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07. 11. 08

After the Game(その2)

いつもかんちゃんに会うとさ、
俺って、自分のことばかりしゃべってる。 それを、
うんうんって言って、いつもかんちゃんは聞いてくれるんだ。
気がついたら、俺ばっかしゃべっててさ、
「すいません。」って言ったの。 だっていつも俺ばかりだし。
だから、ある時、俺、訊いてみたんだ。
「俺のハナシばっか聞いてて、イヤになりませんか? 」
って。 そうしたら、「何か、自分にもそんな時期があってさ、
そんな時って、誰かに話、聞いてもらえるとさ、安心する、
っていうか、大丈夫になるんだ。ハル、話、聞いてもらいたくて
話してるんだろ? 」 って言ってくれて。

俺、こんなふうに人から良くしてもらうのって、はじめてだった
から、スッゲェうれしかった。
はー、こんな人もいるんだなぁ、って、ちょっとびっくりもしたけど。
ま、でも、かんちゃんはホントにいい人デス。


で、これ、内緒なんだけど、俺、今、ウリやってんの。
ツレがやっててさ。一度一緒に店に行ったら、有望有望とか
って言われてさ。何せバリバリの体育会系だもんな、、。
それからまぁズルズルと。 このことも俺、かんちゃんに話したんだ。
「オマエ、エイズには気をつけろよ。」って真顔で言われた。「金に
困ってるのか? 」とか。
金なんかには困ってない。うん、そうじゃないんだ。
じゃ、なくて.........うーん、どう言っていいんだか
よく分かんないんだけどさ。 はじめは
気持ちいいことしてさ、金になるんだったら
いーじゃんか、って思ったんだ。
けど、そんなの甘い、って、すぐに分かったよ。

結構変な客がいるんだ。
オッサンでさ、なんかスタミナの鬼みたいな奴で
”ゆんける”とか飲みながら、一晩中、俺の身体放さねえの。
俺はさ、 一回出しちゃったら、しばらく全然その気に
なんねぇ、っていうか、 スゲエ落ち込むんだ。
だけど、そのオッサンときたら、 自分は全然出さねえでさ、
ずっと俺ばっかなんだ。
もう、カンベンしてよ、 って思ったけど。

それから俺より、ちょっと上の大学生みたいな人も来る。
こないだ会った人なんか、すんげぇカッコいい人で、
俺、あ、今日は大当たりぃ、とか思って喜んでたらさ、
その人、すんげえ足がくさい人でさ、
シャワー、浴びよう、って、全部脱いだんだけど、
すげえくさいの。
もう頭の中までクラクラしたさ。
顔がいくらカッコよくっても、足のくさいの、ってヤダ。

それからこれはまた別の話なんだけど、ジイサンでさ、
俺がシャワーから出てきたら、自分は何もしねえでさ、
ひたすら俺の身体を見ててさ、「?」 って思ってたら、
突然「ワシの目の前でク○しろ、とか言い出してさ、
「えーー、それは、ちょっと、、」って最初は俺もやんわり
と言ってたんだけど、そのうちジイサン、
「オマエはワシに金で買われているんだから、文句は
ないじゃろ。」とか急にわめき散らしはじめたから
「バーカ、俺にだって、ジンケンくらいはあるんだよ。」
って言って急いで服着て帰ってきてやった。
後でマスターにすんげえ言われたけど。でもできねえ
ものはできねえしさ。
だけど、顔面シャワーなんてもうしょっちゅうだぜ。

                      (つづく)

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