ものの値打ちが分かんない奴
今日の写真、一体何だ? このずらずらとならんだ卵は、とご質問が来そうだね。(笑)
よく見てもらったら、中央奥の立ってる卵だけ、一回り大きいのが分かってもらえるかな。
その立ってる卵が実は普通のニワトリの卵。スーパーなんかで売ってる普通の奴。
それが大きく見える、ということだから、それ以外の卵は、普通のニワトリの卵より
みんな一回り小さい、っていうことなんだ。
(うずらの卵よりは大きいけどね。うーんピンポン玉くらい。)
じゃあ何の卵か、っていうとニワトリの仲間ではあるんだけど、
烏骨鶏(ウコッケイ)っていう種類のニワトリの卵。
この鶏はね、羽の色は白いの。だけど、肉や骨は黒い。
だから烏(カラス)のような黒色の肉や骨をしたニワトリで、烏骨鶏
って呼ばれてる。
この烏骨鶏、中国では霊鳥っていうことになってる。
それから元々がニワトリの仲間だから、卵だって食べられるんだけど
普通のニワトリのように卵をいっぱい産まない。 産む周期って
10日に1個くらい。だから卵を産む数がものすごく少ない。
で、そのせいかどうかはわかんないんだけど、
卵の味はすごく濃厚で滋養分に富む、っていうことになっている。
不老不死の妙薬、っていう話さえある、ということも聞いた。
(ホントかよ。笑)
ちなみに栄養士の友達に、「普通のニワトリの卵とこの烏骨鶏の卵とで
栄養学的に大きな違いってあるの? たとえば烏骨鶏の卵のほうが
何か特別な成分がある、とか言うことがあるの? 」って聞いたら、
「そんなもの、同じよ。別に烏骨鶏の卵だから栄養成分が優れてて、
普通のニワトリだから、、栄養が少ない、なんてことはない。」
って断言してた。栄養学的に見て、普通の卵と同じなんだそうな。
うちでは、オヤジが家から離れた別のところで烏骨鶏とか普通の
ニワトリとかを何羽か飼っているので
その烏骨鶏の卵がそのまま食卓に上る。なので、その卵が
上の写真のようにある、ということになっている。
自分ちで飼育してる鶏が
産んだものなの。
だから、ほら見てよ。市販されてるものなら
もうちょっとパッケージとか考えるだろうけど、
もう台所をごそごそと見たら適当にあった、パッケージの中に
とりあえず入れました、っていう感じでしょ。(笑)
自家製の卵って言うと、新鮮でいいじゃない、っておっしゃるかもしれませんが
結構処理が面倒くさい。
卵をまず台所の流しのところに持っていって、
たわしでそっと表面をこすって洗わないといけない。
洗うときも、周りにその水が飛び散らないように注意をして洗う。
だってさ、卵って、ニワトリの肛門からぼこっと出てくるんだもん。
ニワトリって、「うんこ」と「卵」って出てくる場所が一緒なんだよ。(笑) 知ってた?
(案外知らない人がいたりして、、笑)
だから卵の殻の表面には、ニワトリの糞がくっついていたりする。
それを除けておかないと、料理の時に黴菌が混入したりで不衛生でしょ?
だって殻の表面に茶色い汚れみたいなのがついてるがことあるから。
それをたわしで軽くこすって除ける。
それから、洗った卵を籠に入れて、しばらくの間テラスの陰で干して(笑)
表面を乾かす。それから冷蔵庫に入れて、、。という処理をしなくちゃ
なんない。
市販のパッケージに入ってる卵は、もちろんそういう処理はオートメーションで
されてて、処理の終わったものがパックに詰められて売られている。
だから卵のことで、殻の表面をたわしでこすったり、洗って干す、なんていう
作業なんて普通、家では、しないんじゃないだろうか。
いやまぁ、そんな作業がたまにある、っていうんだったら
結構珍しがってやってしまう、ってあるんだろうけど、
それが日常的にずっと続くとさ、結構面倒くさいんだよ。
「ハイ、卵。」って渡されて、、
「あーあ。また卵洗いしなきゃ。」って。
で、この烏骨鶏の卵ってさ、さっきも言ったように、一回り小さいから
洗いにくいの。
ああ、もう、、とか言いながら、それでも割ったらもったいないし、、、
洗ってる。
確かに産む個数は少ないけど、そんな卵ばっかり食べる、っていう生活でも
ないから、結構余ってくることがある。
そんなときは、「ようし、今日は親子丼だ!」とか「オムレツにしよ。」
って言って、卵を大量にぱーっと使えるメニュウにしてしまう。簡単簡単。
烏骨鶏の卵って、小さいから、普通のニワトリの卵より、1個か2個
多い目に使って、そういう料理を作る、、。
という話を職場でしたら、「謙介さん。烏骨鶏の卵をそんなふうにぞんざいに
使ってはもったいないのよ。」とパートのおばさんに注意されてしまった。
烏骨鶏の卵って、値打ちがあるんだよ、っていうことはどこかでは聞いていた。
だけど、どうせホラ、自分ちの鶏がぼこぼこ産んでくる卵だし、、っていうんで
オムレツとかもそうだけど、ハンバーグをこねるときなんかにも、
どんどん割って使ってたんだもん。
おばさんがそんなに驚いたみたいに言うから、じゃあ
一体烏骨鶏の卵って買ったら1個いくらくらいなんだろう、って思ってさっきネットで
見て、驚いた。
ネットで調べたら、安いところでも烏骨鶏の卵って1個が150円。
(ただしこれはサイトの人も「驚異的に安いお値段」での提供、ってあった。)
普通は500円とかしてるの。こんなピンポン玉程度の卵一個が
500円だって。
だから俺が3人前のオムレツに10個使った、
って言ったら、おばさん「そんなぞんざいな使い方して、、。」
って呆れられたんだ。
(すみません。ものの値打ちがイマイチわかってない奴なもので、、。)
だって冷蔵庫あけたら、そこに卵があったんだもん。(笑)
でいろいろと見てたら、その烏骨鶏の卵を使ったカステラとか
烏骨鶏の卵を酢卵にした健康食品とか、、いろいろとあるんだね。
ちょっとびっくりしてしまった。
え? 写真の卵、誰が食べるの? っていう質問が来そうだよね。
これは俺の仕事場の方の家で撮ったから、もう俺しか食べる人間はいない。
もちろんその前段階としてパートのおばちゃんにも差し上げてるから、これは残りの卵。
(ちゃんと洗ってあるんだよ。だからてらてらと光ってるでしょ。)
この卵を一人で消費しなくちゃ、、っていう至上命題があるので
たぶんまたメニューはオムレツとか、天津飯みたいに卵の数を消費できそうな
メニューになりそうな予定。
(懲りないやつだね。まったく。)
今日、仕事場に行って、朝一番にした仕事が終わって、次のことにかかろうと
したら、急にドーンっていう建物の揺れ。最初軽くミシミシミシ、、ってきて
いったん終わりかかった、と思ったら今度はドーンっていう大きな縦揺れ。
それから少しずつ落ち着いて、弱くなっていってやがて収まった。
後から気象庁のサイトで見たら、震度4だった、って。
収まってから、あわてて仕事場を回って確かめたけど、変わったことはなかった。
朝からちょっとびっくりしたことだった。
(今日聴いた音楽 ムソルグスキー作曲 展覧会の絵
ピアノ演奏 スヴャトスラフ・リヒテル 1958年モスクワ
における録音。 リヒテルさん、ピアノはヤマハです。
ゼーゲンドルファーやスタインウェイは使いませんでした。)
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Comments
いいんじゃないですか? どうせ値打ちなんて相対的なものだし,中身も栄養士さんによれば普通の卵と変わらないということだし(笑)
それより,こんなにたくさんの卵を食べてコレステロールや中性脂肪は・・・と,そっちの方が心配です(汗)
そういえば,沖縄でもこの間夜中に地震がありました。那覇は震度2だったもんで,うつらうつらしながら「あ゛〜揺れてるな〜」と(笑)
今までで経験した一番強い揺れは,広島で感じた阪神・淡路大震災の波及震でしたね
え。マンションの6階だったせいもあるでしょうが,書棚が前後に揺れて本が落ちそうになったので,必死に支えてました(汗)
ピアノによるキエフの大門に関しては,ホロヴィッツ爺さんが腕によりをかけた装飾過多版がツボにはまってしまうオキャマ心です(爆笑)
Posted by: Ikuno Hiroshi | 07. 04. 27 AM 12:15
----Ikuno Hiroshiさん
いまのところ、コレステロールは130くらいですし、中性脂肪も、少なすぎということなので、1日3食に卵を使った料理を食べても大丈夫みたいです。というのか、卵をたくさん食べたからコレステロール値が急上昇する、ということもないそうです。何か別の要因があって、、ということを詳しく教えてくれたのですが、理系の説明には向かない頭なので、説明は忘れて、結果の「卵をたくさん食べてもコレステロール値の上昇はあんまりない。」という結論だけ頭に残ってる、という状況です。(あかんわ。)
ホロビッツの、また機会があったら聴いてみますね。リヒテルのはまぁ質実剛健というか、がっちりと骨太の音の構成で、、それはそれであの人らしくていいなぁ、と思いました。
Posted by: 謙介 | 07. 04. 27 AM 5:52