検査。(お食事中の方、大変申し訳ございません。)
これは、その日の朝、尿を取った小さな容器を持ってきてたのを渡すだけ
だったのだけど、今年はもうその場で分析をしてもらえた。
去年までは渡すだけだったから、その場で自分の尿の状態って
わかんなかったのだけど、今年はすぐにデータが出てきた。
それで小さな容器に取っていったのだけど、どれくらいいるのか
って思ったら、その容器の中の尿にろ紙みたいなのをつけて、それを
分析する機械に挟んだら、データが出る、っていう仕組み。
そんなことだったら、容器一杯の尿なんて要らないんだ、
って思った。
だって、ほんのちょっとで済むんだもの。
そのろ紙を分析機械に挟んで、しばらくすると、プリンターの
ほうから、データの分析された数値が出てくるから、
その打ち出されたものを検査のカルテに貼ってもらって、
第一の検査終了。
次は聴力。
レシーバーをかけて、音を出して、聞こえたら手を上げる
というもの。これは去年と同じ、だった。
次は体重と身長。
最近って、体重計と身長計が一緒になってるんだよね。
体重計の後ろに柱みたいに身長を測る器具が付いていて
体重計に乗ったら、後ろからその器具が静かに頭の上に下りてきて
一度に体重と身長を測れるようになってる。
次は、血液検査。
謙介ったら、がんセンターで毎週してるんですが。(笑)
それでおまけにその日は月曜だったので、仕事帰りにがんセンター
へ行く日だったからさ、結局午前と夕方と2回
採血されてしまった。午前中の採血は、試験管一本で
少なかったからよかったけど、がんセンターのほうは
7本あってさ。だけどトータルしたら8本だからねー。
8本となると結構多い、でしょ。
まぁ全然検査項目が違うので、いいか、と思って血液検査も
お願いしました。がんセンターじゃ中性脂肪とか、
総コレステロール・善玉コレステロールは
分析してくれないから。
それが終わると、いよいよ来ました来ました。今年から新たに追加の
腹回りの計測でございます。(笑)
ここはやっぱりベルトを緩めて服を上げたり終わったら直したり
しないといけないので、待ち時間がちょっとあった。
もうねぇ、さすがにこの場所での話題はメタボとダイエット。
そういえば、こないだ実家に戻ったら、姉もオカダトシヲの
「いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)」を読んでいた。
あの本の中でオカダさんも実践してるけど、
自分の食べているものを客観的にデータ化して見る
っていう作業はすごく大切だなぁ、って思う。
栄養士の友達は、朝、昼、晩、間食をそれぞれの
食事をまずデジカメに撮ってみてみましょう、っていう
指導をしてるらしい。
要するに、食べているものを客観的に見てみる、
とか、何をどれだけ食べたか、って具体的に書き出してみると
客観的に自分が何を食べたか、っていうのが
分かってきていいって。こういう方法もあるみたい。
で、みんなの口から出たのは、ダイエットの失敗の話。
なんかリンゴをひたすら食べるダイエットとか、
炭水化物系統を摂らないようにする、とか、
いえいえその逆で炭水化物は摂ってもいいけど
他の栄養素を何とかかんとか。
やっぱり結構何度かダイエットに挑戦して、あかんかった、
っていう人が多かったから、もうこの話は盛り上がってしまって。(笑)
失敗談の大報告大会みたいになってた。
それに、ついみんなつられて、うんうん、そうそう、とか。
だってさ、成功した、なんていう話より、よっぽど聞いていて
親近感ができるじゃない? ねぇ。(笑)
このおなかまわりの計測と心電図の計測は男女に分かれていた。
腹回りを測って、それから、心電図。
やっぱり心電図のところで、ちょっと時間がかかった。
服をずらして、ベッドに寝て、検査器具をつけて、測って、、
っていうから、一人あたり結構時間がかかるものね。
それが終わると、今度は視力。
やれやれホントあっちこっちいって忙しいったら。(笑)
視力が終わったら、今度は胸部のレントゲン。
胸が済んだら、今度は胃のレントゲン。
去年までは、血液から大腸がんを調べる、という方法
だったのだけど、今年から、数年ぶりにまた発泡剤を飲んで
バリウムを飲んで、ていう方法に戻った。
あのおなかを膨らませる薬、って、ホントしんどいよねぇ。
飲む水がほんのちょっとでしょ。
なんかお猪口より小さな容器に
半分の水、とか。(笑)
顆粒が十分に溶けずに、何だか口の中とか
食道に残ってる感じがするんだもの。
その後、バリウムを飲む。
その時に必ず言われるよね。
「しんどいですが、ガマンして飲んでくださいね。」って。
だけどさ。謙介、実はバリウム飲むの、全然苦痛じゃ
ないんだ。むしろバリウム、飲むだけなら、結構大好きなの。(アホ)
一気飲みなんて簡単。で、口の周りをティッシュでよく拭いて、今度は
レントゲンの機械に。
これがもうしんどいったら。
あれ、やったことある?
やたら、身体を右に1回転させろだの、左横で止まれだの、
バーをしっかり持ってろ、って言われて、
脳天逆落としみたいな格好で
機械が止まってさ、そのうえおまけに、
その脳天逆落とし状態で、はい息を止めろ、だの。
とてつもないことを、どんどん言われてさー、思わず思ったさ。
おっさん、あんたもこんなことやれるんだったらやってみぃ、とか。(笑)
しかもそれをさっとやらなきゃなんない。
他の検査って、大して疲れた、っていう感じはしなかったのだけど、
胃の検診したら、もうどーっと疲れて、一大事業をやり終えた、
っていう感じになるよね。
で、まぁでんぐり返しみたいなのが、3度くらいありまして
何とか胃の検診も終わったのでした。
最後に下剤を、4錠いただいて、今日は水分を2リットルくらい
どんどんとってくださいねー、って言われて、検診車から
出たのでした。やれやれ。
検診に行ったのが朝の7時50分で、終わったのが8時50分。
これでも1時間やっぱりかかった、っていうところ。
俺は、9時からどうしても抜けられない仕事があったから
何とかその時間までに、っていうのがあったのだけど、
俺なんかよりもっと遅く来た人はどうだったのだろう。
保健室の看護師さんに聞いたら、この方法でやってみて
うまく行ったら、来年以降もこの方法でやりたい、
っていう話だったけど。
でも、まぁ全部が1時間で終わったのは、なかなか
うまく行ったほうじゃないかな、とは思った。
普通の病院とか診療所なんか行ってこの健康診断を
やっておらおうと思ったら、半日なんてかかるところも結構
あるから、それに比べて1時間で検尿から心電図から
胃の検診まで、っていうのだったらいいかなぁ、とは思ったけど。
はてさて、これをお読みのみなさんのところでは、
健康診断は終わりましたか?
(今日聴いた音楽 CANDY 歌 小林桂
アルバム So nice から 1999年)
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Comments
健康診断、自分もつい先日やってきました。
今回は始めて行く近所の大きな総合病院だったんですけども、何だかついこの前に
検診センターとやらが独立してひとつの建物に入ったばかりとかで、それはもう
綺麗といいますか、最新の設備が整ったホテルのようでございました。
そんな風ですので、いつもの病院とは激しく異なるその雰囲気に自分妙に緊張してしまって、
眼科検診ではよく見方がわからないままものすごく悪い成績で終了しましたし、
血圧測定でもこうなんだか気がすーと抜ける感じで上が89などという数字を出していました。
で、採血の場面でも、正直これにはからっきしなんですけども、目の前の試験管4本を眺めながら、
謙介さんはいつも7本、謙介さんはいつも7本、と呪文のようにくりかしてがんばりました。
すみませんこんなところで勝手にお名前を使ってしまって。
その後、胃のレントゲンの前にする、なんでも胃腸の働きを止める注射がいやで、
係りの人とずいぶん揉めてしまいました。結局その薬打ちましたけれども。。。
まぁそんな感じでなんとか問題なく終わりです。
謙介さんもお疲れ様でした!
この自分も疲れました(笑)もうイヤです(笑)
Posted by: b-minor | 08. 05. 01 PM 11:41
---b-minorさん
ちょうど今、年度はじめで会社とか学校でもそうだけどそういう検診のシーズンですね。そうですかぁ。なんか最近、総合病院でもホテルみたいな造りのところありますよね。眼科検診、って、単純に行かないですよね。最初、見たときはよく見えないのが、時間が経つと、見えてたりすることだってあるし、目をフタする黒いお玉、力を入れてあてすぎて、外したときに、よく見えなかったりすることもありますし。俺も、もう何度も健康診断なんて受けているのに、未だに毎年え? あ、 どうしたらいいの? なんてことがあります。
採血ですが、まずやっぱり思うのは、この人、針刺すの、うまいかなぁ、、っていうことですよね。上手な人がすると蚊が刺した、くらいで済むのですが、下手な人がやると、グワーンと最初の痛みからはじまって針を刺している間中も痛くて、抜くときにまた痛い、という泣きたいような採血になります。
あ、胃のレントゲンの前の注射、俺もしたことあります。 しかし、本当にお疲れさまでした。健康診断で疲れてどうする、っていうことなんですが、いやいや、本当に疲れますよね。もう一大事業を成し遂げた、と言っても過言ではないように思います。ごくろうさまでした。
Posted by: 謙介 | 08. 05. 01 PM 11:56
3年前から,「健康診断」ではなく「人間ドック」に昇格しました(要は歳くったってこと 笑)
幸い,会社が指定する実施施設の一つが近所にある真新しい病院なので,そこに行くことにしてます。まあ,近さよりも,検査が終わった後に出されるランチがなかなかイケるので,それが目当てという説も(笑)
腹部の超音波エコーは,何度やっても喘ぎ声を抑えるのが大変です。
心電図は,乳首近くの電極を取り外す時に感じそうになるのが難点です。
前立腺(直腸診)は・・・なぜか特に何ともありません。たぶんそこに「愛」がないからでしょう(爆笑)
Posted by: Ikuno Hiroshi | 08. 05. 02 PM 9:20
----Ikuno Hiroshiさん
「人間ドック」のほうが、断然ゴージャスな感じがします。健康診断だとなんだか十羽ひとからげで、、、テント張りのところで受付をして、、、っていう感じですが、人間ドックだと木目調の部屋で担当医から、話を聞く、というようなことをついつい考えてしまうのは、ドラマの見すぎで無駄に注入されたイメージの膨らましすぎでしょうか。(笑)
超音波エコー、何かあのぬるぬるとしたジェルを塗って、それで計測の版画のローラーみたいなヤツで身体をあちこち撫でられる、というのが、ローションプレイみたいですね。「あはん」とか。
失礼しました。あ、謙介は12日にエコーの検査が入っています。うちの主治医は肝臓の辺りをえぐるようにギューギュー押さえつけてそのローラーを動かすので、「あはん」どころか、「いたいいたい」と毎回泣きの涙です。果たして今度はどうなりますことやら。Ikunoさんの受診している病院に行きたいぞ、と思っている謙介でした。
Posted by: 謙介 | 08. 05. 03 AM 9:28