« 祈りと欲望と | Main | 西村兄弟のこと »

07. 08. 27

興味がなければ、、、

日曜日、歌舞伎のことでちょっとした分からないことができたので、
大阪に住んでいる院のときの恩師にメールをした。

するとセンセイ、暇だったのか何なのかよく分からないのだけど
こだまのようにパッとお返事のメールが来て、思わずこちらがびっくりした。
しかし、おかげで、分からなかったことが、さっと分かって、
ああ、やっぱりそうだったのか、と安心できてよかった。
それは専門の話だから措いておきまして。


で、問題はその後だったわけですよ。

そのセンセイ、今、家はどこにあるかというと、大阪市の南のほう、
最寄駅は、JR阪和線の南田辺というところ。

大阪の地理をご存知の方は、美章園(びしょうえん)から
ちょい南に行ったところって、すぐにわかるよね。 (笑)

で、大阪の地理をご存じない方に、ここ最近のニュースで言いますと
今世界陸上をやってる長居陸上競技場の、ちょっと大阪中心部寄りの場所
というあたりなんだ。(長居→鶴ヶ丘→南田辺→美章園→天王寺)


でね、そのセンセイのメールに、こうあったの。
「なんや知りませんけど、土曜日から、急に阪和線の電車がえらい
混んでますの。どうしたんでしょうね。」って。

「そら、センセイ、長居(陸上競技場)で、世界陸上が始まったからです。」
とお返事をしたんだ。そうしたら
「ああ、それであれほど混んでいた訳ですねぇ。分かりましたわ。」
というお返事。

どうもセンセイは、世界陸上のことを、全くご存じなかったらしい。
遠い外国でやってる世界陸上じゃない。
同じ市内の、それも同じ阪和線っていう路線の、
たった2駅ほど先の駅でやってる、というような
「世界陸上」なんですけどね。

で、日ごろから、「うちとこ、お金、全然あらしませんねやわ。」と言いまくっている
大阪市だけに、世界陸上に広報資金をけちって一切かけなくて、
「世界陸上」の「せ」の字も言ってない、ということは、ないよねぇ。
そんなことは、まずあり得ないでしょ。 だって、大阪からはるばる海を渡った
謙介のいる四国でさえも「世界陸上の宣伝はすごい」もの。
地元がですよ、ましてや「金は出さんけど、口だけはじゃんじゃん出す」(笑)
「あの」大阪市がですよ、黙ってるなんて「あり得へん話やわ。」(笑)


俺、このブログに書くから、念のために、大阪は西成区の
天下茶屋に住んでる大学のときの同級生のSくんに
電話かけて聞いてみた。
世界陸上の宣伝って、やってへんの?
って聞いたら、「やってない、って一体誰が言うたんです。もうねぇいたるところに
為末のポスターはあってあるわ、○ズノのコマーシャルはあるわ、
吉本興業まで「世界陸上応援してます。」というわ、いたるところ世界陸上だらけで
難波の駅にかて、世界陸上ご案内ブースっていうのが特設されてましたよ。
もう、ええ加減堪忍してーな、って言いとなりますわ」というお答え。
やっぱりね。(笑)と、思った謙介なのだった。


だけどね、俺は、ここで、広報っていうことを考える時に、
すごく興味深いことだなぁ、って思ったの。
と、いうのが、これってさ、
世界陸上の宣伝をじゃんじゃんやってて、というかやりまくりで
もうええわ、と思うくらいの感想を持ってる人間のいる一方で、
そういうことにまったく興味のない人間というのがいて、
その人にとっては、その宣伝なんて一切見えてない、
ということ、だよね。

ちょっと前に、先進国で日本だけHIVの感染者が拡大している
っていうニュースがあった。
で、これだって同じことが言えるんじゃないかなぁ、とふと
思ったんだ。
日本各地で、ゲイの人たちのサークル、保健機関、とかがそれぞれ
HIVの啓発活動、についてがんばっている活動してるでしょ。
GBrに参加してる、そうした啓発活動グループの活動報告だって
いっぱいあってさ、いろんな方面から考えて取組をされていて、
本当にすごいなぁ、って思うんだ。


ところが、その一方で、全くそういうことが目に入ってこない人、
っていうのもいるんだろうね。
「オレ、ケツがうずいて、もうがまんできないッスよ。
アニキの熱いの生種付けして欲しいっス。」 とか言ってさ、
一夏の快楽だかに走って、、っていう人がいるんだろうね。

だって、たまに俺、掲示板なんか見るけどさ、うそか本当か
知らないけど、そういう「種付けして、、。」っていうの
結構あったりするものね。

だからそういうゲイのサークルの人たちが地道に啓発活動をしてくれて
いる一方で、やっぱりそういうことに無関心で「何、それ?」
って思ってる人もいる、ということだよね。
たぶんそういう人の目には、「ちゃんとコンドームをつけて、、セックス
しましょ。」なんていうポスターなんて目に入らないんだろうな。
「「安全なセックスしようね。」って言われてもさ、
「え? そんなの関係ないやんけー。」なんて思ってるかもしれないし、、。

うちのねいちゃんなんか、こういう無防備なセックスする奴らは、
「アフォの自然淘汰やし、、、。」って切り捨ててしまうんだけどねぇ、、。
(こないだ水戸で夜中にプールに無断で入って飛び込んで死んだのも
「あれもアフォの自然淘汰やわ。」って言ってたけど、、。
だけど、やっぱり大切な一人の人間の命だしさぁ。
折角こうしてすごい少ない確率の中、生まれてきて、、ねぇ、
毎週がんセンターでさ、誰それさんが死んだ、なんて話をよく
聞かされる謙介にとっては、
やっぱり命は大切にしないと、(もしくは)して欲しい、って強く思う。


じゃあ、こういう人への意識付けをどうしていくか、っていうことに
なると、やっぱり小さいときから、こうしたHIVに対して学校とかで
継続的に習っていって意識付けをちゃんとさせる、っていう
ことをしていく、っていうことかなぁ。 今だって学校で習ってる
とは言うんだけど、学校間で教える差が激しいみたい。
ちゃんと時間を取ってHIVについて習う学校と、
軽く流してしまって生徒の意識にちゃんと残らないようなところと
あるみたい。だから、やっぱり、継続的に教える、って大切
だろうな、って思う。これは息の長い取り組みが必要だよね。

人ごとじゃなくて、自分にだって、、っていう意識をもってもらわなきゃ。
「オレは関係ない。」って思ってる人にも持ってもらうようにするには
どうしたらいいか。学校で、社会で、それぞれ
こういう広報をしたら、即効性がある、なんていうことはなくて
やっぱりあきらめないで、ずーーーっと繰り返し、しつこく
言い続けていかないと
広報ってやっぱり効果がないように思う。

たとえば、引越しの請負会社だってさ、
世の中の人の中には、引越しなんて全然関係ない、
っていう人だって大勢いるよね。だけど、その人が急に
引越しをしなくちゃいけなくなった、と。じゃあそうなったときに
日ごろからテレビを見ていて、あ、そういえば何とか引越しセンター
があったなぁ、とか引越しの何とか、っていう会社があったなぁ、って
思い出してもらう必要があるよね。
自分がそういう状況になったときに、パッと思いうかぶ情報が
あったら、、。そういうためにもやっぱり日ごろからの広報活動って必要だなぁ、
っていう気がする。

だけど人に何かを知らせる、分かってもらう、ということって
ホント、大変だなぁ、って、センセイのメールで感じたので
今日はちょっとそのことを考えてみたんだ。

仕事が終わって、病院に行く。
「何か変わったことは?」 と聞かれたので
「最近、日によって、疲れている日と、そうでない日の落差が
大きいように思います。」
と答えた。
これまたいつもの「しばらく様子をみましょう。」という答えだったけど。(笑)


そういうわけで、更新がこのところ不定期になっていますが、お許しください。
暑さも今週前半まで、と気象庁は言ってるけど、、ホントでしょうかねぇ。

先週だって20日から涼しくなります、なんて言ってて、
あの暑さだったものね。
とはいえ、まもなく9月 空の雲を見れば秋も近そうです。
暑い日々も、もう少しだと思います。
お疲れの出る時期
どうぞお気をつけてお過ごしください。

(今日聴いた音楽 オットリーノ・レスピーギ作曲
 交響詩 ローマの噴水から 昼のトレヴィの噴水
 小澤征爾指揮 ボストン交響楽団 1977年 ボストン
 における録音)

|

« 祈りと欲望と | Main | 西村兄弟のこと »

おもうこと」カテゴリの記事

Comments

世界陸上、連日テレビ中継していますね。
織田○二の天衣無縫なはしゃぎっぷりには、苦笑するしかありません。
あと、主要選手に「侍アスリート」とか勝手にキャッチフレーズつけてるのも悪乗りしすぎですね。
とは言いながらも、居間のテレビで流れてるのでチョコチョコみてます。
あと、「種つけ希望!」とかのカキコミ、言葉遊びだと思ってたんですけど、本気の人も結構いるんでしょうか?
掲示板で過激な言葉を応酬して楽しんだり、そんなカキコミをみながら妄想を膨らます簡略な官能小説みたいな…。そんな文化的な遊びであることを祈ります。

Posted by: yasu | 07. 08. 28 at 오후 1:08

----yasuさん
俺も、「種付け」なんて相手を誘惑する時の言葉遊びだと信じたいのですが、、、。何せ同性との性行為感染者の数は増えているわけで、、書かずとも、そういうことをハッテン場でやっている、という人は確実にいる、んでしょうねぇ。
 織○さん、もうすごいですよね。ハイテンションではじけまくりですね。毎回あのテンションの高さに、「おぢさん」は違和感をぬぐえません。(笑)

Posted by: 謙介 | 07. 08. 28 at 오후 6:30

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/16240808

Listed below are links to weblogs that reference 興味がなければ、、、:

« 祈りと欲望と | Main | 西村兄弟のこと »