柿
さて、ここで問題です。
柿はおフランス語ではなんと言うでしょう。
「kaki」
それではドイツ語では?
「kaki」
俺が中学の時にオヤジがたまに
「味は大和のつるし柿」なとど言っていたのは
一体どういう意味であったか。
コホン。
大家さんにもらった柿をいただく。
赤みがかったオレンジ色を見ていると何だか
気持ちがホッとする。柿の語源が「あかき」から来たと
いう説があるのも納得できるように思える。
夕陽の色。秋の終わりの里山の黒とか茶色という地味な
色の中で柿のこのあかいいろはひときわ目立つ。
このあかさで鳥を「おびき寄せて」身をついばんでもらって
種を遠くに運んでもらおうとした、とずいぶん前に植物の
本で読んだけど、本当に見れば注意をこちらに向かせる
目に飛び込んでくるような鮮やかな色だ、と手の中の柿を見てそう思う。
でも
柿、ってもう大昔からあるからちっとも珍しくはないし、
皮は包丁でむかなきゃならないし、
熟すにつれて食感がべちょっとしてくるのもあって
全然人気がない。 俺も正直買ってまで積極的に食べよう
なんて思ってもいなかったんだけど。たまたま実家に
戻ってて、食後にオフクロが出してくれたら、拒否は
しない程度、というものだったのに。なのになのに。
先々週だったか不意に柿が食べたくなったのですよ。
何の前触れもなく。
身体全体が柿が欲しい! って言い出して。
柿を欲する生理。
そう思ってたら大家さんをはじめ諸所方々から柿をいただく
ことと相成り、感謝感激、、、、
だったのだけど。約一名食べ物をたべるときにご許可
をもらわないといけない人間がおりまして。
診察のときに主治医に聞いてみた。
主治医は、くだものは生だからねぇ、、。とやや難色を
示されたのだけど。まぁ少しならいいでしょう、という
ことで、主治医の嫌々の許可もとりつけ
めでたく柿をむさぼり食べている毎日なのでございます。
甘くて、おいし。
徳島では最近干し柿の新しい食べ方が開発されたのだそうな。
干し柿を2,3個ビニール袋に入れ、中にシャンパンを少し
入れて堅く口をしばっておくんだとか。そうして2,3日
経ってから柿を取り出してスライスして食べると美味と
あった、というもの。
これからのパーティシーズン、飲み残しのシャンパンなんか
ありそうだから、試してみるのもおもしろいかも。
あ、その前に干し柿を入手しないといけませんけどね。(笑)
(今日聴いた音楽 Point of No Return 歌CHEMISTRY
アルバム Between the Lines から)
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Comments
虹を架ける王妃〜朝鮮王朝最後の皇太子と方
子妃の物語〜」のtv見ましたよ〜〜。ちょと泣きました。あはは、(-_^:)
昌徳宮でロケしてましたね。凄い心の格闘やご苦労がおありだったんでしょうね…いろんな事考えました。
柿、美味しそうですね。
関係ないけど、僕の祖母、カーキ色と柿色、かきいろって昔話してて、
カーキ色ではなくて柿色の「ど.だいだい」の鞄がバック屋で出てきた、幼い頃の思い出がよみがえりました。笑。
干し柿とシャンパンって合うんですか、知らなかった…。
Posted by: holly | 06. 11. 25 AM 12:39
昌徳宮、ということは、実際そのまま、ということだった、
というわけですね。現実もそうでしたし。
李王家に嫁ぐ、ということも大変なことだったでしょうし、
戦後の生活のご苦労も大変だった、と思います。
久しぶりに本田節子さんの書いた方子さんの本、
引っぱりだしてきて夕べは読みました。
柿のシャンパン漬け、「柿シャンパーニュ」というんだそうです。
(そのまま、というかベタ、というか。)
徳島では今度地域の特産、で売り出すことにしたんだそうですよ。
柿、食べてはいるんですけど、何せ、薬の副作用で
食べたい、と思っても半個くらいしか食べられません。
けど、食べたい、って思って、皮をむいて食べています。(笑)
Posted by: 謙介 | 06. 11. 25 PM 2:53