昨日のこと
昨日の朝、7時半に仕事場について仕事の準備をしていると
8時過ぎ、印刷会社から2校目の校正原稿が
添付ファイルで送られてきた。
もう昨日一日は全てのほかの仕事を中断して
原稿の校正をしなくちゃ、と覚悟はしていたんだ。
だって、来週の木曜には、もうちゃんと印刷製本されて、
本になっていなければならないので、(それもペーパーバック
じゃなくて分厚い布張りのハードカバーのちゃんとした
製本された本に)
なので、逆算して後の工程を考えたら、
どうしても昨日一日で校正を全部済ませてしまわなければ
ならなかった。 何時に終わるのか、ちょっと予測がつかないけれど、
とにかくしなくちゃ、ということで印刷会社から来たデータを
急いでプリントアウトして、200ページあまりの原稿の
校正にかかる。
ずっと赤ペンを握りしめて作業をして、、。
何時だろう、って思って顔をあげて時計を見たら、
もう午後1時近かった。
家から持ってきていたお弁当を5分で食べて
回ってきた書類を見たり、メールのチェックをした後で
再び仕事再開。
ふう、洋書の校正が終わったー、気がつくと
時計は5時半だった。
それから、今度は和書(日本語の本)の目録の
校正にかかった。
(こちらは、400冊ほどの校正だけど、慣れた
日本語なので30分で終了。)
それから、印刷会社に電話をして、その原稿を
今から持っていく、と伝える。
1時間後、印刷会社に到着して、すぐに
印刷担当の人のデスクの横で
ここはこうしてください、あそこはこうです、と
わかりにくところ特に注文を出すところの指示をお願いする。
とにかく俺の仕事は
何とか昨日のうちに終わった。後は
その校正を修正してもらって、印刷にかけて
製本、ということになるのだけど、、。
果たして、3月6日、本になって渡せることが
できますかどうか。
だけど、俺、今まで、自分の仕事の一部として、
毎年、本の編集とか雑誌の編集をずっと
してきてたから、そういう印刷の締め切りとか
編集の作業、ということは大体分かってたし、
こういうふうになるんだろうな、っていうことは
毎年経験してきていたけど、ここまで切羽詰って
印刷会社のオペレーターの横で訂正状況をチェック
する、なんていうことはいまだかつてなかったもんね。
でも、どういうふうに版下ができるか、とか、
修正はどういうふうになされるのか、って
いったようなことが分かって、それはそれで
いい経験になったなぁ、と俺は思った。
人間いくつになっても、新しいことを知ったり
経験したりする、ってやっぱりすごく大切な
ことだと思うし、そんな知らなかったことを知る、って
ひとつ自分の中で新たな経験ができる
わけでもあるから、わくわくするようなことだよね。
まぁいいや。俺は俺でしないといけないことは
全部やったから、、後は印刷会社の責任だものね。
ふぅ。
帰りはさすがにしんどかった。
それがさ、帰り道、温泉街の近くのソープランド街
を突っ切って帰らなきゃなんなくて。
ホラ、温泉街だからさ、浴衣に丹前なんかを着て
今から、おソープに行って、「ホットなひととき」を
過ごそうとわくわくしている人たちが俺の車の横を
通っていくわけで。
こちらは、サイラス・モズレーさんの「夜が来る」
(寿屋のウィスキー、オールドのあの音楽ですね。)
なんか聴きながら帰っているものだから、
人生って、一体、何なのだろうね、とかいうような
あたりまで考えがたどりついてしまった。(笑)
とにかく家に帰りつく。
食欲もほとんどなくて、冷ご飯を洗って
だし汁とあわせて仕上げに溶き卵を
さっと回してかけてふたをして。
ささっとおじやを作って食事を済ませた。
風呂から上がってから、ストーブにかけたあった
やかんの湯が沸騰していたので
湯たんぽにお湯を入れると
それを横に布団の中に。ざっと髪を乾かすと
すぐに布団に入って寝た。
こんなとき、あんまりしみじみとして、人生を考えはじめたら
多分、目が冴え冴えとして寝られないように
思ったし。
とはいえ、やっぱりこの先、自分ひとりでどういう
人生を送ることになるかなぁ、、ということが
ここしばらくずっと頭の隅にあったりね。
親の将来の世話をどうするか、とか、それより
自分の来月の検査入院は
どうなるだろうか?
なんてあれこれいろんなことが頭に浮かんできて
収拾がつかなくなりはじめるようなことになった。
だけど、もう今日は疲れたし、とにかく
寝よう。寝て、また少し元気になったときに
面倒なことは考えよう、
今考えても答えの出せないことを悩んでも
仕方ないしなぁ、、そんなふうにいろいろな問題が
ぐるぐると頭の中で回り続けているうちに
どうやら眠くなって、
夢の中に入っていったようだった。
おまけ。
ミーハーな話その1
みなさん、「しゅうかんあさひ」 の 3がつ7か
ぞうだいごうは、おもとめになりましたかぁ?(笑)
ともだちにめーるをうったら、「そんなもの、とっくに
かってるよー」だって。(笑)
ミーハーな話その2
木曜日、仕事をしていたらシスター○ェロニカが
原稿を持ってきたので、ちょっと質問。(だって聞きたかったんだもん。笑)
「土曜の晩の9時からの、”あのドラマ”、見てます? 」
「あ、一回見ました。」
(ふふふ、やっぱり見たんだ。)「でも、実際なんかと、あまりにも
かけ離れすぎていて、、ちょっとねぇ、、っていうので、
今は見ていません。でも、どうしてシスターのドラマなんでしょう? 」
「まぁシスターとボクサーで意外な取り合わせでしょうし、、。それに
ちょっと見てみたいっていうのがあるんじゃないですか? 」
「見てみたい? 」
「修道院の生活とか。」
「どうしてです? 」
「だって、まぁ秘境みたいなものですし。」
「秘境ねぇ、、。」
「テレビなんて、見る時間はあるんですか? 」
「晩の8時までは食事とかお祈りの時間なんです。その後9時
までが自由時間で、9時過ぎが
大体寝る時間ですけど、10時くらいまでは、まぁ起きてても
かまわないことにはなっているんです。」
「ちなみに、どんなドラマがお好きですか? 」
「水戸黄門ですね。」
だ、そうです。
(昨日聴いた音楽 不思議なピーチパイ 歌 竹の家のまりやさん
1980年 音源はシングルレコード
謙介は、毎年この時期になると不思議なことに、この曲が頭の中で
鳴りはじめるるんだ。別に今、突然に色恋なんて、、、起こりようが
ありませんけれども。)
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Comments
修道会も色々ありますからね。
フランス時代に一緒に働いていた修道会のシスターたちは、夜な夜な、"The sound of Music"を観てると、
みんなで冗談言ってました。ww 自転車で両手離しして(バナナを食べるため)転んで骨折するようなシスターとか、インドネシアのジャワには、歯医者を営んでるシスターと、プードルのブリーダーをやってるシスターが共同生活するcommunauteもあります。
ボクサーとシスターを、珍しいと思うことの方が、むしろちょっと時代がかってるかも?というくらい、世界的には修道会の在り方も、多様化していますよ。
もちろん、今でも、訪ねて行っても顔も見えない幕のあちら側にいらっしゃるシスターとお話しする、(鉄格子というのもありました)何て言う事もありますし、高い塀に囲まれた生活をしながら、同時にとても鋭く世界の実情を見つめておられるシスターたちもいます。
Posted by: Jean de Tokio | 08. 02. 29 AM 11:27
----Jean de Tokio さん
そうですよね。修道会もいろいろありますよね。本当に厳しい戒律のもと、禁欲的な生活を貫いている会もあれば、ごく普通のスーツを着ていて、でも修道女なんですよ、っておっしゃる方もおいでですね。それから修道会の中でも、、いろいろな方がいらっしゃるようです。ドラマっていうのは、普通というかどこでも見られる、というものではダメなんでしょう。あまり人の経験しない、とか、垣間見ることのできない、というようなものがやっぱり人目をひくのだろう、と思います。そういう方面からのドラマの作り方、という感じがした、というので、シスターは、ちょっとねぇ、とお話だったんだろう、と思いました。
Posted by: 謙介 | 08. 02. 29 PM 8:01
仕事の上流・下流(前工程・後工程)を知って
おく事って大切ですよね。
私は総務なので受身と言うか誰かからの資料ま
ちの仕事が多いのですが、のんびり待ってたら
あとから自分がしんどくなるので、どんどん
資料の催促してます。
眉間のしわが深くなるばかりでございます
Posted by: mishima | 08. 02. 29 PM 10:34
---mishimaさん
総務っていうセクションは、仕事場のすべてのことをおぼろげでもちゃんと知っておかないといけませんよね。たいてい電話で真っ先にかかってくるようなところですし、そういうときにさささっと受け答えだってできないと、っていうのがありますよね。mishimaさんだったら、そういう気働きがすっとできそうで、たぶん任せておいて安心、っていうことだろう、って思うんです。だけど、現場って、なかなかそういうの伝えてこないところもあるし、、。うーん。目に見えない、言うに言えない葛藤がありますよね。大変ですよね。mishimaさんのご苦労、直接ではありませんけれども、何となく想像できる気がします。ホントに、ご苦労さまです。
Posted by: 謙介 | 08. 02. 29 PM 11:05