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07. 11. 29

After the Game(その11)

今度は何をされるのか、目隠しされてるから分からない。 けど、
そのせいで、触られたところに全部気持ちが集中して、
もういつもとはくらべものにならないくらいに感じてる。

オッサンの片方の手が、腋から胸にかけてなぞってく。
ゆっくりと爪先で。 まるでほうきか何かで
掃いていく、っていうような感じでさ。

そうしてもう片方の手では、俺のペニスをしごいている。
ゆっくりになったり、また早く力を入れてみたり。
ああ、もう俺、ダメ。
「アゥッ! はぁ、あ、あ、アッ! ハァ,,,ハァ 」
ヘロヘロになりそ。


こんな自分の好きでもないヤツに、って思ったりするけど
「あ、あ、あ、い、イヤ、あ、はあっ、あ、あ」
「気持ちいいんだな。こんなにいやらしい声をあげて。
全身で感じているじゃない? .......ほら、言ってみろ?
なぁ、ホラ、ここなんだろ? 」
そう言って俺の一番敏感なところをゆるゆると刺激する。
「あ、あ、ああっ! 」
「ホラ、言ってみろ? 気持ちいいから、もっとお願いします、って。」
「------」俺は歯をくいしばって、そんなことなんか言うもんか、
って思おうとするんだけどさ、 しかし、それにしても、
このオッサン、すんげえ「テクニック」でさ、俺のそんな
なまっちょろい決心なんて、へでもないって感じでさ。

俺だって、もうあちこちいじくりまわされて、だんだん
何が何だかさっぱり分かんなくなってさ。
すっげえ気持ちいいから、もうどうにでも好きに
してくれ、っていう感じにいつかなってしまってたんだ。

「ああ、ああ、ああ。」
「どうしたぁ、 気持ちいいんだろ。 ホラ、もっとケツ振ってみろ。」
俺はいつかオッサンの言葉のままにケツなんか
振りはじめてしまっている。オッサンは、片方で俺のペニスを
ゆるゆると触り、片方の手で、時々乳首をぎゅっと抓む。
「あ、あーん。」
「何だ、色っぺえ声をあげるじゃないか。 気持ちいいんだろ。
もっと、欲しいのか? こういうふうにやられると気持ちいいのか。」
「き、気持ちいい。」
俺はたまらずかすれた声でオッサンに返事をした。
「じゃあ、これはどうだ。」
「はあっ、あ、あ、イイ。」
オッサンは、俺のペニスをくわえ込んだみたいだった。 俺は、
その唇で、俺のペニスのくびれたところを刺激されるたびに
痺れのような感覚が、腰のあたりから背中を一気に駆け上がって
いくのを何度も感じた。 「あっ、あっ、あああっ、いい! 」
何度も身体をひねろうとしては、そのたびに、固定されてある紐に
ぐっ、と身体を引っぱられ、俺は元の位置に引き戻された。


紐が痛い。

口が終わったと思ったら、今度は手だった。ビチャビチャと
音が聞こえてくる。
さっき、一時、遠のいていたしびれが、再び俺の中を駆け上がって
いった。俺はその瞬間、もうどうなってもいおい、とさえ
思った。快感がこみ上げてきた。

「あ、あ、あ、あ、いいっ、 い、いいっ! も、もっと、もっと
あ、、あ、あ、いきそう、、、、、あ、あ、はあっ、イクッ!」

                     (つづく)

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