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07. 10. 25

かんちゃんのこと(その8)


「俺は、かんちゃんのことが、好きだ。」
俊之は、ゆっくりと一言ずつ確認するように言うと
俯いている完一のあごの先を指で軽く持ち上げ、
その顔をじっと見つめた。 そしてゆっくりと完一の
顔に近づくと、その半ば開かれた口に、俊之は自分の
唇を重ねた。

俊之が完一の背中に回した腕に力を込めると、
完一もまた俊之に負けないくらいの力で、相手の背中に
力を込めた。そして二人はゆっくりとベッドに倒れこんだ。


その時、俊之は一瞬、完一の顔を見た。完一の目は
切なさそうに、俊之をじっと見ていた。
「好きだよ。かんちゃん。」 俊之はもう一度完一の
耳元でそう言った。

やがて完一の手は俊之の背中から宙を浮いて、
ベッドの上に静かに置かれた。俊之が、完一のTシャツを
ゆっくりと脱がせる。 完一は目を閉じて、じっとしていた。
俊之は自分の身体を駆ける、ドクッ、ドクッという鼓動が
シャツを脱ぎながら、完一まで聞こえているんじゃないか、
という気がした。 そして俊之は完一の上に、ゆっくりと
自分の身体を重ねていった。

最初、俊之はおずおずと完一の身体を
撫でていた。 
自分は確かに完一のことが好きだ、
と断言できる、と彼は思った。 だけど、だからといって
自分が今、しようとしていることは、、、と思うと
身体がどうしても、それ以上先へ進むのことをためらわせていた。
けれど、完一の腕が彼自身の「気持ち」をはっきりと伝えてきた時、
そんな彼のためらいは一瞬で吹き飛んだ。


「ハァァ----。」俊之は完一の身体をいとおしむように
ゆっくりと撫でていった。 完一の切なげな吐息が
聞こえてくる。 褐色の肌と、その筋肉は、少年から
やがて次の段階へとさしかかっていることをあらわしていた。
完一の少しだけ開かれた口からは、切なげな吐息が
とぎれとぎれに聞こえてきた。
俊之はベッドの上に置かれた完一の手を
しっかりと握りしめた。
ごつごつとして、指は短かく、節くれだってはいたけれど
掌(たなごころ)の大きな手が、華奢で細い完一の手を
ぐっ、と握り締める。
「ああ、あ、あつい------」 完一の唇から言葉がこぼれる。
俊之は完一の短パンに手をかけた。 完一が腰を逆に反って
身体を浮かせると、俊之は短パンを足元までおろした。


俊之はそうしておいてから、自分も着ているものを
脱いだ。それからもう一度キス。 今度は完一のほうが
強くはっきりと反応する。それから、ゆっくりと唇を離して
今度は完一の胸に唇を当てる。 乳首に軽く。 完一は
「ハアッ」という切なげな短い叫びをあげた。
完一は首を左右に振っては、堪えられなくて、吐息まじりの
声を漏らす。 きれいな段づいた腹の筋肉が、俊之が手を
触れるたびに、ピクン、ピクンと波打った。 
それから俊之はさらに下へと身体をずらしていった。
そこには、完一の身体の中で、最も彼の感覚を
鋭敏に反応させているぺニ○があった。 俊之は
ゆっくりと口を近づけ、そのいきり立つものを口に含んでみた。


「アアッ! 」完一がまた、こらえきれずに声をあげた。
「ア、ヤッ、ダ、ダ、ダメ、アウッ! 」 完一は自分のものから
俊之を離そうとしてみる。 「アアッ、 や、 やめて くだ....さい。」
そんな声に、俊之は首を左右に振って抗う。 二度、三度、
俊之は身体を捩ってはみたが、 俊之の押さえつけては
離さない力に圧倒されて、それは中途半端に途切れてしまった。


「アッ、アッ、アアアッ 」
完一の絞りだすような声だけが低く部屋の中にこぼれ出る。
「あ、ホント、だ、ダメ、ダメっス、で、出ちゃ,,,う。」
再び完一が身体を捩った。 俊之はさらに深く完一のものを
くわえこんだ。
「ア、ハアッ、ア、ア、ア、アーッ 」
短い叫びが起こり、完一は俊之の口の中で果てた。


                     (つづく)

 

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Comments

 ・・・'`ァ(*´д`*)'`ァ

Posted by: Ikuno Hiroshi | 07. 10. 26 AM 12:56

---Ikuno Hiroshiさん
 でもIkunoさんところなんか、パートナーさんと、こんな感じでいつも新鮮なおつきあいができてるじゃありませんか。うらやましいぞ。(笑)

Posted by: 謙介 | 07. 10. 26 AM 8:49

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