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07. 08. 14

直球外交とくせ球外交と

金曜日、仕事場から帰ってきて、ちょっと片づけをして
熱をはかったら、昼間の「大活躍」のせいか
熱が出てきていて、食欲もあまりなかったので、エアコンをゆるくかけて
横になっていた。9時過ぎに目が覚めて、
熱も下がっていたので、ネットでニュースを見ていたら
「京都議定書の日本の達成目標、いよいよ達成困難に。」
なんていうニュースがあった。
ヨーロッパはクリアできていて、日本は、達成
が非常に難しい、という報道だった。

こんなこと、最初から分かってたことなのにねぇ。
大体、日本の環境技術は、いまや世界でも最高水準にきている。
だから、正直、もうこれ以上の削減、なんていっても、ほとんど限界まで削減をして
がんばっている。これ以上、というのは、
絞ったぞうきんをさらに絞るっていう感じで、もうこれ以上は実際のところ無理なのだそうな。
できる限界のことをしてるんだもん。

だけどヨーロッパって、京都議定書を作ったときは、
まだ旧東ドイツとか、ソビエト時代の古くて、公害撒き散らしの工場が
いっぱいあった。だから、そういうポンコツ工場をどんどん新しい
最新の設備に変えていった。
古くて効率の悪かったものを最新の設備に変えただけなんだもん。
だから目標値達成なんて、設備の更新だけで出来ちゃった。
もちろん、そういうことを考えに入れた上でヨーロッパは
議定書に批准していた。


ところが日本は、最初から限界にきていて出来もしないようなことなのに、
「根性と気合でがんばります。」
とか言って、批准してしまった。
だからそりゃ、最初から勝負ついてます、ってば。

今度、韓国のノムたんが、また平壌に行って、金テジちゃんに会って
南北頂上会談をするんだそうな。
(朝鮮日報なんかの見出しを見てたら、日本で言う「首脳会談」のことを
韓国の新聞では、「頂上会談」と書いてあったので、そういうことにする。)


うーん、だけど今、ノムたんがわざわざ北に出ばって行く意味がよくわかんない。
もうあの人、もう任期も最後だから、っていうんで、最後にひとはな、っていう
意味もあるのかな、って思う。鉄道の線路もちゃんと整備して
つながったし、陸路で金テジちゃんに会いに行きたい、とか言ってるんだってね。
(でも、先日来の大雨で橋が流されて陸路は、無理っぽいとのこと)


「北」の狙いって、「ちょっと折れたふりしたら、南は喜ぶから、
南から今度は、資金援助を、いくらふんだくれるかなー」って
いう部分だけの関心だと思うけど。


だけど、ここにきて、北を取り巻く状況が、一気に変化してきたのは
確かなことではあるよね。ちょっと前までは、アメリカが、ガンガン言ってて
日本は拉致問題があるから、輪をかけてガンガン言ってた、それで
ほかの国も、なんとも言えないから、冷ややかに見てた、っていう図式
だったのが、アメリカの国内事情の結果、外交上の軸足の変化、っていう
ことがあって、北に対する態度が急カーブで変わっちゃった。

もともとアメリカとか中国なんて、ちょっと前にも書いたけど、実利を得る
ということが一番の目標だから、いざ、目的が決まるとなると、
少々のことは目をつぶる。はっきり言って何でもあり。そういうことで
とうとういまや日本だけがガンガン言っている、なんていう状況に
なりつつはある。
日本を除くほかの国は、拉致問題なんて、正直「うざい」としか思ってないもの。
だから、ずーっと、「拉致拉致」って必ず持ち出してくる日本って
他の国は、アホかこいつ、くらいにしか思ってないんじゃないか、って
俺は思う。でも、それでもいい。俺は言い続けておく、ということは
とても大切なことだ。 特に外国との交渉になると、
どんどん状況が変化する。変化させてもいい部分と、この点は絶対
譲れないぞ、っていう部分を相手に分からせる、っていうことは必要じゃないか。
またかって思われようと、言い続けること、そりゃ向こうは
認めたくないから、「つべったこべった」って難癖つけて
無視しようとするだろうけど、言うべきことは言わなくちゃ。
愚直さが、最終的に外交的成果となった、っていう例だって
過去にいっぱいあるわけだし。

それに、「北」は最後の最後で日本を無視はできない。
そりゃ、あなた、日本は金づるだもの。
え? 北に日本が金なんか出すもんか、って?
北が直接言ったら出さないだろうけど、アメリカからの要請が
あったとか、六カ国協議の結果日本の負担拠出金は、、これこれの額です、
って決められたらどうなるだろう、出さないわけにもいけなくなってくるんじゃ
ないのかなぁ。
そうなったときに日本はごねまくったらいいんだ。
けんか腰で払わない、って言ったら、文字通りの喧嘩になるから、ニコニコしながら
うーん。支払いありましたねぇ。支払いねぇ、どうしましょうねぇ、、って言って
最後まできっぱり払わない。
日本ってさ、なんだかんだって言って、お金払わないの、
実はものすごく得意なんだよ。


あのね、これ、一部ではすごく有名なことなんだけど、
国連に対して各国の負担金、っていうのがあって、それを各国が拠出しなくちゃ
なんないお金がある。
だけど、日本って、この拠出金の支払いが、ものすごーーーく
悪いんだって。期限までに払ったことなんて、ほとんどない、ってさ。
ひどいときになったら、とっくに期限を過ぎてから、
「え? どうしても払わなきゃなんない? 」とか言って、いよいよ最後に
なって、「仕方がないねぇ。じゃあこれ、去年の分」とか言って持ってくる、って。


日本は国連の中でそういう振る舞いをしてる。
国連中心の枠組み、なんていいながら、
実際は、その程度だってさ。
でも、みんなそんなことなんて知らないものね。
外務省の言ってるせりふは、日本は、国連の一員として
負担金もこれこれの額を担当している。(払いが悪いことは、日本国民は
聞かされていない。)と、なったら、こんな額を支払っていて
常任理事国にもなれないのか、っていうふうに誰しも考える。


だけど、実際のところは、金払いが非常に悪くて、
それでよくもまぁ常任理事国入りを、、なんてしゃあしゃあと
言う資格があるよなぁ、っていうのが諸外国の感じ方
だったりもする。


でも、まぁそれで言ったら、ほかの国だって同じではあるけどね。
9.11のときなんかロシアすごかったよね。
あの事件があってすぐ、プーチンったら、
「ロシアはアメリカの友である。」とか、
「大変でした大変でした大変でした」って、百回くらい言ったけど、結局
何の大した援助もしなかった。 ほんの口先だけ。
だから、金払いが悪くっても、そこで、「外交の力」というのが
それをカバーしてる、なんてことになるんだろうけど。


俺ね、今回の北の核施設の停止、ってさ、この前にあった
KEDOの二の舞になるんじゃないか、っていう気がすごくしてるんだ。
KEDOって、朝鮮半島エネルギー開発機構のことなんだけど。
実はね、いつも話に出てくる、栄養士の友達のおにいさん、っていう人が
一時期、KEDOの日本国特命全権大使だったことがあってね。
KEDOの話も伺ったことがあったんだけど、結局あれも、北が
最初に核をやめるから、かわりに、っていうんで、あれを作ったのだったけど
結局のところ、北がまた好き勝手な論理を展開して、
また核放棄なんてしてなくて、、、っていうことになったよね。
KEDOは、結局、数年前に最後はひっそりと解体されてしまった。
またぞろあんなことになりはしないのか。
諸外国に金だけ出させておいて、勝手な御託を並べて、時間稼ぎして、、
また都合悪くなったら、変ないちゃもんでっち上げて、路線変更、っていう
その繰り返しを思う。


まぁ、直球だけでもうまくいかないし、
いろんなやり方、っていうのがあるんだろうけど。
でも今の外交って、直球しかないのね。だから行き詰ってる、っていう
気がするなぁ、、。
新聞をボーっと見ながら、まとまりのないことをこうして考えておりましたです。

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