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07. 11. 20

After the Game(その4)

「えーっと、『ロアール』から来たんスけど、佐藤さんスか? 」
「うん。ま、入ってよ。 上半身裸で、ドアを開けた30くらいの
男はそう答えた。背はあんまり高くない。 73くらいかな。
身体はややスリムっていうとこ。
体重は52か3くらいかな。 俺はこのバイトをはじめてから
パッと相手の身体を見て、そんな全体のデータを読み取る
のが何となく習慣みたいになっていた。

「あ、オレ、先に風呂入って、シャワーも済ませちゃった。
今日暑かっただろ。汗かいてうっとうしかったから。
シャワールームはこっちだから。」

「はい、あ、ジャケット、ここ置かしといてくださいね。」
俺は、普通は客と一緒にシャワーを浴びることにしてた。
だってさ、相手がどんな身体なのか見たい、ていうのも
あるしさ、バックに入れたり入れられたりするときに
よく洗ってないとさーちょっとねぇ。 もちろん、「持ち物」の
ほうもよく洗ってくれないと困るから、俺が客のを洗う。
そうしたら、もうそれだけでコーフンしちゃって、アヘアヘ
言って、速攻出しちゃう、なんていう客もいるんだよ。

ま、今日はひとりで入るけど,,,。
だけど、今日のあの人、本当にちゃんと洗ってるのかなぁ、、。
ちょっと心配。
俺はそんなことを思いながら、服を全部脱いでいった。
風呂に入る前に鏡で自分の身体をチェックしてみる。
最近トレーニングのスタイルを少し変えたんで
筋肉のつき方が前と少し変化してきたように
感じる。
うん、背中、ばっちり。 ヒップ。 うん、 バックは
変化はないよな。 前のほう、首から肩、 胸、
うん。 それから腹。 腹と言えばさ、 誰だか
忘れたけど、女の子ナンパするときにさ、
いきなり、パッと腹筋見せて、俺と行こうぜ、
なんて言う奴がいるんだってさ。そんなの知ってる?
そんなことで、クラクラってなるのかなぁ,,,,.。
まぁ、いいけどサ。


ペニスは、俺、少し小さめかもしんない。
店に出してるプロフには、ちょっとでけえこと
書いてるんだけど、あれは、マスターがこういう
具合に書いとけ、って言われたから書いてる、まぁ
営業用の数字だしさ。
俺の「初めて」は中3の時。 遅い? 早い? よく
わかんないや。 スイミング・クラブでいつも一緒になってた
女の子。 ガッコは違ってたけど。 最初は女の子と、
だったんだ。 でも、その次からは男と。 っていうか、これも
クラブの人で、先輩の高校生の人と、だったんだけど。

女の子とやった時なんかさ、 何せはじめてなものでさ、
どっちもわかんないっしょ? だからさ、女の子なんか
でーんと寝てて。 でさぁ、俺が こーかなぁ、あーかなぁ
って、ひとり悩みながら、やった。

でも、先輩は違ってたもの。 その時は俺が寝てるだけ
だったんだけど、すっげー気持ちよくってさ。
そっからなんだ。
後はまぁ適当、かなぁ。でもさ、 気がついたら
俺、目が、いつも自然にいけてるヤツ、探してたりするし、、。
いたらいたで、ずっと目が追いかけてるしさ。
多分、男の人のほうがいいんだろうな、って自覚してるんだ。

でも、俺なんかヤワな顔だしさ。中途ハンパな顔だぁ、
って自分でも思う。 あんまり自分の顔に自信がないんだ。
会った客は、みんなそんなことないよ、いいよ、って言って
くれるけど、、どうだろ、俺自身は全然そんな言葉なんて
信用していないし、、。中途ハンパな顔だなぁ、、って
いつも思ってる。 体毛は薄いほう。 ペニスの周りと
後、足の下の方にちょろちょろ、っていうところかな。
これはオヤジの遺伝かなぁ。 良くわかんないけどさ。

                            (つづく)


今日、久しぶりに出勤したら、机の上に
書類の山がふたつ。
もう朝から、ひたすら書類の処理を
した。
そんなこんなで昼休みも遅くなってて
仕事場の食堂で食べていたら、同僚が
すごい顔してさっき仕事してたわ、って。
書類の字のチェックお願いしにいこうと
思ったけど。恐かったからやめた、って。
すみません。もうあらかた終わったので
午後にはえへらえへらしてると思う、
と言っておいた。
ともあれ、何とか書類の片付けも大体
済んで、帰ってきたのでありました。


以前、フランスの翻訳小説を読んでいたら
(デユラスかサガンかそんなとこ)
「ミケリンのガイドブック」という訳になってましたが(笑)
それ以来、ミケリンと呼ぶことにしているうちの家。
そんなもの、フランス文学なんてうとい謙介だって
ミシュランくらい知ってるぞ。

で、まぁそのみけりんですが、本業は、タイヤ屋さんなわけです。
九州ごっ出身の石橋(○リジストン)さんとことかと同じですね。
ついでに言うと、韓国の○シアナ航空も親会社は○湖というタイヤ屋
さんだったりします。

で、じつはみけりんのタイヤ、日本でも売ってたわけです。
そのみけりんの日本でのタイヤは、別にフランスで作ってたわけでも
なくて、日本で作っていました。どこが作ってたか。
○カモト(旧名○本理研ゴム)が作っていたのですね。
○カモトって、ほら、(笑) 「愛の生活」にもう必需品の
コンドームの会社ですよ。あそこがみけりんの日本での
製造許可をもらってライセンス生産してたの。
ところが、そのライセンスをミケリンがやめたんです。
とはいえ、しばらく○カモトは、タイヤを作っていました。
だって、俺、前の前の車、その○カモトのタイヤはめてたもん。(爆)

なんかすごく安かったんだ。知り合いのタイヤ屋さんは
元が○シュランやから、値段は安いけどええよ、
と勧めてくれた。まぁそれのスタッドレスをはめていたんだけど、、。
何せ、「うすうす」のメーカーでしょ。(笑) 大丈夫か、、とか
思ってましたです。
でもまぁきびきびと走ってはくれたけど。

みけりんでそんなことを思い出しました。

連載再開よろしくお願いします。
またご感想もお待ちしております。

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Comments

「うすうす、きびきび、手ごろでがっちり」
あら、三ツ星…。
(↑そんなことじゃないでしょ・笑)

Posted by: hishi!? | 07. 11. 21 AM 3:01

----hishiさんへ
 しかし、いくらゴムだ、と言っても自動車タイヤから、コンドームまであるんですよね。はぁ何とゴム製品っていろいろあることだ、って思いました。しかし、大抵は、別の会社になりそうですが、両方同じ会社で手がけていたのが、ちょっとおもしろかったです。でもみけりんのガイドブックだって、最初はドライブのお供に、程度だったのが、どんどん威厳がでてきていまや、ガイドブックだけで一人歩きしてますよね。車に興味のない人なんて、みけりんがタイヤメーカーなんて知らない人だって結構いるかもしれません。考えたら、これもちょっと興味深いことだなぁ、って思います。

Posted by: 謙介 | 07. 11. 21 AM 6:30

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