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07. 12. 28

御室から嵐山へ(Sentimental Journey その3)

妙心寺の北門を出て、一条通を西に歩く。
この辺、道幅が狭くて、上下一車線ずつでさえ
幅が取れない。そのうえ、高尾・山越へのバスの
通り道だから、上下のバスだって頻繁に通る。
だから結構車の行き来は多い。でも、道は狭くて
歩道なんてしゃれたものはないから、両側の店の
前を車に周囲しながら、へばりつくように通らな
ければならない。
妙心寺寺内お散歩は割に距離を歩いたので、
ちょっとお茶をしようか、ということになる。
もともと退蔵院があかんかったら、こっち、
っていう候補にしていたカフェが、仁和寺の前に
あったので、そこに行くことにする。
一条通をひょこひょこ歩いて、やがて金閣寺・
龍安寺からの観光道路と一条通が交差する
三つ角のちょっと手前のビルの一階に
めざす「さのわ」がある。

Sanowa1

Sanowa2


前に花園寺の内町に住むうちのおばが、よく
この近所のお豆腐屋さんが昼だけ出している
定食がおいしいねん、って言って、よく来てた
時に、ついで(笑)に発見した店で、名前は前から
聞いていた。お菓子と、そのお菓子に合ったお茶
(日本茶)を出してくれる、というお店。
二人であれこれと見て、メープルシロップを
使った焼き菓子と、ほうじ茶、というとり合わせに
する。 おばの話では店は落ち着いてて、、、
なんて言ってたのに、たまたま家族連れの先客が
どーっと入ってきて、あれま、というような混雑状態。
お店の人も恐縮してくださって、
「ちょっと待ってくださいね。」としきりに
声をかけてくださる。


こちらは例によってyasuくんと話をしていたので
お茶の出てくる時間は大して待った、という気は
しなかった。運ばれてきたほうじ茶をいただく
一口いただいてから、あ、と思う。 普通のほうじ茶
よりさらに焙じかたを強くしたもので、ちょっと個性的な
味がする。ほうじ茶、ってあったけど、一口いただいて
みると、よくあるほうじ茶の味とか香りではなくて
もっと味わいがきつくて、それから
ちょっと煙でいぶしたような香りとか味わいが残って、、、。
味で言うと、それは二条御幸町の柳桜園の
刈番茶に近い味やなぁ、と思った。


さて、だんだん日も暮れてきたし、そろそろ行きましょうか、
ということでさのわを出る。
仁和寺の山門の前から南を見ると、ちょうど双が岡の
北の端が眼に入ってくる。
夕暮れで、ちょっと暗かったけど、
こんな感じ。

Omuro1_2

そこから、福王子の交差点に出て、左折する。ちょっと
行くと、嵐電の高架に出る。高架の下に嵐電の駅(その駅
は今年の春から「宇多野」と駅名が変わったのだけど、
俺は以前の高雄口のほうがしっくり、とくるなぁ。)があって
そこから電車に乗ってもいいのだけど、ちょっと歩いて、
住宅地の中を通って、次の鳴滝から電車に乗る。
福王子から鳴滝に向かう途中にて。
北西方向から見た双が岡
Omuro2

鳴滝の次が常盤。俺の家は以前、その
常盤にあったので、もうこの辺は昔なじみの懐かしい場所だ。
とはいえ、やはり京都を離れてしばらく経ってしまったので、
場所の感じもずいぶん違っている。
人はいさ心も知らずふるさとは、、ということをやっぱり想う。
あのころあった鳴滝の駅前の○日新聞の専売所も
見たらなくなっていた。


やがて、遠くから電車の走行音が聞こえてきた。
がたごと音をたてながら、緑とクリーム色の電車が入ってきた。
電車は、同じように嵐山のライトアップを見に行く人なのだろう。
通勤ラッシュとまではいかないけれど、普段の電車に比べたら
格段に混んでいた。 やがて電車は動き出し、程なくすると
丸太町を越えて、常盤の駅に着く。電車から混んだ人の
間越しに、駅の外をのぞいてみたけれど、外はもう暗くて
何も見えなかった。 再び動き出した電車は、一気に坂を
駆け下りて、山陰線の高架の下をくぐって帷子の辻に
着いた。この電車はここまでで、俺たちはここで
ホームを移動して、電車を乗り換える。


今乗っていた北野線の電車でさえ結構混んでいたので
たぶん四条大宮から来る電車はそれ以上に混んでますよね、
って話をしていたら、二両連結の電車が入ってきた。
やっぱり混んでいた。電車はここから一直線で西に走る。
車折神社(くるまざきじんじゃ)鹿王院(ろくおういん)
と駅に止まって、終点の嵐山。

嵐山も考えたら、ずいぶん久しぶりなこと。
駅前で、嵐山花灯路のパンフレットをいただく。
Arashiyamasansaku


俺は、7時過ぎに梅田で、親戚の人と待ち合わせを
していたので、6時すぎにはここを出発しなければ
待ち合わせに遅れてしまう。とすると、逆算したら
ライトアップの場所を見る時間はそうない。せっかく
誘ってくれたN先生のお寺にもちょっと行って、帰ってきて
って思ったら、時間がない。仕方がないので常寂光寺は
あきらめて、渡月橋のほうを中心に見ることにする。


渡月橋の向こう、小倉山はライトアップされてこんな
感じだった。この写真はこの小倉山に○悲閣というお寺があって
そこの住職をしているOくんがくれた写真。
Togetsukyou

Oくんは、ボウズなのに、若い美人の奥さんをもらっている。
「どうやって知り合ったん? 」って聞いたら、
「それはですねぇ、、はははは、ですよ。」
「何? そのはははは、っていうのんは。」
「ボクがへへへへ、って言ったら横にいたんです。」
ということだそうです。
はいはい。
おへんじ二つ程度でうけたまわらさせて
いただいておきます。


Oくんは、たまに渡月橋の
たもとで托鉢をしているので、ひょっとしたら、
あ、見た、っていうことがある人もいるかもしれない。
渡月橋からちゃんと写真を撮ろうとしたのだけど、何せ
すんごい人で、「橋の上で立ち止まらないでください!」
って警備のおっちゃんが連呼しはってるので、
写真を撮ることもままならないまま、橋を渡りきってしまう。


この渡月橋を渡るときに関西の人間なら必ず出る
話が十三参り(笑) 十三歳になった時にこの橋の
向こうにある法輪寺へ行って、おまいりをして
知恵を授かって帰るという儀式。それで、
必ず言われているのは
どんなことがあっても「この渡月橋を渡りきるまで、
ふりかえったらあかん。」ということ。
そうしないと折角いただかはった知恵が逃げてしまうから、、
ということらしい。
うーん。渡月橋で振り向かなかったんですけどねー。(笑)

中ノ島についたらいろいろとイベントをやってた。
伏見の利き酒っていうのをやってたのでyasuくんは
早速試してみていた。
謙介はお酒はドクターストップなので
ただよってくる香りをかいだだけでしたけど、、。
それでもあたりはすごい人で、
このイベントは成功してた、っていうことだろうね。

何せ、12月は観光客が少ないから、、。
さてさて。時計を見ると、もうそろそろ
大阪に行かなくちゃならない時間。

なごりは尽きなかったのだけど、
俺はここから阪急で、梅田に出ることにした。
また会いましょうね、ってyasuくんと再会を
話す。yasuくん、丁寧に、本当に「お見送り」という
言葉のままに俺を送ってくれた。感謝感謝。


案外知らない人が多いのだけど、
阪急って桂から枝分かれして、嵐山まで
来てるんだよ。
まぁねぇ、嵐山の駅が、ちょっと不便な場所に
あるので、地味な感じなんですけどね。

Arashiyama3


阪急嵐山の駅です。
照明がなかなか凝ってるでしょ。
この辺にも友達の家があって、時々寄らせて
もらってたなぁ、、。そいつは引越しして
しまって今は兵庫県に行ってしまったけど、、。
月日は経つものです。それが無常ということ
なんだろうけど。ふぅ。


桂から、松尾とかを通って、嵐山まで。
道のりはほんの数駅、8分くらいのものなんだけど、、
桂で河原町からの特急に乗り換えて、
7時前に梅田に着いたのだった。

と、ここで、親戚の人の車に乗せてもらって
その日のうちに帰る予定だったのだけど、
ちょっと都合が悪くなって、帰るのは翌日に
なってしまった。 いそいで駅前の旅行案内に
行って当日のホテルを見てもらう。
宿舎を確保したところで、、
そこからの話は、大阪編、ということで、もう一回
書きます。 またまた長くなったので、
今日はここまでにします。


長々とした文章、お付き合いくださって、
いつもどうもありがとう。


(今日聴いた音楽 京都慕情 歌 渚ゆう子
 2000年 録音版 今日はもうこの歌しかありません。

 ♪遠い日の愛の残り火が 燃えてる嵐山~ 
  苦しめないで ああ 責めないで 別れの辛さ知りながら 
  遠い日は二度と帰らない 夕やみの桂川

 ですもんね。 
 謙介は残り火どころか、燃えカスの炭だってありませんけど。笑)


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