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07. 10. 09

終了!

長々と引っ張っていた原稿書きだったんだけど、先週の金曜の晩に
何とか語句のチェックが終わって、土曜にプリントアウトの後
さっと確認をして、日曜に提出できた。

最終段階はこんな感じだった。
Genkou1


第1稿が上がった段階で、一度プリントアウトして、原稿を全部見て、
チェックをした。
読んでて、誤字のチェックとか、同じ言い方だけど、別の言葉を使った
方がいいんじゃないか、とか全部確認をしていった。
例えば、4行目と6行目に同じ「思った」っていう言葉を使っていたら
ぱっと見て、変えられそうなほうの文末を、感じられるとか、
もっと強い表現に変えてみる、とかするわけです。
近くに似た表現がもう一回出てくるのって、
「お前、その言い方しか知らないのか?」 ということになるしね。
思った、思った、思った、、って延々と続くレポートなんか
読まされてごらんよ。いい加減嫌になるから。
そういうふうに近くに同じ言い方が来た時は
どちらかの箇所を変える、ということだね。

それからこの部分は書き足さないといけないんじゃないか、
ここは全面的に削除したほうがいいんじゃないか、っていう箇所を
見ていってその部分を書き足したり削って行った。
もちろん、全体は100枚という限度があるから、
書き足すのも、無制限に、というわけにはいかない。
だから、絶えず全体のテーマを考えて、ここの部分は
そのテーマに照らし合わせて必要な場面になるかどうか、
今必要ではなくても、次の部分に行くときに
何らかのヒントになるのだったら置いておく必要があるし
それすらないのであれば、どんどん削っていく、
そういう作業をプリントアウトした原稿でやってた。

どうしてプリントアウトしなきゃなんないか、
っていうと、人間の目っていうのは、ましてや
書いた人間が読むと、書き間違えている部分でさえ
頭の中の「常識が」修正しながら読んでいってしまうの。
だから何度も読んだのに、間違いが発見されないまま
つまり、誤字なのに、間違って正しく読んでしまうから
間違いに気がつかないまま、最終段階に
行ってしまうことが多いんだ。

それもあるし、提出状態というのは
プリントアウトされた原稿の状態だから、
その出来た状態を見て直す、というのが一番いいでしょ。
完成した状態で見て、ここはダメ、あそこはこう直す、
と朱を入れるのが一番いいし。
だから一度原稿を直す、という作業をするたびに
プリントアウトして原稿を見てみる、という作業をする。

その作業が3回。
おかげさまで、139ページまでふくらんでいた原稿が
何とか3回見ていったら100ページにおさまってくれた。


          ×        ×        ×

何とか、書き上げられました。
去年の夏からの懸案でしたから、
ようやっと宿題を提出できた気分です。
(まったくもって時間のかかった宿題なんだけど。笑)

その間、メールで励ましをくださったかた
自身の体調があまりよくないにもかかわらず
原稿をチェックしてくださったかた
更新があまりないのに、見に来てくださったかたがた。

本当にどうもありがとうございました。
何とかできあがりました。
内容は、、うーん。笑 まぁ何はともあれ
今はひとまず、書けた、ということに感謝感謝です。
そんなみなさまに、心からの感謝と
ひとまずのご報告をしたいと思います。
どうもありがとうございました。

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くらしのこと」カテゴリの記事

Comments

お疲れ様でした~
原稿用紙100枚ですが・・・
わたしは大学の卒論で原稿用紙100枚分書いたのを
思い出しました。
もう10年以上、長い分量書いてないなぁ。

Posted by: yasu | 07. 10. 09 PM 10:33

 100枚は,もう既に書ける分量じゃないですね,情けないことながら...λ;;;
 ホントにお疲れさまです!

 モニタ上での校正って,実はけっこう危険ですよね。紙上より5割増で見落とすって感じです,僕の場合は。
 紙の上の文字みたいな「引っかかり」感がなくて,印象がのっぺりしてるからかしらん・・・???

 やっぱり紙は人類最大の発明ですね(笑)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 07. 10. 09 PM 11:38

----yasuさん
ありがとうございます。
4月くらいから、ずーっと頭の隅で
「原稿原稿原稿」とささやくような声が
聞こえていたので、とりあえず、そういう
悩みから解放されただけでも、、
心安らぐ今日この頃です。(笑)
写真は第1校から第3校までの
3回分なので、300枚ということです。
最初から書いて行こうとするとしんどいの
ですが、いくつかのブロックに分けて
そのブロック単位で書いていくと
そうしんどくないです。
でも、卒論の100枚というのは、今も
いい思い出になっているのでは
ないでしょうか? やっぱりしんどかったのが
先に出ますか? (笑)

Posted by: 謙介 | 07. 10. 09 PM 11:41

----Ikuno Hiroshiさん
やっぱりディスプレイの画面だけ見てて
校正する、って危険ですよね。プリント
アウトしたものを見たら、じゃんじゃん
間違いは見つかる、ここはあかんと思う
で直しどころ満載になるんですが、
画面だけだと一向に気づきません。
それを理科系の人間に言ったら、
「そんなもの、画面も紙も同じじゃ。」と言って相手にしてくれませんでした。(笑)

Posted by: 謙介 | 07. 10. 09 PM 11:59

本当にお疲れ様でした。
あの厚さの紙って、辞書やタウンページぐらいしか
見たことないのですが、実際見ると、卒倒しそう。
そんなお忙しい中、ブログにコメントしてくださって、
ありがとうございました。

私もブログで思った思ったって書きそうになるので、
この記事を読んだとき、ちょっとヒヤリとしました(笑)

また、リンクの件ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

Posted by: ヒシ | 07. 10. 10 PM 7:57

----ヒシさん
 リンクありがとうございました。本文にも書きましたけど、文章削っていくの、結構面白いんですよ。(笑) そこから、どうしたら一番少ない言葉で、誤解のないような表現ができるか、、っていうことも考えられて、結構パズルみたいな面白さがあるんです。
 ヒシさんの考え方、すごくいいなぁ、といつも思っています。迷うから人間なんで、いろいろ考えたり悩んだり、することありますよね。
そういうお話をまた聞かせてください。俺も一緒に考えます。それではこれからもどうぞよろしくお願いします。

Posted by: 謙介 | 07. 10. 10 PM 8:15

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