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07. 06. 29

吉祥天女

謙介が「吉祥天女」って書くとさ、仏像の話じゃないの? って
いうご質問が来そうなのだけど(笑 だけど、絶対
そう思ったでしょ。吉祥悔過会とか。)
今日は仏教関係じゃなくて、コミックのほうの話。

吉田秋生さんの「吉祥天女」が映画化された、とのこと。
明日公開、ってさっきニュースで見た。

そういえば、吉田さん、今年で漫画家でデビューして30周年だね。
30年ずっと描いてきて、出す作品出す作品、それぞれに
魅力があって、、一定の水準は維持してて、って、本当にすごいことだ、って思う。

俺、最初に吉田さんの作品見たのって、
プチフラワーっていう雑誌に単独掲載されてた
「最後の夏」っていう作品だった。
高校の野球少年の話。
何で惹かれたか、っていうと、やっぱり絵だった。
プチフラワーって少女マンガの雑誌だったんだけど
(姉のところにあったので、持ってきて暇のつれづれに見ていた)
最初、吉田さんの絵を見たときに、あ、この絵いいなぁ、
って思った。そこに登場してきた人は、足が異様に長くもなく
お目目ぱっちり、ということもなく、ごく普通の高校生の姿だった。


吉田さんは美大に行って、きちんとデッサンを勉強した人だった
っていうことは後から知ったけど、あ、だから身体がちゃんと描けて
いるのか、ということを思った。
それから絵を見てて、大友克洋に少し影響受けたかな、っていうこととか。


最後の夏、で、「よしだあきみ」を知った俺は、吉田さんの描いた
作品を全部読んでいった。ごく初期の楽園シリーズもなかなかよかったなぁ。
「楽園のこちらがわ」「楽園のまん中で」「はるかなる天使たちの群れ」
「夢見る頃をすぎても」 それから「川よりも長くゆるやかに」の
トシくんと深雪ちゃんも好きだった。
吉田さんの作品って、最近では
「バナナフィッシュ」とか「夜叉」といった作品で語られることが
おおいけれども、こんな初期の作品も好きだなぁ。


今回映画化になった吉祥天女ももちろんリアルタイムで読んだ。
だけどこの作品だって、えらく前の作品だよ。
ラヴァーズキスどころの話じゃなくて
もっと前。

掲載は、別冊少女コミックだったかな。
この作品は小学館の漫画賞をとった、って作品連載中に
にぎにぎしく書いてあったけど、
俺は吉田さんの作品の中では、あんまり好きな作品じゃない。
だってもう「救い」っていうものが、ほとんどないんだもの。
読んでて、ちょっとしんどいなぁ、と思ったりした。


さて、ちょっと前にテレビのドラマになってて、
今度は、映画、っていうことだね。

監督は前のラヴァーズ・キスの時と同じ及川さんか。
今度のはどうなんだろう。
前のラヴァーズキスの時は、もう完全にミスキャストだった、って思う。
配役が悪かった。

主人公の男の子を、成○くんがやったんだけど、
ちょっと彼では原作の作品の雰囲気とは全然違っていたんじゃないかな。
あの作品も描かれたのはずっと前で、
たぶん、吉田さんは主人公に○ムタクを投影して描いてた、と思う。
○ムタクの雰囲気と成○くんの持つ雰囲気では違うもの。
それから女の子のほうも、平山あ○だし、、。
いや、ウォーターボーイズのときの妻夫○くんのガールフレンドの役は
あれでよかった、って思うんだけどさ。

だけど、鎌倉の老舗旅館の(一応)お嬢様の役は、ちょっとなぁ、、彼女には
合わないな、って思った。

今度はそういうミスキャストじゃないのかな?
まぁそれは実際に見てみてからのことだけど。
どうも上映は俺の住む街はちょっと後のことのようだ。
また機会を作って見に行きたいな、と思っている。
楽しみのようでいて、ちょっとどうかな、というところもあって。
なんだかんだといいつつ結局見にはいくんだけど。

ということで、今日の写真は 以前に吉田さんに書いていただいたサイン。(笑)
実は名前のところ隠してあるのだけど、
「○○○○くん江」という、俺の名前もちゃんと入れてもらっています。

Yoshidasan


(今日聴いた音楽 カーペンターズ 歌 Rainy Days And Mondays
 邦題 雨の日と月曜日は 1977年盤  不思議と毎年今頃になると
 聴きたくなる曲です。)

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おげいじゅつ」カテゴリの記事

Comments

吉田秋生さん。
僕も大好きでした。特に(っていうかこの二つしか知らないのですが・・・)「吉祥天女」と「川よりも長くゆるやかに」。ですので、今回の謙介さんの日記にこの二冊が登場してびっくりしています。それに何より、吉田秋生さんのサインまで出て来るとは!「おぉ~~~」って声が出てしまいました。(笑)そですか、吉祥天女が映画になるんですね。見たいような、いや、やっぱり見たくはないような、非常に難しいところです。

Posted by: b-minor | 07. 06. 30 at 오후 8:25

-----b-minorさん
あ、それからですね、このエントリーを書いてから、そうだ、「カリフォルニア物語」あった、と思いました。この作品も好きです。(笑) 吉田さんのサイン、もうずいぶん前に、神田は神保町の○省堂書店でサイン会があって、そのときに書いていただきました。吉祥天女は、俺、映像にするのが難しい作品だと思うんですが、実際見なくちゃわかんないですけど、うーん、うーん、と俺もb-minorさんと同じくちょっと今から複雑な感じがしています。

Posted by: 謙介 | 07. 06. 30 at 오후 11:00

こんばんは。
俺も吉田作品はイロイロと持ってますよ。
高校生のころから、古本屋でかなり集めましたから。
俺は「桜の園」も好きでした。あの女子校独特の雰囲気が。確か映画化されてましたよね。
最近出た新刊「蝉時雨のやむ頃」はもう読まれしたか?
これがまた「BANANAFISH」や「夜叉」のようなハードボイルドな感じはないけれど、地味にじんわりするいい話でわくわくして読んでたりします。
「BANANAFISH」はハリウッドで映画化なんて噂をちらっと聞いたきり、その後は何も話がないところを見ると、ダメだったんでしょか?
関係ないけど、ドラゴンボールもルパン三世もエヴァンゲリオンもハリウッドで…なんて噂もありましたけど。。。どうなったんでしょかね?

Posted by: タクト | 07. 07. 03 at 오전 12:14

----タクトくん
こんにちは。お久しぶりです。お元気ですか?
「桜の園」、吉田さんの原作の方が好きでした。万葉集の歌だってキーワードで出てくるし。(笑)「蝉時雨のやむ頃」は今、本屋さんに注文しているところです。もうまもなく届けてくれることになっています。お話を聞いて、余計に楽しみになりました。ハリウッドって、多分ネタ切れなんじゃないですかね。前に流行った作品のパート2とか3とか、他の国の映画、例えば日本の「Shall We Dance?」とか韓国の「イルマーレ」とかよその国で一度映画化したものをもう一度リメイクなんてことしてお茶を濁してる、としか思えません。うーん、映画化の話があっても、実際、興行的にいろいろ精査したら、そう売れるものでもない、ということになったのでしょうかね。こういうのはよくある話ではありますが、映画化して、実際スクリーンで見たら、なんてつい考えてしまいますよね。

Posted by: 謙介 | 07. 07. 03 at 오후 8:32

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