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07. 06. 05

「お疲れ度」の調査

Otsukare


栄養士の友達が昼休みにやってきて
「ねぇ、ちょっと調査にご協力してくれませんでしょうか?」とのこと。

な、なんなんだ。最初は「ねぇ」って、いつも通りぞんざいで、
最後だけ若干ていねいめに、取ってつけたように「ませんでしょうか?」って。(笑)

「いいけど、何の?」って聞くと
「お疲れ度なのさ。」とのこと。

「あーそんなの簡単簡単。謙介ったら、常時お疲れ度最大だもん。」
「そんなのじゃダメなんだよぉ。ちゃんとした調査なんだから。」とのこと。
「え? ちゃんとした調査?」
「で、ご協力、オッケーでございますか? だめ? 」
なんだよー、もう、言葉ていねいなんだか、いつものぞんざいなんだかわかんない。

「でも、なんで俺が調査の被験者なの?」
「ホントはね。35から50歳までの、既婚者なんだよ。」
「キコンシャ?」
「だけど、同年齢の比較データだっているから、シングルの人も調査する必要が
できてさ。」
「ふーん。要するおいらは、データ比較のダシなわけね。」(笑)
「いやまぁ。」
あんまり言うのもなんだからこの辺でお引き受けすることに。

「いいよいいよ。日ごろのお付き合いに感謝してお引き受けさせていただきます。はい。」
「じゃあね、このご協力確認書を読んでサインして。」
ひええええ。
出してきた紙を見ると、ホラ、よくウェブ上でソフトをインストゥールするときとか
買い物をするときなんかに出てくる、「許諾書」ってあるよね?

この記入を通して得られた個人情報は他のものには一切流用使用はいたしません、
だの、この無料ソフトを加工してほかのものに援用使用せぬように、、
そんなことやったら、法的な処置を取るからな、覚悟しておけよ コラ と言った
許諾書、っていうふうなもので。
あんな感じで、もうずらずらと文字が山ほど書かれてる書類を渡される。
「はい。これ読んでオッケーだったら、ここにサインして。」

「字がたくさん書いてあるねぇ。」
「ちゃんと読め。」
「ひええええこわーい。」
「分かりましたか?」
「分かりました。」(思わず言うとおりに復唱してしまう。)
「じゃあ、ここにサインして。」

で、彼は大き目の書類封筒の中から、問題用紙とか回答用の
マークシートの用紙を出してくる。(上の写真がそう)
「謙介のID番号は1233ですからね。ここに1233、と書いて。
それでね、ほらここに質問があるでしょ。この質問を
自分の中で7段階に分けて、回答してもらうんだ。1がまったく当てはまらない、
で2、3、4、、と7に近づくにつれて非常によく当てはまる、ということになってる。
それで当てはまりそう、っていう数字を、塗りつぶしてもらう、ということ。
いい?」
「了解了解。」
「じゃあ、あさっての昼に回収しに来るから、それまでにしておいて。」
そう言って彼は帰っていった。
そんなもの、すぐします、って。

早速ID番号を記入して取り掛かる。

まず 1 前日の疲れが取れない。
うーん。すっきり取れている日、っていうのもあるしぃ、
全然取れていなくて、どよーん、とした日もあるしぃ、、。
でも解答欄は1から7までの数字しかない。
えーっと、うーんと、全然とれない日もあるから、間を取って4くらいに
しておこう。

つぎに2 欲しいものが目の前にあるのに、見過ごしてしまう。
これって、疲れているから見過ごすんだろうか。
あ、でも注意力が散漫になっているのは、そうか。疲労の蓄積
っていうのもあるだろうな。でも、俺の場合天然だって入ってるしなぁ。
これも4くらいにしておこうっと。

3根気が続かない
あ、もうこれは7。もう以前みたいに分厚い本なんか集中して読めないもん。
字の練習だって、学生の頃は、一気に半日くらいずーっと字を書いてたのに、
今は、30分やってはコーヒーを飲み、休憩。30分やっては、ちょっと昼寝。(こらこら)

4過去に犯した失敗や嫌な経験を思い出して、暗い気持ちになることがよくある
え? こういうことない人っているのかな。俺なんかしょっちゅうさ。もう
そんな叫んで逃げ去りたいようなことを思い出しては、あーって思うことなんて、、ははは。
(このブログを読んでくださっている皆さんだって、そんなこと、きっとありますよね。ね。)

5ちょっと仕事をしただけでも疲れる
嫌な仕事は、ほんの1分しても疲れるけど、好きな仕事は結構続けられます、が。(笑)

6ボーっとしていて人にぶつかる
ぶつかることはないなぁ。携帯電話で会話中の人にぶつかってこられることは最近
よくあるんだけど。(ぶつかってきておいて、こっちを睨むんです。すごく恐いです。)

以下そんな質問が50問。(計56問)
割とすっ、と思ったまま、度合いの番号を振ったので、そう時間がかからずに
回答終了。


質問内容にないような背景まで、ついあれこれ考えてしまって、
この回答をすることも、結構疲れました。(笑)


今日は世界環境デーだそうな。
夕方、仕事場でちょっとその話。
「ほら、ちょっと前にゴアの本話題になってたよねー。」
「ああ。不都合な真実、  でしょ。」
「あの本、見てたら、腹がたってこない?」
「どうしてよ?」
「俺、あの本全部読んでムカムカしたけどね。だってさ、そもそもが
自動車の大量生産っていうのをしはじめたのってアメリカでしょうに?
大量生産、大量消費、すばらしい、って言ってジャンジャン工場で製品
作って売り出して買え買え買え、ってよその国に迫っておいてさ。
今も迫ってて、そんなふうにじゃんっじゃん資源の大量消費をした結果、
それで、こーんなになりました。って、自然破壊の写真見せられてさ。」
「一体誰が原因作ったか? って? 」
「そうそう。写真写して、こんなになった、って言って回るんだったら、さっさと
京都議定書をちゃんと受けてさ、自分の足元を何とかしろよ、って思うの。」
「あの国ってさ、自分ができてないことは棚に上げておいて、そのくせ他の人に
オマエはできてないできてない、どうするんだどうするんだ、って
迫ってくるところあるよねー。」
「まず自分の足元から、何とかしろよー、って思うけど。」
「そうだよねー。まったく。」


(今日聴いた音楽 芥川也寸志作曲・指揮 絃楽のための三楽章
 演奏 新交響楽団 1986年 東京文化会館における録音
 そういえば芥川さんの二回目の奥さんが、女優の草笛美子さん
 でしたね。これを書きながら、思い出しました。)

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