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08. 04. 17

お散歩ツアー(その4)

さて、友達の家に行くのは晩の7時のお約束でした。
五台山から降りてきたのは、まだ5時前で、2時間
ほど時間がありました。
ちょっと本屋にも寄りたかったので、この街にもある
「岡田屋」に行くことにしました。多分岡田屋に行けば
その中に本屋だってあると思ったのです。

この街の岡田屋はでかいです。この岡田屋ができたが
ために、街中の商店街はあっという間に閑古鳥の鳴く
場所になってしまいかかっています。

あ、岡田屋のことですが、
昔は四日市の商店街の中で岡田屋呉服店なんて言ってたのに、
今ではすっかりよそ行きの顔をして、イオ○とかジャス○とか
言うようになってしまった会社のことです。
津に住んでる友達に言わせると、三重県のある年齢以上の
人はイオ○なんて誰も言わない。あんなものは、「岡田屋」でいいのさ、
ということなので、このブログでも岡田屋ということにしています。
今でも代表者は岡田さんのようですし。


とはいえ、全国的に見ると岡田屋は、つい先日の報道を見ていると、
儲けが出ないので不採算店舗を閉鎖したり、業種転換する、
ということを言っていました。
ここは昔からシビアな商売で有名ですよね。
一応出店期間を20年として、20年経って、その店が赤字だと
さっさと店じまいして出て行きます。
なので、各都市では、例えば岡田屋を核店舗にして都市整備していたり
すると、そこが急に撤退してしまって、困っている、っていうような
話をあちこちで聞いています。今回不採算店舗ということで、店が
一気に撤退したら、そういう問題がますます大きくなってくるのは
避けられないんじゃないか、と謙介はひそかに思っています。

それからどこの岡田屋の中にも、ショッピングモールと称して
岡田屋以外の店だって結構入っています。
そういう店の家賃、最初は安くしてあるのですが、次第にものすごく
高くしていくのだそうです。吊り上げて、居にくくするわけです。
そうして、地元の店を撤退させておいて自社の店の
面積を徐々に増やして行く、そういうこともするそうです。
まぁ商売上のノウハウ、というのであればそういうことなのでしょうけど。
もうからんとなったらさっさと出て行くわ、せこく面積を
拡げようとしていくわ、
結構、えげつな、、商売をしているようです。岡田屋さん。

岡田屋はものが売れない、という記者発表があった後、
その報道を受けて、○経新聞がああいう形式のスーパーの時代は終わった
というふうに書いてあったのですが、
俺、その新聞記事を見て、この記事を書いた
○経新聞の記者って、何とまぁ不勉強な奴か、
と正直思いました。この記者さん、果たしてスーパーで
実際に買い物なんかしたことあるんだろうか?
とも思いました。新聞記事を書くのに忙しすぎて
肝心の現場調査っていうものをしてないんじゃないか、とも。

あんな記事をしかも経済専門の記者が書いていたら、
不勉強って言われても仕方ないでしょう。
だって素人の俺が考えたって、もう少し違う答えが
出ますもの。

え? 謙介、学校、経営学科出てたっけ? (笑)
俺、何度も言いますが、国文科でーす。
謙介はいろいろなスーパーで買い物をするのが好きです。
あちこちのスーパーに行っては、商品配置とか
ディスプレイの仕方、売り出しの仕方、
そういうのを比較して見るのが好きです。
スーパーマーケット愛好家ですね。(笑)


俺が思うに、岡田屋の儲けが上がらないっていう理由は
その役割が終わったなんていうのではなくて、
別のところにあるように思うのです。

それは、岡田屋に行って、食品を並べてある棚の前に行ったら
よく分かります。全然買い物をする気にならないのです。
まずひとつは、棚の高さと品物の並べ方です。
ものすごく圧迫感があって、商品がそびえている、
という感じです。
それで正直、買う気がまず減退してしまいます。
そこに品物がドーンと並べられているのです。
確かに機能的ではあります。
しかし、なんか変わったものないかなぁ、と思ってみようと
してもそこには決まりきった商品が機能的にしか
置かれていないのです。そうしたらどうなるか
急いで決まったものだけ買ったら、さっさと帰ろう、
ということになります。
加えて、食品売り場のトータルな色調を、
くすんだみどりにしているようですが
くすんだみどりなんて、どうしてあんな色使いにしたのでしょう?
どうみたって、あの緑って、みかんに生えた青いカビの色です。
何であんな緑を持ってきたのか。

あの色からは食欲を増して、どん、と買おう、という気は
起きにくい色です。
変な緑色です。あの色をもっと何とかせぇよ、と謙介は思います。

それから、商品構成として新しい、とか、ちょっと変わったもの、
っていうのが置いてありません。
どれもこれも売れ筋のものしかない。

ちょっと新しいものが出たから、とか
例えばレトルトカレーなんかでも、
もうちょっといろいろと変わったものを置いてみたら
いいとは思うのに、どこのスーパーでもあるようなものしか
ありません。岡田屋に行ったらおもしろいものがあって
楽しい、というのではないのです。
買い物を済ます、さっさと帰る。これだけです。
買い物の楽しさがないようなスーパーだから
ダメなんです。

しかもそのうえ、値段が高い。
同じレトルトのカレー、実家の近くの委佐子の店の1.5倍の値段が
しているものもあります。野菜だってどれもこれも1割は高い。
どうしてこんな値段設定になるのか?
これでは売れるほうが不思議、とさえ俺は思います。
トップの人は、自分の店でご飯の材料を買ったり
しているのでしょうかね。
不景気な今時、1円のお金さえやすいところに、
と思ってる買い手の気持ちをどれくらい斟酌して、
店作りしていますかね。
本業で売れないから、ショッピングモールにして
ほかの店に来てもらえる人の集まりのせいで
売ってしまおう、ということかもしれません。
自分ち単独のもうけとか、商売は、もうあきらめているのか。
やる気のない商品のディスプレイからは
そんな気さえも伝わってきたりします。

ただちょっと、悪いところを書き連ねすぎました。
さすが、というところもあります。
それは鮮魚のコーナーです。
田舎の下手なスーパーに行くと、魚の腐ったような
においすらしていることがありますが、さすが岡田屋は
商品管理がきっちり出来ているのでしょう。
そういう変なにおいがしていたことが全く
ありません。
そういう衛生面がきっちりとしている、ということは
すごいことだと思います。

俺は思うけれど、岡田屋が終わったのではなく
まだまだ売り方の工夫をしていけば、絶対売れるだろうに、
と思います。それができないのは、あまりに会社の規模が
大きくなりすぎて、身動きが取れなくなっているせいかも
しれません。

岡田屋の売り場を見てて、そんなことを思います。

さて、予想通り、その岡田屋の二階に本屋がありました。
あったのは、富子の本屋です。(ちょっと自分的には、なーんだ、と
思ったりしたのですが)
富子の本屋も最近は全国展開をしていて
最近どこででも見かけるように
なりました。
北は北海道の旭川から、南は沖縄県の南風原まで全国に
店があります。

富子の本宅には、すんげえ恐ろしいシェパードがいて
近くを通っただけで噛み付きそうに牙をむき出して吼えます。
とてもこわいです。

ただ、高知にある富子の本屋なので、
高知独特の変わった本があるかもしれない、と、売り場を探してみました。

ありましたありました。
「高知遺産」という本です。

Kouchiisan

これは高知県内のちょっと変わった建物、とか
都市化の中でもうまもなく姿を消そうとしている古い
建築物、過去の建築物の廃墟、を集めた本です。
本の後ろを見たら、書籍の標準番号すらありませんでした。

え? 標準番号って何? って?
本の後ろにISBNって言う記号が大抵印刷されているはずです。
それからそのISBNの字の後、数字がごちゃっとついているのが
大抵の本にあると思います。
最近の本だと、ISBN以下の数字が13桁。
ちょっと前の本だと10桁の数字が並んでいるはすです。
例えば、ISBN978-4-86248-244-0
っていうふうに。↑友達の書いた本です。(目下読書中。)
読み終わったら、この本の感想を書きたいと思います。
このコードのうち10桁のものの最初にある「4」 と13桁の
ばあいの978の後の「4」は日本の国番号です。ですから
この部分に「4」の付いてるコードの本はすべからく日本
で作られた本、ということになります。

うちのブログによくお言葉を書いていただく
読書家のIkuno Hiroshi大先生はさすがです。
先生のブログには、
本と一緒に、このISBNのコードもちゃんと添えられています。
います。このISBNのコードは、その本だけに与えられたもの
なので、逆に言えば、このISBNコードさえ分かっていたら、
世界中のどこの本屋ででも、自分の欲しい本を間違いなく
手に入れられるようになっています。
ニュゥヨゥクはマンハッタンにあるダブルディででも、
京都は寺町二条上がったところにある三月書房ででも
ISBNのコードから本を注文出来るようになっています。

え?ISBNはないけど、俺の持ってるの、ISSNってあるぞ、って?
あ、それは本ではありません。雑誌です。

さて、「高知遺産」です。
こういう本は、やっぱり地元の本屋でないとありません。
実は、前に高知に行ったときに、友達がたまたま横を
通ってくれて、その時に見て、衝撃を受けた建物があります。

今回は時間がなくて行けなかったのですが、
高知の薊野(あぞうの、と読みます)に○タバがあって、
その近くに澤田マンションというマンションがあります。
高知では通称「澤マン」というのだそうですが。

このマンション、驚嘆することに澤田さん、という素人の人が
独力でコンクリートを流して建築したマンションなのです。
そうです。前にご紹介した野良時計のお庄屋さんと同じです。
自分でマンションを作ってみた、というのです。
高知って、本当にすごい人が普通にごろごろしています。

そーの建物が、あなた、ガウディというのか、今はなき
九龍城というのか、すんごい建物でして。
何たって、うぃきぺでぃあで、澤田マンションって入れたら
ちゃんと項が立っていて、出てくるんですから。(笑)
その謙介が衝撃を受けた澤マンもしっかり掲載されています。
なかなか楽しい本でした。

本屋で買って、友達のところに行くのにまだ時間が
あったので、店内のコーヒーショップで、
その買った本をしばらく読んでいました。
ふと時計を見たら、もう約束の時間が近づいていました。
これは、行かなくちゃ、ということで、
俺は席を立って、友達の家に行くことにしました。
今日はここまでにします。

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Comments

私の職場の近所、琵琶湖のほとりにも岡田屋が
建設中です。何でも、大規模店舗法が改正され
て新規出店の許可がもらいづらくなるとかで、
日本各地で駆け込み出店ラッシュだとか。
ちなみに、その琵琶湖のほとりの岡田屋は、
当時の市長が旗振り役で、市長の親類が建設
用地の大地主で出店の暁には多額の地代収入
があるとかないとか。結局、その市長は選挙
で負けてしまいました。でも、出店計画はその
ままで、急ピッチで建設中です。

Posted by: mishima | 08. 04. 18 at 오후 8:20

----mishimaさん
そちらもなんですね。実はこっちも新しい巨大な岡田屋ができかかっています。でもね、5万平米くらいある大きいのがこの辺、5つも6つもあるんです。完璧オーバーストアなんですけどねぇ。みんな共倒れするかもしれません。一体どうすrんでしょうね。自分のところはつぶれない、って思っているんでしょうか。もうむちゃくちゃな建設状態です。

Posted by: 謙介 | 08. 04. 18 at 오후 10:26

 同じ岡田屋でも,近所のは食品スーパー形態のマックスほにゃららなんですよね〜。
 そうか,売り上げには品物の並べ方とか店内の色とかも関係してくるんですねえ・・・そういうのに無頓着なタチなんで,全然気がつきませんでした(苦笑) 明日寄ったら,注意して観察してみま〜す。

 あ,僕がISBNコードを入れるようになったのは,謙介さんに教えてもらってからですよ〜。だから,謙介さんは巨大先生ですっ(笑)

 ウィキってみたら,澤田マンション,いまだに建築確認の出てない「違法」建築なんですねえ(驚)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 08. 04. 18 at 오후 11:22

---Ikuno Hiroshiさん
 謙介もそうたくさんのスーパー行ったわけではないんですが、ほかのスーパー行って、岡田屋系統のスーパー行ったら、なんかそんなことを感じたんですよ。澤田マンション、今は住宅地の中にあるんですが、できた時はたんぼの真ん中で、建築申請とかも、まぁええわ、っていう程度だったんだそうです。できたら出してね、って言ってたのが、ずーっと出さないまんま今に至っているんだそうです。(笑)

Posted by: 謙介 | 08. 04. 19 at 오전 7:31

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