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07. 07. 07

dongdaemun undongjyang

「dongdaemun undongjyang 」。
みんなだったらどう発音するだろう? 
ローマ字をそのまま読みに置き換えて発音していった、とすれば、
「どんだえむん うんどんじやん」かな。

それが、実際はどう読まれているか、と言えば、これが
「トンデムン ウンドンジャン」っていうことになる。

この発音、「トンデムン ウンドンジャン」って言う。
カタカナなんかで書くより、さっと漢字で書いたほうが、
日本人には、すっきり意味が分かるよ。
「東大門運動場」
ほらね。(笑)
トンデムン ウンドンジャンは、ソウルの東、東大門のすぐ近くに
あった競技施設。名前の通り、グラウンドと野球場があった。
そこの表記なんだ。

韓国語のローマ字表記って、日本人には、困ることが多々ある。
上の東大門運動場みたいに表記と発音が違う、っていうことがあるから。
日本人だったら、「DON」ってローマ字表記があったら、「どん」でしょ?
だけど韓国語の場合は絶対に、そう絶対に「とん」。

なぜ俺が「絶対に」というのをつけたか、というと、
韓国語の規則として、単語の語頭には濁音の発音は絶対来ない。
韓国語には、最初が濁音で始まる単語って存在しないから。
それが証拠に韓国の人に、日本語の「だから」って発音してみてよ、っていうと、
「たっから」っていう発音になるよね。だからなんだ。(笑)韓国の人に「だから」
という言葉はあり得ない。
「がっこう」も恐らく発音ができにくいだろうな、っておもう。多分「かっこう」って言う。
なので、「don」は「とん」。


それがね、おもしろいことがあるんだよ。ちなみにみんな時間があったら
実験してもらってもいいんだけどグーグルでもヤフーでもいいけど
「tondaemun」と「dondaemun」。それぞれ検索してみて欲しい。
両方ともそれぞれで、出てくるから。(笑)

それから、「dae」もねぇ、、。
元の発音が「だ」と「で」の中間とにあるようなあいまい音なんだけど。
それを表現しようとしたから、こんなことになっちゃったんだろうね。
でもそのまま読んだら「ダエ」じゃないか、とか。(笑)

でね、このことについて、俺、ソウルにいた時に、韓国人の同僚に
「なんで[do]が[と]なのさ。
表記と発音が違うじゃないか。」って文句言ったことがあったの。
そうしたら、韓国人の同僚曰く、(彼は日本語が流暢)「日本語
だって、そういうのあるじゃないか、と言う。「例えば、「浜松町」って
ローマ字表記したらさ、「Hamamatsucho」でしょ?
何で、「つ」の発音のところに「s」が入るわけ?」
と言われた。
ヘボン式のローマ字綴りだと、「s」が入るものね。ローマ字表記でも
文部省式だと、「Hamamatutyo」ではあるんだけどね。
でも日本の道路標識とか道案内に
添えられいる表記って大抵ヘボン式だから、「Hamamatsucho」が
目につく、ということになるだろうけど。

あ、そうそう。
韓国語の発音には日本語の「つ」の発音はないから、発音にあたっては、
「ちゅ」か「す」をかわりに充てる。だから「はままちゅちょう」か「はまますちょう」。
それから韓国語って「ざ」の発音もないよね。かわりは「じゃ」かな。
今、ちょうど○崎県の○国原知事が、トップセールスでソウルに行ってるらしいけど、
「みやざきけん」は「みやじゃきけん」だね。

逆に韓国語にあって、逆に日本語にはない発音なんていうのもあってさ。
さっきのあいまいな発音(二重母音っていう)とか、濃音って、ノドをうーんと締めつけて
発音するような音とか、激音って、それこそ息を一気に吐き出すような激しい発音っていうのが
あるから、それぞれ言語の特徴っていうのがあるなぁ、って思う。
で、この激音の場合の「て」の音が「T」を使う、っていうことになるらしい。
それで区別をするために、普通の発音(平音)の「て」は「de」だってさ。

でね、韓国語のローマ字表記で何が困るのか、って言えば、
その表記の基準がしょっちゅう変わる、ということなんだ。
例えば、「釜山」。

1940年のころは「Busan」
1949年は    「Pusan」
1959年は    「Busan」
1984年は    「Pusan」
2000年は    「Busan」


これ、全部、その時の政府の公式な書き方の変更によって書いてみたんだけどさ。
まぁ1940年は、日本の植民地統治下だから措くとしても
1945年の光復以後すら、政府の公式な表記と言われているものが、4回も変更
された、と。ここに挙げた例は釜山だけだけどさ、要するに、全部がころっと変わって
しまってるんだよ。
だけど、基準がこうもまぁコロコロと変わられたら、学習するほうは
一体どうすりゃいいんだ、って、言うものでしょうに。(笑) ちょっと前の規則で
覚えていたら、「アニョ」(ダメ)なんて言われたりする可能性だってある。

韓国って、政権が変わったら、まるで潮目が変わるみたいに、今までの全てが
全否定されて、まったく新しいものに変わる、なんていうのよくあるものね。
あんまり「継続性」っていうのは考えないよね。なんたって彼らは「セ」(新)がとっても好き。

ずーっといつまでも「セ」。 その辺国民性とも関連してるような気がする。
飽きっぽいというのか、何年か単位で、スパッと切ってしまってさ。
すぐに一からやり直して、セ、ですよ。もうねぇそのあたりいっぱい
使い捨てられた中途半端な「セ」だらけだから。 まぁそういうことで、
長く継続して、一つのことを何十年とか、百年単位で取り組む、っていうのは
あまり聞いたことがないなぁ。日本だったらさ、老舗っていうと何百年とか
続く、っていう店だってあるけど、伝統なんて一応は言うけど、李朝時代から
続く名店なんてさ、正直聞かないもんね。
韓国の人は新しいもの好き。変わるの大好き。だから
引越しだって大好き。もうしょっちゅう転居しまくり。
俺は、ソウルにいた数年の間、ずっと同じ東大門区の回基洞の下宿にいたんだけど
周囲の韓国人の友達は、みんなそのことについてびっくりしてた。
どうしてそこにずっといるの? とか。 もっと別なところ引っ越してごらんよ。
楽しいから、って。韓国の友達は、俺が最初に知り合ったときから数年の間に、
見事に全員、家をどこかにかわっていた。
もうねぇ俺なんかから見たら、連中にとって引越しっていう行為は、
エンターテイメントとか、趣味のレベルのことかな、って思ったりした。
引越しが趣味。

話を元に戻す。
ローマ字のつづり方の規則って、まぁこれくらい変わってたからさ、
俺たち韓国人の同僚ともいつも言ってたもん。
「ふん。どうせ、またすぐ変わるぞ。ケンチャナァ(気にすんな)」って。(笑)


東大門運動場はかつて日本が統治してたときの京城運動場(京城グラウンド)
にはじまる古い競技場だった。地下鉄の駅もある。
「トンデムン ウンドンジャンヨク」 楽しげな発音でしょ。(笑) 撥音(ん)が多いから
どうしたって楽しげな発音になる。
地下鉄に乗っててさ、次がこの「東大門運動場」になると、
思わず心の中で「来るぞ、来るぞ、」って思ってた。で、車内案内の女性のアナウンスが
「次の停車駅は トンデムンウンドンジャン駅です、降り口は右側です、」なんて
言ったら、キター、って思ったりして。(アホだね。まったく。笑)

「トンデムン ウンドンジャン」。
ソウルの市内にあって、交通の便利も良かったし、運動場、っていうことで
近くには、。○イキ、○ディダス、○ーマ、それぞれのショップがかたまってあってね
俺もスニーカーを買うときなんか、よくここに行ったりした。
ここだと正規の販売ショップだから、ニセモノ、をつかまされる、っていうことがなかったし。
ホラ、韓国っていうのは、このニセモノっていうのが多くってね。気をつけないと、折角お金払って
ニセモノだった、って言われて税関なんかで没収されたりしたら、泣くに泣けないもん。

確かに○イキとか○ディダスのスニーカーで売れ筋なものは、ペックヮジョム(百貨店)
に行ったってありはした。だけどね、こういうショップだと、ショップの人と仲良く
なって個人的な知り合い関係になると、「アジョシ、カッカヘジュッセヨ。」(おじさん負けてよ)
なんて言えた。で、バーゲンの時の見切り品なんかで、それを言うと、もう、最初
売ってた定価の1割まで下げて売ってくれたりしたこともあった。10万ウォンのスニーカー
が1万ウォン(当時のレートで1000円) デパートじゃ、こうは行きませんって。
(でもロッテの本店で、アジュモニに言って安くしてもらったことあったけど。笑)
そのとき思わず俺、聞いたもの。「アジョシ、このスニーカーって、仕入れの値段って
いくらなんですか? 」って。そうしたらさ、しれっとした顔して「ピミルエヨ」(秘密だよ。)
だって。まぁいいけど。企業秘密ね。


実は東大門運動場は、すでに何年か前から、以前の難波の大阪球場みたいなことに
なってたの。外観は残ってたんだけど、中の施設はもう何もしなくなってて、
何と駐車場になったりしてた。
近くに何と言っても、東大門市場があるからね。そこの駐車場。
だけど、とうとう全部なくして、再開発してビルが建てられることになったんだそうな。
きっと何年か経ったら、もうさっぱり前のイメージでは
つかめないような街になっているんだろうね。
久しぶりに東大門運動場、っていうことを聞いて
そんなことを思い出したりした。


夕べは体調があまりよくなかったこともあって、ボーッとしながら
久しぶりに韓国映画の「王の男」を見てた。
用事をしながら、李準基氏の美しいお顔をちらちらと見ながら、
セクシーなお声も聴いて、自分の韓国語が錆付いていないか、チェックも
ついでに。やっぱり日常遣わないと錆びてしまって復旧がしんどくなるもの。
時々こうやってチェックもしないとね。(笑) 復習復習。


それから、おしらせ。
いつもお邪魔しては、コメントを残させてもらっていたブログを
右下のところに入れました。リンクのことですが、
俺の場合、やっぱり伺わせていただいて、
考えとか、話の内容を読ませてもらって、いいなぁ、と思ったら
お願いする、ことにしたいなぁ、って考えています。
これはサイトの時からずっと一貫した俺の考え方です。
この簡単に結びつくネットの世界で、、と思われるかもしれません。
けれど、やはり、そうしたことはゆるがせにできないヤツなので。
どうかご寛恕の程を。


(今日聴いた音楽 ソウル賛歌 パティ金 歌 1992年盤
 もう元気はつらつな歌ですね。あまりに元気はつらつなので、正式な
 ソウル特別市の歌になってしまいました。 聴いていて、歌詞の中に
 あるんだーうん そうるえそうる (美しいソウルよソウル)というのがあるのだけど
 そこで、ウソつけ、ゴミだらけじゃねえかよ。 と、いつもつっこみを入れる謙介
 なのでございます。)

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はんとうもんだい」カテゴリの記事

Comments

 
コチラこそ毎度お邪魔しています。謙介さんの語りクチには、いつも美意識と人へのコダワリを感じます。想像力のある優しいヒトだなと思います。
あと食べ物の描写が、いつもオイシソウで魅せられますw

Posted by: 黒須 | 07. 07. 07 at 오후 4:10

----黒須さん
まずお詫びをしなくてはいけません。実は黒須さんのブログ、前からお気に入りに入れていたのですが、「このお気に入りを表示する」というところにチェックを入れるのを見落としていたために、表示が反映されず、今になってしまう、なんてことになりました。すみません。こういうブログの設定とかに、疎いやつなもので。それから、食べ物の描写ですか。多分基本的に食い意地がはっている人間だから、かもしれません。(笑) 仕事場所変わられるとのこと、リセットだー、っていう感じで、いいですね。俺はいつも添えられている「写真」を楽しみにしています。

Posted by: 謙介 | 07. 07. 07 at 오후 10:33

東大門運動場、なくなってしまうんですね。知りませんでした。東大門運動場駅、僕も何度か利用しましたよ。

一年半前に前の職場の方々とソウルに行ったのですが、、ここ数年で、雰囲気も随分と変わったように感じました。変わるのは当たり前なんだけど、自分の足で何度も歩いた街ですし、好きだった雰囲気が消えていくのは寂しいものがありますね。

そうそう。リンクの件、どうもありがとうございます。これからも、よろしくお願いします。

Posted by: rhino | 07. 07. 07 at 오후 11:50

日本に住んでる韓国の友達が、昔、「お嬢様」の
発音がむずかしいらしく
「おぞうさま」になってたのは、韓国語の発音とかに
あるのかな…?
この友達、「お嬢様」が「おぞうさま」になって可愛くて
何度も言ってみてって言わせた事あるんです。笑。
そんな事思い出しました。
わ、また韓国旅行行きたくなりました。東大門の市場また行きたい。大きな運動場なくなxちゃうんですね…。

Posted by: holly | 07. 07. 08 at 오후 4:56

----rhinoさん
リンク、どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
東大門運動場、施設が全体に相当老朽化がきてたのと、陸上のトラックの水はけが悪くて、施設としてはずいぶん問題があって、実際に競技する選手サイドからは何とかしてくれ、っていう文句がすごく出てたそうなんですよ。だけど、旧市内の端だし、何と言ってもアクセスがいいじゃないですか。それで、種々検討はされたのだけど、代替の競技場の目処もついた、ということで、正式に(?)壊されることになったみたいです。俺にとっても、よくこの辺まで遊びに出てたし、東大門には買い物に来てたので、懐かしい界隈なんですが、また、新しいソウルにここもなっていくようです。

Posted by: 謙介 | 07. 07. 08 at 오후 5:54

----holly くん
おぞうさま、確かにそうだと思います。「チョ」っていう発音はあるんですけどね。「じょう」って伸ばすのって、やっぱり韓国の人には言いにくい気がします。東大門の市場の近くに国立の医療院がある関係で
この市場の周辺って、結構薬屋さんも多かったです。もうあちこちに「薬」ってハングルで書いた看板がかかってたり、怪しげな煎じ薬の匂いがしてきたり、って結構見てておもしろかったんです。だけど、薬局のアジョシ(おじさん)みんなすごくヒマそうにしてたんですよ。商売成り立ってる? っていう感じで。
俺のいた数年の間でさえ、ソウルはびっくりするくらい変わりました。もう何年も行ってないから、きっと浦島太郎みたいなことになってるんじゃないか、って俺も思います。そうです、そうです。行きたくなっちゃいましたね。(笑)

Posted by: 謙介 | 07. 07. 08 at 오후 6:03

 「タウム ヨグン トンデムンウンドンジャン_ヨギムニダ。ネリシヌン ブヌン ウェンチョ_ギムニダ」・・・って,微妙なところにスペースが入る地下鉄アナウンスが微笑ましかったんですが,今でも同じなんですかねえ?(笑)
 西大門区に住んでたので,東大門まではあんまり行きませんでしたが(苦笑)

 もう8年以上行ってないから,浦島太郎状態になってるような気がします・・・

>ウソつけ、ゴミだらけじゃねえかよ。

 その分,勤勉なお掃除アジョシが・・・(笑)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 07. 07. 08 at 오후 8:14

----Ikuno Hiroshiさん
アヤァ、イクノヒロシシィ、オレガンマンニエヨォ。
(笑) お元気ですか? 謙介は毎日の楽しみが奪われてしまって、、。地下鉄の案内のアガシの文章、思わず一緒に声に出して読んでしまいましたよ。それとともにあの電車接近のびろびろびろびろっていう電子音とかも思い出しました。(笑) 下宿してたときに、何か東大門区というのか、回基洞だけというのか地区の一斉清掃みたいなイベントがあったんですよ。俺、下宿のアジュンマと一緒に出てやってたら、向うから来た、アジョシがいきなりノドを鳴らしたかと思うと道路に、、ペッと。ホンマ腹立ちましたね。 あ、そういえば、この下宿のアジョシ、黄緑色のセマウル運動の帽子をかぶってどこにでも行ってました。
アジョシは、Ikunoさんの言葉に出てきたような、とても勤勉で几帳面な人でした。

Posted by: 謙介 | 07. 07. 08 at 오후 9:06

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