« 国文学科なら、もうばっちりさ。 | Main | 2月26日 »

07. 02. 26

2学期の期末テストと大河ドラマ

金曜の晩、実家に帰ってきたら、近所のおばさんから電話。
体調はどう? っていうことになって。
すごくいい、っていうことではないんだけど、
低め安定、っていうところです。
で、おばさんちの息子が、目下2学期の期末テスト前なので
中一の息子さんの臨時家庭教師を頼めないかしらん、とのこと。

え?3学期じゃないの? って
ここでつっこみを入れた人はもう昔の人ですね。(笑)
今や小中は2学期制が多くなっているから、
3学期なんていうのは、消滅して
もうだんだんと過去のものになりつつある。
だから今は2学期の期末テスト中。

国語と社会がねぇ、、問題なのよ、、。とおばさん。
「国語なんてちょっと勉強しただけじゃあ、劇的な効果って出ないですよ。
本を読んで、日頃から自分が使える語彙を多くするとか
文章の前後を読み取る力っていうのを養っておかないと、
急にお勉強したから、って言ってもねぇ、、。」と正直に言う。
「日頃本を読んでます? 」
「全然なのよ、、、。 本なんか読むなんてかったるくて嫌、っていうの。」
(なら国語の勉強止めたら? って思ったけど。
文系理系、、向き、不向きがあるからねぇ、、だけどそれ以前に義務教育だから、
国語しません、なんて言ってられないしねぇ。それに、国語だから
やっぱり基本は知っておいたほうがいいだろうし、、。)

と、思い直して、ちょっと来てもらって、少し見ることに。
で、最近の中学の国語の教科書っていうのを見る。
テスト範囲を見たら、「辻仁成」の文章なんか出てる。
最近じゃ辻仁成の文章なんかが教科書に載るんだねぇ、、。
ちょっと驚く。ぺらぺらと教科書をめくって、その文章のところへ。

作者、ツジ・ヒトナリ って書いてある。へぇ、この人、
ツジ・ジンセイとばっかり思ってたら、ヒトナリって読むんだ。
と新たな発見。
ごめんね。俺、この人、中山美穂の旦那、っていうことしか
知らない。その前の奥さんは南果歩だったとか。 ふーん。
この人、こういう女優とか歌手っていうのが好みなんだ。、、、 
いかんいかん。おっさんは人格が下劣なせいか
どうもそういう方面の興味でしか教科書を見ていない。(笑)


小説の読み方のレッスンをにわかで教えても、ちょっと無理なので
歴史的かなづかいと文法と漢字問題に絞ってみる。
「ちがひたる」は「ちがいたる」ね。とか、「をかし」は「おかし」だよ。
というあたり。それから、自立語と付属語の違いなどを説明する。
「で、活用のある自立語を用言と言うんだよ。用言は三つあるの。
動詞と形容詞と形容動詞、、。」っていうようなあたり。
システマティックに覚えられるようなものに的を絞って教えておく。
文学的なことについての読解っていうのは、ていねいに時間をかけないと
無理だから、取り急ぎ点のとれそうなものに。
後は漢字。
新出漢字を書かせて辞書で意味を調べさせるんだけど、
辞書の引き方がすんごく遅くて、横でいてイライラした。(笑)
でもイライラする、遅い!って言ったら、絶対彼のトラウマになるだろうから
黙って気長に彼が言葉を見つけるのを待つ。
俺、中一のとき、って辞書引くのこんな感じだったのかなぁ、、とか。(笑)


で、分からない問題があったらどうしよう、
って彼が言うから、「そういうときはもう仕方がないから、
大河ドラマで行け。」という。
「大河ドラマって?」
「NHKで、フウリンカザン、今やってるでしょ? 日曜の晩。」
「見たことない。」
「まぁいいや。そのドラマの主人公がヤマモトカンスケって言うんだ。」
「ヤマモト、、カンスケですか? 」
「そうそう。ヤマモトカンスケを略してごらん。」
「ヤマモト、、カンスケ? ヤマ、、カン?」
「そうそう。ヤマモトカンスケを略してヤマカン、って言う言葉ができた
っていう説もあるんだよ。山師の勘っていう説もあるけど。」
「うそぉ。」
「うそ違うよ。」と俺は日本国語大辞典を持ってきて、ヤマモトカンスケの
ところをあけて彼に見せる。最後のところにヤマモトカンスケ→ヤマカン説
も出てる。
「ホントなんですね。」
「まぁホント、っていうのか、そういう説もありまっせ、ということね。ほら、ここに
山師の勘、っていうのもあるってあるでしょ。」
「山師ってなんですか? 」
「謙介みたいな奴のこと。」
「え? 」
「いやいや、、。」

まぁ、そんなこんなでおつとめ終了。
ヤマモトカンスケ→ヤマカン、彼はそれが気に入ったらしく
そればかり言って帰っていった。全部ヤマモトカンスケでも
困るけど、、(笑)
果たして試験本番はいかが相成ったことだろう。


さてさて日曜の晩 オヤジとオフクロはNHKの大河ドラマを見ている。
俺は、それをちらちらと見ながら、仕事場の街に移動する出発の
用意をする。
はじまって、15分くらいしたあたりで、大体いつも出発するので
どの大河ドラマも、ちゃんと見たことがない。

だけどさ、大河ドラマなんて、時代設定だけ、とりあえず
昔にした完璧な現代劇だもんね。
今回のテーマだって、言ってしまえば、「試行錯誤の後の就労」でしょうに? (笑)
まったくもって現代的なテーマ。

でも主役の○野聖陽、よくここに書き込みをくれる
yasuくんも言ってたけど、ずいぶんと顔が精悍になったよね。
それまではなんだか茫洋としてて、
イマイチ印象の残らない顔だったのに、、。
去年の紅白で見てびっくりした。
それまでは、まぁそれなりの顔ではあったけど、
全くもって印象に残らなかったのに、、。
紅白以来、顔が変わってたんで、ちょっとびっくり。

で、うちの両親は、この主人公が小汚い、小汚い、って言ってる。
だけど、そもそもヤマモトカンスケ、って小汚い、というより、見た人が恐い
って思うほどの人だったそうだから、小汚い、くらいで
止めているのも、ドラマだから、だろうね。


俺、この室町末期というのか、安土桃山のあたりの歴史ってあんまり詳しくはないし、
ヤマモトカンスケ、って言ったら、俺、「ヤマカン」の語源になった人、
くらいの印象しかないんだけど。
ちなみに姉はGacktが出るまで見ない、と申しております。
とまた関係のないところへ話が、、(笑)

(今日聴いた音楽 アンジェラ・アキ This Love  2006
「えっとぶりやーねぇ あんじぇらさん。 きょうはあんじぇらさんの
うたをきっきょんじょ。」 と、徳島弁で言ってみる。 ちなみに
方言の上に旧国名をつけて、阿波弁とかいう人がいるけど
これは明らかな間違い。じゃあ、浪速弁って言う? 言わないよね。
摂津弁だって言わない。神戸弁でしょ。 
方言の場合は、都市名+弁が正しい言い方。 だって方言の通じる
地域は狭いから、旧国名なんて広い地域で言うと、正確じゃないからね。
案外この間違いを平気でやってる人が多いんだ。
で、あんじぇらさんは濃厚な徳島弁。何たって板野町やし。 笑)

|

« 国文学科なら、もうばっちりさ。 | Main | 2月26日 »

おげいじゅつ」カテゴリの記事

Comments

母はよく「江州弁ではそんなんいわへん」などど喋っているので、
江州弁は正しい表現だと思っていました。
若い人で滋賀弁って言う人もいるんですが、聞きなれていない
せいもあって、変な感じがします。

Posted by: yasu | 07. 02. 26 at 오후 10:54

----yasuくん
 その辺がひょっとしたら学術的な言い方と一般的な言い方の
違いかもしれないですね。例えば、五個荘のあたりの言葉と、
長浜の辺の言葉ってどうですか? あんまり違いないですか?
三重なんかでも伊勢弁ってまとめられそうですが、その実、
四日市あたりの北勢と南の尾鷲では言葉が違ってる、
っていうことがあります。ですから学問的な分類と
一般的な通称の違い、っていうことでしょうかね。
 話は変わって、、風林火山の○野さん、えらい精悍な顔つき
ですよね。俺もそう思いました。

Posted by: 謙介 | 07. 02. 26 at 오후 11:26

五個荘は盆地なんで、他とは違う雰囲気があります。「近江商人が活躍し、江戸に多く出店してた頃は商家の標準語が近江弁だった」って書いてあるサイトもありました。湖東の近江八幡と湖西の高島とでは違うし、湖北の余呉と湖南と草津とも違います。やはり、湖や山で地理が分断されると、言葉や文化が違ってくるんでしょうね。
○野さん、朝ドラの頃とは随分変わりましたよね。先日、「午後の遺言状」を観ていたら、杉村春子の運転手を勤める若手劇団員の役で出ていました。

Posted by: yasu | 07. 02. 27 at 오후 11:23

-----yasuくん
 そうですね。やっぱり地理的な条件とか、気候によっても
言葉って変わってきますよね。ホラ、寒いところの人はあまり口を
あけて話さないから、発音がわかりにくくなるとか。
 近江の国は、地形によっていろいろな表情があるから、
その場所その場所で、少しずつではあるけど、やっぱり発音とか
言い回しって違ってくるんだろう、って思います。それと、ホラ
やっぱり東海道が走っていますよね。人が動く、っていう
ことで、これも案外ひとつの条件かもしれないようにも
思います。
 話は変わって、ホント、去年の紅白で見て、俺も○野さんには、
驚きました。ホントびっくりでしたよね。(笑)

Posted by: 謙介 | 07. 02. 28 at 오후 1:41

 そう言えば,僕が住んでる那覇市内でも,昔は城下の首里と港の泊では言葉が全然違っていたそうです。3kmも離れていないのに・・・(-_-;)
 まあ,武家言葉と町人言葉の違いみたいな感じなのかもしれませんが,市内の他の地域との間でも違いがあったと聞いています。
 昔は,ほんとに狭い地域でしか動きがなかったんですねえ・・・(@o@;)

Posted by: Ikuno Hiroshi | 07. 03. 01 at 오전 8:49

----Ikuno Hiroshi さま
 それでいくと、俺、実際に確認はしてないですけど、
福岡市も、町人のいた博多と武士のいた福岡ではやっぱり
微妙に違うかもしれませんね。
 それだけ身分制度がはっきりとあって、その階級だけの言葉
っていうのが維持される社会だった、っていうこともりますよね。
 そういえば、学生のときに国語学で、沖縄方言は日本語から
縄文時代に枝分かれしたんだ、と習ったんですが、
そんな文字もない時代のこと、一体どうやって縄文時代、って
確認したんや? と 思いました、ってか、今も思っています。
 分からないことは質問したらよさそうなのに、当時は
「縄文時代かぁ、、すごいなぁ。」で済ませていたように思います。
後になって、うーん、と思い返して聞いたらよかった、、なんて。(笑)

 

Posted by: 謙介 | 07. 03. 01 at 오후 1:32

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91870/14011584

Listed below are links to weblogs that reference 2学期の期末テストと大河ドラマ:

« 国文学科なら、もうばっちりさ。 | Main | 2月26日 »