サプリメントとプロテイン
何なの? この本は、っていうようなものだよね。
これ、実は最近謙介が読んでいる本たち。
どうしたんだ謙介、オマエ、スポーツ栄養学研究家にでもなるんか、
というような本ばっかりなんですけどねー。
退院してきて、栄養士の友達に、
やっぱりちゃんと身体と栄養の関係とか
身体を動かすこととか、きちんと
知っておいたほうがいいよね、って
ごはん食べながらの話題で、軽く言ったのさ。
いや、何も理論武装して、主治医とバシバシ話をする、というような
ことをするなんていうつもりはさらさらありませんって。(笑)
ただまぁ、何せ文系のきわみみたいな国文科の人間なもので、
栄養のこと、身体のこと、それから
食べたのものはどういう仕組みでどう吸収されるのか
この際ちょっと知りたいなぁ、ってことを思ってさ。
だけど、こんな身体のことなんて、高校の生物以来ご無沙汰だし、
テレビとか雑誌を見たら、そういう情報は
今時あふれかえってはいるけど、全部
断片的なもので、「これを食べたら身体にいい。」
とか「エネルギー効率のいい食べ物」なんていうことは
惹句みたいに書かれてはあるけど、
じゃあ、自分の身体にそれがどういうふうに作用して、
どうなるか、というのは全然分からない。
それからそういう情報っていうのは多分に
どっかの会社の宣伝も兼ねてあるから
その会社の都合の悪いことは書かない。
だから本当のところ、それは身体にとっていいのか
悪いのか、そのことだって分からない。
だからこの際、そういうことも含めてちゃんと学問的に
知っておいたらいいかなぁ、と
思って、栄養士の友達に、
「そういう本ある? 」
って聞いたの。
その友達は、県から委嘱されてずっと国体の選手の
栄養指導もしてきてるからさ、スポーツと栄養とか
身体づくり、っていうことだって詳しいし。
先日、「今からそっち行くわ。」って言って、
俺の仕事場にやってきて、「はい、こないだ頼まれてた本。」
って言っておいていったのが、この写真に積み重なっている
これら。やれやれ。
でもさぁ、、確かにね、 俺、
何かお勧めがあったら、貸して、とは言ったよ。
言ったけどさー。
そのときは、こんなことになるなんて
知らなかったよー。
ふう。これだけの本を、病み上がりの人間に読め、ってかよー。
毎日、少しずつ、なんて読み方はできないから、
まず本の目次とうしろの索引を見ていって
気になるキーワードがあったら、中の
そのページを開いて、さっと付箋紙をつけて、
後から集中して読む、という方法で
目下8冊目。
身体を動かす、という方面は、全然知らないこと
だらけだったので、基礎的な部分を読んで
身体にあまり負担のかからない方向で
取り入れるとして、
やはり気になったのは、食べ物とか栄養のところだった。
確かに今まで、栄養士の友達からお昼を一緒に食べながら
聞いてきた話があってさ。
でもそれは俺が聞きたかったこととか、その時々で話題になっている
ことを答えてもらう、っていう断片的なものだった。
だけど、そうした聞いていた、断片的な話が
系統立てて書いてある本を読むことで
トータルに見えてきた、っていうこともあった。
中にスポーツ選手の一週間の食事例を
写真入で紹介した本があってね。
やっぱりプロの選手の食事のこととか、栄養の摂り方
っていうのをよく読んでみたら、 (あくまで読んだ範囲内
のことではあるけど) スポーツ選手の人たちって、
栄養、っていうのは、やっぱり全部食事から摂っていて、
サプリメントなんていうようなものは
使っていない、っていうことが分かった。
どういうふうに食事をするのか、って読んでみたら
その選手の属している団体に、ついている
専属のドクターがいて、そのドクターが
選手の血液を採血して、
そこから導き出される、足りていない栄養素を見て
今度は栄養士の人が、そうしたものを補い、かつほかの栄養も
偏らせないないような食事を作る、っていうことに
なっていた。本の中では、例として東京ヴェルディの選手の
人たちの栄養指導の状況っていうのが写真入で紹介
されていたけど。
独身の選手で寮住まいの人はそうした方法で。
結婚している人は、選手本人と奥さんにその指示書
が渡され、栄養についての細かい指示が来る、との
ことだった。その指示書っていうのの写真もそこに
あったけど、その指示がすごく細かくて、
あれこれと書かれていて、ちょっとびっくりした。
やっぱりプロの選手って、ここまで食べ物に
気を配るものなのか、って改めて思った。
これだけ食べ物について、普段からバランスを
考えているのであれば、確かに安易に
サプリメントに頼る、なんていうようなことは
しないだろう、とも思った。
で、読んでいったら、
サプリメントについては、
最近では、いろいろな種類の栄養補助食品(サプリメント)
が市販されているため、安易に利用すると過剰摂取になり
やすい。過剰摂取により体調不良を招くこともある。
「動く 食べる 休むの Science 」 91ページから
とあった。
それから、俺はやっぱりタンパク質の摂取について、見てみたんだ。
言ったら悪いけど。俺、ああいう筋力トレーニングしてる人より
もっとずっと大量のタンパク質が必要なの。
で、何で俺がたんぱく質、たんぱく質、って
こだわるのか、といえば、俺の病気が肝臓だから。
肝臓病の食事療法の第一の基本は
「高たんぱく質、低脂肪」の食品を摂る、ということなんだ。
たんぱく質が肝臓の脂肪沈着を抑えるから。
脂肪肝になったら、身体の状態は悪化するわ
肝臓の働きも悪化するで、いいところがない。
そのためには、たくさんのタンパク質が要る。
それで、栄養士の友達に、毎回の採血の結果の分析表
を見せて、どれくらいのたんぱく質が自分には必要と
して摂らないといけないのか、っていうのを
ずっと聞いてきた、っていう経緯があるからね。
ゲイの人でも、そういうマッチョを目指す人の中には
そうしたプロテインを摂ってる、ってブログに書いて
ある人結構よく見かける。
だけど、プロテインを摂るっていうことは、やはりよほど
慎重にしなければならない、と栄養士の友達にも
釘をさされている。
プロの選手だと、さっきも書いたけど、定期的に採血をして
どれくらいのタンパク質の必要量があればいいのか、を
計算して、それに基づいた食事、っていうのが考えられている。
その友達に聞くと
サッカーとかバスケット選手で、体重1キロあたり
1.5グラムのたんぱく質、 体操・柔道・重量あげの
選手で体重1キロあたり2グラムなんだそう。
やっているスポーツの種類によって
摂取すべき量も変わってくる、とのこと。
何でもいいから飲んでる、っていうのではダメ。
運動量に応じて、タンパク質は摂る量も考えないといけない。
サプリメントのプロテインを取っていると、
身体造りやエネルギー源として使われなかった
たんぱく質やアミノ酸は体脂肪として沈着してしまう。
だから、プロテインを取りすぎると、太る。
よくプロテインを摂るようになって太った、
っていう話を聞くけど、それは
摂ったプロテイン分だけ、身体を動かして、体内で消費しないから
脂肪に変わってためられていく。それで太る。そういうことが必然的に
起こってくる。
だからさ、どういうつもりでプロテイン摂ってるかわかんないんだけど
もし、どうしても摂りたい、っていうのなら、体外に排出
されたものを補う分量のプロテインを摂らないと意味がないもの。
プロテイン飲んでる人ってさ、
そういう自分の身体の仕組みをきちんと把握して飲んでいるんだろうか?
プロテインなんて必要値以上に摂ったら、まずは太るし、さらに言うと、
それとともに後々に大きな問題を持つようになることは、
何度も俺書いたよね。
仮にプロテインを飲んだとしても、
体内に蓄積されるタンパク質量は一定分
しか蓄えられないから、必要量以上のタンパク質は
対外に排出されてしまう。
だけど、その過剰なタンパク質を体外に排出
するためには、そのままではなくて、一旦腎臓で、タンパク質を
窒素に分解して排出するようになってる。
プロテインを絶えず飲むということは高濃度のタンパク質が
日常的に身体に入る。そうするとそのタンパク質を分解
するために腎臓が必死で、それも休まず、絶えずはたらかなくては
ならなくなる。そんなことを毎日続けていたら、
やがて、腎臓が疲れて腎臓病になってしまう
ということになる。
その本にも、
あくまでも食事において適量のタンパク質の摂取を
心がけることが大切である。サプリメントを使用した
場合でもそれを含めて2.0g/ 体重1Kg程度の
摂取量にすべきである。 なお健康の保持増進の
ためのダンベル体操・ストレッチング・ウォーキング
などの日常的な運動習慣では、特別にタンパク質を
多量に摂取する必要性はない。
(同上書 91ページ)
ってはっきり書いてあるし、、。
だからちょっときつい運動していたとしても、
そんなものは、日常の食品で十分間に合うので、
わざわざ改めてプロテインまで飲む必要は
ありません、って書いてある。
プロテインの摂りすぎで、何年かしていくうちに、
痛風になったり、腎臓病を発病して、週に3日腎臓透析に
通わないといけなくなったら、ホント、一生それを
続けないといけないので、大変なことになるものね。
プロテインを飲むという人は、そういうリスクをしょっている、
ということでもあるわけだよね。
だからボディビルダーの人なんかで
若い時にプロテインを飲んでた人は
30代後半くらいになったら、身体がボロボロに
なってさ。40過ぎには腎臓病を併発して、、
なんていうことが実際よく起こってる。
そういう問題がある。
そういう先の影響とか可能性までも考えたときに、
そうした将来のことが分かっていて、
それでもオレは飲む、って
いうのであれば、まぁそれは止めないけどね。
案外、そんなこと知らずに飲んでる、っていう
人が多いから、
今、プロテインを常用してるような人は、こうした身体のことが
将来大きな問題になってくるかもしれないね。
実は、この本のお山、映ってないけど
もう一山あるの。(笑)
「いつまでにこの本返したらいい? 」
って聞いたら、「いつでもいいよ。」って言われたけど、、。
置いておくと、場ふさぎになって仕方ないので、
斜め読みにしろ、一刻も早く見終わって(読み終わって、、というので
ないのがミソ。笑)終わらせたい、
と思っているところなのでございます。
やれやれ。
今日は辞令の交付式が仕事場であった。
辞めていく人に、「退職を承認する」の辞令。
何人かの人が去って、また新しい何人かが
入ってくる。
なんだかやっぱりしみじみといろいろなことを思ってしまった。
思いのほうはしみじみしていたんだけど
何だかすごい天気の日で、
晴れたと思ったら曇って、曇ったと思ったら
すごい雨が降ってきて。
雨があがったら、さーっと晴れて。
なんか30分おきくらいに天候が
変わってた。
仕事終わって、がんセンターに行く。
肝臓の新しい治療の方法が出た、という話。
と言ってもまだラットの段階なので
これから治験なんかがあって、、、
もうちょっと先のこと。
楽観はせず、それでも希望は失わず、
でこれからも見て行きたいと思う。
(今日聴いた音楽 スカボロー・フェア
歌 サイモンとガーファンクル 1977年盤
音源はLPレコード)
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