お菓子
今日も今日とて朝からうんうんうなりながら仕事をしていたら、
月遅れの夏休みを取って徳島に帰っていた同僚が「えっとぶりー」と
言いながら久しぶりに出勤してきた。
はいおみやげ、といただいたのが、ハレルヤの「金長まんじゅう」
作ってる店の名前は、ハレルヤ製菓っていうんだけど、別にヘンデル方面とか
メサイア方面というのはまったく関係がなくてですね、(笑)
ここでのハレルヤというのは、単にお菓子屋さんの
屋号なのでございます。
(なんだよー、徳島の洋菓子なら「イル・ローザ」のほうがまだましやんけー)と瞬間的に思ったけど、にこにこして
それに、和菓子だったら、金長まんじゅうなんかより、富士屋の
小男鹿のほうが、よかったぞー
「だうもありがたう」と言っていただいておく。
パッケージはこんなの。
イラストはお狸さまですね。徳島で有名な金長狸からきている。
だから金長まんじゅう。と、ここまで俺が書くと、鋭い人は宮崎さんの
「平成狸合戦ぽんぽこ」を思い出した方もおいででしょう。
そうそう、あの中で阿波の狸が出てきてたよね。
ちなみにあの阿波の狸の声は桂米朝師匠でした。
そのお狸さまのイメージを、、、というお菓子。
お菓子が作られたのは、昭和12年と言うことだから、もう結構古い話になる。
で、狸を表現したい、というので、お饅頭の皮の中に
チョコレートを練りこんだのが、当時としては斬新な試み、だったという。
昭和12年に、チョコレートを練りこんだ
饅頭、というので結構地元では話題になった、と、このお饅頭の裏に
そう書いてあります。
こんなお饅頭です。チョコを入れて、徳島だから阿波三盆白という徳島産の
お砂糖を練りこんであるのだそうな。中のあんこは白。
「モダンな和菓子」ということですね。
うーん、と金長まんじゅうを見てうなっておりましたら、
今度は別の人が来て、はい、とまたお菓子をいただいたのでございました。
この人は四国の人なんだけど、くれたのは大分の「ざびえる」
「どうしたの?」
「別府温泉に行ったの。」ということで、大分のお菓子登場、
ということなのだそうな。
ざびえる、は、もちろんイエズス会の聖フランシスコザビエルさんから、ですね。
大分でも布教活動をしましたし、、
そこから、なんでしょう。
このざびえる、っていうお菓子は、大分ではものすごく有名なお菓子
だそうで、以前は別なお菓子屋さんが作ったいたんだそうな。
ところがそのお菓子屋さんが倒産してしまった。
当然ざびえるも買えなくなってしまった。
そうしたら、ざびえるが買えない、困ります、どうしてくれるんですか、、
っていう声がものすごくわき起こったんだって。
そのつぶれたお菓子屋で営業として働いていた人も
このお菓子はまだまだ絶対に売れる、っていう自信もあって、
強くそう思っていたから、
銀行を駆けずり回って、何とか金策に話をつけて、
別の会社を作って、そこでざびえるをもう一度作って今に至っている、という
お菓子なんだそうな。
だけど「銀行にお金を貸して」、って言ったら、すごい貸し渋りをされて、
その営業だった人、親から何千万と借金をして、それを担保にして
お金をようやく借りることができて、と再開にこぎつけた、って。
そういう経緯があるお菓子。
ちょっと固めではありましたが、なかなかおいしかったです。
イエズス会なんてさ、謙介なんて、歴史の中で、そう言えば習ったわなぁ、、
っていうようなものだったのだけど、東京四谷のカトリック系の某大学の経営母体って
そのイエズス会の経営だったりするんだよね。今もちゃんと続いているんだ。
それから、もうひとつ○六タルトももらって、さらに信州に行ってた人から、何とかかんとか
というクッキーをいただいて、机の上がお菓子だらけになったところに
別のセクションの人が書類を持ってきて、書類を渡しながら、俺の机上を
じーーーーーーーーっと見ていたので(笑)
「これ、あげる。」と言って、半分くらいお菓子を取ってもらったのだった。
どーもありがとう。お菓子持ちですねー、謙介さんって。
そう言って彼女は帰っていったのでありました。
「お菓子持ち」って、、
はじめての言われ方だなぁ、、。(笑)
(今日聴いた音楽 阿川泰子歌 ララバイ・オブ・バードランド
アルバムJOURNEY 1980年発表 から)
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Comments
笑、何時も謙介さんのblogを訪れると僕の場合、タイミングよく、お菓子のblog内容とか食べ物のレシピとかに出くわします。笑。
これって、僕の、食い意地が張ってるからでしょうか???
思わず今日は、にんまりと笑ってしまいました。あはは!笑。
う〜ん、謙介さんお前世って、「書」も達者だし…お菓子も好きそうだし…う〜っん、お殿様付きの茶坊主さんあたりで、その知恵をかわれて、お殿様がたいそうかわいがったとか…ザビエルが来たときには、とっても役だったとか…。笑。
いろいろと想像してしまいました…爆。
う〜ん、きっと僕は、奥女中で
「美味でござりまする〜」ってお毒味してたに違いない。爆笑。
チョコレート練り込んであるのって、ほんと、おいしそうですね。
「美味そうでごじゃりまする〜〜」って…おあとがよろしいようなので…笑。
Posted by: holly | 07. 09. 09 AM 12:38
----hollyさん
お返事遅くなってすみません。
そうですか? 食べ物の話? きっと偶然だとは
思うのですが。(笑)実は今もうひとつ食べ物
というかお菓子の話を書きたくて、、
でも忙しくて、書けていないんです。身体も
仕事も落ち着いたら、書けると思います。
うーん。何だったのでしょう。前世。(笑)
でも、前に亡くなった母方の祖母の
除籍謄本、っていうのを取り寄せてみたら、
江戸時代の末期までは、今、市役所にある
戸籍でさかのぼれたりすることが分かりました。
そう考えてみると、江戸時代っていうのも
考えるほど昔でもないなぁ、、と思ってみたり
しました。(笑)市役所で自分の家の除籍謄本、1枚お願いして、もらってきたのを見てみるだけで、
結構おもしろいことが分かったりしましたよ。
Posted by: 謙介 | 07. 09. 10 PM 6:51
前世は、今生の家計の…とはかぎらないし、ひょっとしたら海外かもですよ。夢物語みたいで想像すると楽しいですね。
だから今生で、こんな性格なのねとか。笑。
Posted by: holly | 07. 09. 11 AM 12:37
----hollyさん
あ、そうですね。でもどこの国かなぁ。
何せ日本文学・日本史の人間なので
国内限定で考えるくせがついていましたが
外国もあり、なのですね。(笑)
うーん。どこの国だろう。
Posted by: 謙介 | 07. 09. 11 PM 4:27